• 291月

    M2TECHのフォノイコライザー(フォノアンプ)「NASH」が2/8に国内発売されるそうで。

    フォノイコとしてMM/MCに対応するだけではなく、ライン入力も2系統装備してプリアンプ的な要素も持たせてあります。
    ただやはり主体はフォノイコライザーでして、様々なイコライジングカーブに対応することで有名になったJoplinですが、あちらはADCを用いてデジタル領域でイコライジングカーブを実現していました。
    その点、こちらは標準的なRIAAにターゲットを絞り、その代わりにオールディスクリート構成、パッシブ型RIAAイコライザーというアナログ回路で具現化したものとなっています。
    お値段も200,000円(税抜)と現行のフォノイコライザーとしてはかなり意欲的な価格設定です。

    設定はとにかく細かくできて、バックパネルのツマミで入力抵抗は10~1kΩで可変にできますし、MCのゲインも3~30dBで可変可能です。
    ゲインについてはヘッドアンプからの出力が5mVになるように設定するようです。
    画面やリモコンからMCゲインを55dB、60dB、65dBから選ぶこともできるので、ヘッドアンプやフォノイコ部などのゲインの割り振りも追い込んでいけるようです。
    MMゲインも独立して設定できる仕様ではありますが、回路上はMM部が55dB、60dB、65dBの3択、MCヘッドアンプ部が前述の3〜30dB、それを合わせてMCトータルでは58〜95dBという形になっています。

    MMカートリッジも完全対応で、負荷抵抗を標準的な47kΩ、そして15kΩからチョイスできます。
    負荷容量も背面のディップスイッチで100pF、220pF、320pF、470pF、570pF、690pF、790pFと細かく設定できます。

    またこれらの設定を専用リモコン、そしてスマホアプリからBluetooth経由でセットアップできるところがM2TECHらしいですね。
    スマホアプリは現時点ではAndroidのみですが、iPhoneアプリも開発中とのこと。
    カートリッジを交換したり、ディスクごとにイコライジングカーブを選んだりするにはアプリが使えるのがやっぱり便利でしょう。

    肝心のフォノイコライザーの回路としては「オールディスクリート構成のパッシブ型RIAAイコライザー」とのことで、電源は標準では15VのACアダプタですが、外部電源用に別途、+15V/-15V/+5Vのものを接続できる形です。
    「VAN DER GRAAF MKII」という機種がその外部電源に当たるようですが、現時点では国内未発売とのことです。
    おそらく電源部も似たようなお値段なので致し方ない部分もありますけれども、グレードアップの道筋として用意されていたら選びやすいのかもしれませんね。

    Filed under: Audio
    2019/01/29 12:00 pm | M2TECH NASH はコメントを受け付けていません。

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