• 235月

    USB-DDCの「hiFace Two Pro」を今さらながらゲットしてみました。

    以前使っていたX-DDCの同軸端子が壊れ、その後に入手したCombo384 Proも音質的にはいまひとつ不満で、しかも32bit出力のためHD-7Aでは使えないというのがあって、結局はPhasetech HD-7AのUSB入力を使っていました。
    そもそもHD-7AもMac ProからLUXMAN P-1を使ってのヘッドホン環境用ですけどね。

    HD-7AのUSB入力は96kHzまでですし、それ以前にノイズが入りやすくて音質面でもあまり優秀とは思っていませんでしたが、スピーカー側の環境に悪影響を及ぼさなければ良いか、という程度で妥協していました。
    iPurifier2も先日入手してノイズもだいぶ低減していたので、DDCは出物があれば…といった程度でしたが、まさに出物があったというわけです。

    ただ最初はなぜか音が出なくてかなり戸惑いました。
    前述の通り、HD-7Aは32bitを受け付けないのでそれが原因かと思いましたが、hiFace Twoは24bitのようです。
    同軸ケーブルもBlu-rayプレーヤーとつないでいたQEDからAtlasに替えてみましたが症状は変わりません。
    いろいろ試した結果、hiFaceのUSB端子の接触が悪いようです。

    そこで端子をクリーニングして一旦は音が出るようになったものの、まだ何かの拍子に出なくなったり…。
    USBケーブルとの相性も疑いましたが、iPurifier2でも同様なので、USB端子の接点を少しおこしてあげることで解決しました。
    その辺りに高級なプラグを投入したのがProのメリットのひとつなはずですが、かえって接点が増えるような印象もちょっとありますね。
    再発防止も兼ねて、以前も作ったことのあるUSB-FITに似たスペーサーを作っておきました。

    しかしそれでも再生途中に突然音が出なくなる問題が。
    ネット検索してみたところ、似たような現象は多少起こっている様子です。
    本体のランプは付いたままですし、デバイスとしては認識されているわけで、ファームウェアを疑ってみることに。
    以前はMac用も配布されていたのですが、今はWindows用のみで、それも海外の公式サイト、トップからはリンクが辿れない状態です。
    そういうところは以前使っていた初代hiFaceからあまり変わっていませんね…。

    Surface Proにドライバを入れ、その上でファームウェア更新しますが、なぜか3種類用意されていますので、まずは現状のファームウェアバージョンをチェックしてみますと、2.10という表記でしたので、6.61に更新するツールを使いました。
    これで無事に6.61になり、Macでもシステム情報からバージョンを見ると6.61になっていました。

    ちなみに数字的にはいちばん新しい6.70もその後動かしてみましたが、2.10に戻るという挙動をしてくれました…。
    そもそも海外でしか配布されていませんし、それもあくまでオリジナルのhiFace Two向け、しかも公式サイトからもリンク切れですから、あくまでも自己責任で実施ということになります。
    なお、6.61にしてからは今のところ、音切れは起きていません。
    本当にそれが理由だったのかはまだ分からないので様子見ですし、それでも起きるようならUSBケーブルの抜き差しで対応するしかなさそうです。

    ただ、この問題さえクリアすれば、音は明らかにhiFace Two Proがあったほうが良いです。
    圧倒的にノイズも減りましたから、低インピーダンスなSONOROUS IIIなどでも全く問題ありません。
    これを機にUSBケーブルをMac Pro直結にしたのも効いているとは思いますが。

    それと前後して、iPurifier2の有無も試してみました。
    なくてもノイズは減ったこともありますし、通さないほうが低域に芯があって細かな音のニュアンスも出てきます。
    直挿しのほうがピアノのタッチやボーカルも生々しくなって濁りが少ないですし、聴感上のセパレーションも良くなって楽器の分離も良くなっています。
    なにより音の見通しが良いので、iPurifier2はCEntrance HiFi-M8のほうに移動させました。

    X-DDCに外部電源の時代も含め、これまでだとPCオーディオはやっぱり「パソコンの音」というところから逃れられなかったのですが、ようやくコレならしっかり聴けそうというところまで来たように感じます。
    最新のDACであればUSB入力も対策がしっかりしているでしょうし、DSD対応などのメリットもあるでしょうけれど、ヘッドホン環境としては予想以上に良い変化をもたらしてくれました。

    あとは同軸ケーブルを仮のAtlas Elementのままにしておくかどうか、ですが、今のところ未使用のストックの中ではこれがいちばん癖がなさそうかなと。
    据え置きにつなぐのであれば、COX-1.0 TripleC-FMも試してみたいところではありますが…。
    当面はヘッドホン用としてUSB接続の安定具合を様子見しながら使っていこうと思います。

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    Filed under: Audio
    2019/05/23 12:00 pm | hiFace Two Pro はコメントを受け付けていません

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