• 103月

    stereo 1月号付録だったアンプ「LXA-OT1」ですが、予想外に愛用しています。
    ハンダ付けが必要な改造こそしていませんが、オペアンプはMUSES8820になっていますし、カーバッテリーでの駆動にしたりと、久しぶりにオーディオ趣味を謳歌しているという感じです。

    とはいえ、所詮は付録なわけで、音質とスペックだけでいけば、本来はこれを超えるアンプなんて、いくらでもあるのはわかっています。
    それでも敢えてこのタイトルにしたのは、このアンプの魅力や存在感も含めて、ということなんですよね。
    音楽を楽しく聴かせてくれますし、なにより「今度はこれを試してみよう」というワクワク感を久しぶりに感じさせてくれた、という魅力はなかなか他では味わえないのではないかと。

    そんなわけで、非常に独断と偏見で、LXA-OT1を超えるアンプを探してみました。
    まずは純粋に音質的な部分で考えてみますと、今は廉価なアンプがかなり充実しています。
    KENWOODのKAF-A55をはじめ、TEAC A-H01など、デジタルアンプも多いですし、以前紹介したTEACのA-R630やYAMAHAのA-S300といったアナログ系のアンプもなかなか力作かと。
    A-H01はかなり惹かれた時期もあったけど、今ならヤマハあたりかなぁ。
    できれば機能で欲張らずに、もっとシンプルなものがあると良いのですが。

    海外のものでもCambridge AudioのTOPAZ AM10あたりはかなり安くなっています。
    こちらは海外製品らしいシンプルさがありますね。

    ただ、ここまで見てきてもワクワク感という部分ではなぜか不足がちなんですよねぇ。
    どこが違うんだろう?と考えてみても、どうもよく分かりません。
    完成されたものはずいぶん前に一通り買い換えたりしてきたから、未完成な部分が残されてないと面白みがないと思ってしまうのかな?
    そういう意味ではキットとか真空管アンプあたりも調べてみたんですけど、こちらは逆に素材過ぎる感じで、これもまた違うんですよね。

    そんなこんなで色々安いものから順に見ていったんですが、結局、これなら、と思ったのはLUXMANのM-200という…。
    昔からラックスマンは好きだったというのもあるんでしょうが、以前使っていた5L15のようなシンプルさが気に留まった理由でしょうね。
    さすがにこれならLXA-OT1は完璧に超えるでしょうけど…。

    というわけで、まだまだLXA-OT1で遊ぶのが現状はベストなのかなと。
    手持ちのortofonのパワーアンプもちょっとメンテナンスすれば、まだ使えそうですし、こっちも復活させたいとも思っていますし。
    そう言いつつもワクワクを求めて、製品チェックは続けると思いますけどね。

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    Filed under: Audio
    2012/03/10 12:00 pm | 6 Comments

6 Responses

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  • shigechan Says:

    今晩は。
    楽しまれているようで何よりです。こちらはラジオにかまけていて、まだ
    手が付いていません(^^ゞ
    8820で落ち着いたのが、当初の試聴評価からするとちょっと意外でした。

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    純粋に音楽を楽しむ時間もずいぶん増えました。
    それがいちばんの収穫でした。

    オペアンプは暫定的にMUSES8820にしているという感じです。
    音の純度でいうとLME49860NAが良いのですが、LME49860NAはエージングが進むと高域が耳につくようになってしまいました。
    また、DACがLME49860を2個、差動増幅部にLME49710を2つ積んでるので、そちらとの組み合わせでの相性もあるのかも。

    あと、このアンプは電源違いによる音の変化が非常に大きいんですよね。
    ただ、まだここは確定ではないので、近いうちに再チェックしようと思っています。

  • shigechan Says:

    どもども。
    素直なアンプと言うか、電源ノイズの対策を施すためのコストはかけられ
    なかったという事でしょうね。まあ半導体以外のパーツも交換してみて
    下さい。あっけらかんと音が変わる筈です。

    ちょっと前まで”いい音だ”と思って聴いていたロジテックのiPod対応
    ラジオよりも、フィルムコンデンサやオーディオ用のケミコンを多用した
    ラジオ:RF-2900の方が音は良いと感じるようになりましたからね〜。
    明らかに高域が濁るので、確認したらプリに相当するトーンコントロール
    回路に積層セラミックコンデンサがバカバカ使われていました。4/5位を
    タンタルやフィルムコンデンサへ交換済みですが、澄んだ感じの音に変化
    してきました。

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    ACアダプタを付属させるだけでも結構なコストですから、無理もないですね。
    パーツ交換はやはり予備がないとちょっと怖い感じです。
    先日、ちょっとだけ在庫が復活していたようですが。

    なにか別のキットで慣れてみるのも良いかなぁと思っています。
    USB-DDC or DACあたりが良いかと思いますが、やはり秋月電子通商あたりでしょうか。

  • shigechan Says:

    今日は。
    単純に組み上げるのと、部品交換は違いますので難しいですね。
    マルツパーツ館でもキットの扱いが在り、グレードアップパーツも別売り
    しているようです。これだと最初に付いてきたパーツで組み上げた後、
    部品を交換する事が出来ますね。

    ダメダメのスイッチング式ACアダプター二次側のケミコンを、電源用の
    OSコンへ交換したりしても練習になると思います。

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    こんなことを言っておきながら、ジャンクのアンプを買ってきてしまいました。
    このアンプのリレー交換あたりが良い課題かもしれません。
    2回路なのは確認しましたが、足が合うのかなぁ、とかがまだ分かりません。

    ACアダプタの改造も良さそうですね。
    時間があれば、また秋月電子通商に寄ってみたいと思っています。