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    クリプトンからハイレゾ対応を謳うアクティブスピーカー「KS-7HQM」が10月上旬に発売予定だそうで。

    なにやら「ハイレゾセブン」というダサい変わった愛称まで付けて気合が入っていて、最初はちょっと斜に見ていたところもあったんですが、良く内容を拝見するとなかなか本気のシステム構成のようです。
    USBも含めてDDCを経て、FPGA構成のDSPでデジタルディバインディングネットワークを経由し、バイアンプ構成のフルデジタルアンプで鳴らすという、ハイレゾデジタルを徹底しています。
    個人的にはデジタルだから良いとは全く思ってないんですけども、FPGAを使いこなして妥協なくやってるところは国内でも少ないかと思いますし、バイアンプの良さもおそらく活きることでしょう。

    入力はUSB、光デジタル入力のほかにHDMI、それにステレオミニのアナログ入力も用意されています。
    アナログ入力は構成的にA/Dコンバータが必要になりますが、やっぱりあったほうが便利ですからね。
    なおフルデジタルアンプ構成の制限もあるのかと思いますが、DSDは未対応で24bit/192kHzのPCMまでの対応です。
    USBで入れるのであればパソコン側で変換してしまえば良いかとは思いますが、フルデジタルだと今後のフォーマット進化への追従が課題といったところでしょうか。

    お値段が税抜25万円というのも課題といえば課題でしょうが、スピーカーユニットやエンクロージャーなどにも妥協はないようですし、それだけの価値はありそうですね。
    私などはどうしても個々の機器を徐々に揃えたり組み合わせを楽しみたいと思ってしまいますけど、シンプルにニアフィールドリスニング環境を構築するには良いスピーカーだと思います。

    ところで他社のお話で申し訳ないですが、このスピーカーを見るとOlasonicさんのタマゴ型スピーカーのハイレゾモデルの登場に期待をしてしまったり…。
    もちろん単純にDACだけハイレゾ対応しました、では面白みに欠けるわけで、その辺りでどういう進化が良いのでしょうかね。
    私自身としてはKS-7HQMにあったようにアナログ入力を用意してくれたら、それだけでもずいぶんうれしいなと思いますが、まだ噂にも出てない次期モデルを勝手に想像してみました。

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    Filed under: Audio
    2014/09/14 7:00 pm | KRIPTON KS-7HQM はコメントを受け付けていません

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