• 248月

    LUXMANから真空管プリメインアンプ「LX-32u」が9月下旬に発売されるそうで。

    あまりオーディオに興味がない人から見ると「え?これが新製品なの?」と思うくらい、old-fashionedなデザインが特徴です。
    往年のSQ38FDをモチーフにしたもので、その点では2008年発売のSQ-38uと同じ路線です。

    LX-32uはその弟分という感じで、SQ-38uのEL34からEL84に変更されています。
    回路的にも38uがUL接続だったのが5極管接続になっていますから、見かけとは違ってずいぶん違う感じですね。
    それもあってか、全高調波歪率は6Ω定格出力、1kHzで1%以下と結構高めの値になっています。
    EL84は合計で8本使用されてますが、パワーに振らない設計なのか、連続実効出力は16W+16W/6Ω、15W+15W/8Ω、4Ωでは12W+12Wです。
    真空管アンプは数値以上のパワー感がありますけど、低インピーダンスでの駆動はちょっと弱そうなスペックですね。

    ただ、現行製品で20万円台という価格帯ではなかなか豪華なもので、それこそ木箱だけでもコストは結構なものでしょう。
    トーンコントロールからリモコン、さらにはMC対応のフォノイコライザーまで搭載ですし。
    ラックスマンの現行プリメインで見てもL-505AXと似たような価格帯ですから、High Fidelityよりも真空管の味わいを楽しみたい方には良いかと。
    でもあとすこし頑張ってSQ-38uのほうが…とも思わせるあたりもラインナップの巧さかもしれません。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2013/08/24 12:00 pm | LUXMAN LX-32u はコメントを受け付けていません

Comments are closed.