• 182月

    FirstWattからSITを増幅素子に用いたパワーアンプ「SIT-3」が国内でも販売開始されたようで。
    #エレクトリのページにはまだ記載がないようですけどね…。

    SITというのは「Silicon Carbide Static Induction Transistor」だそうで、シリコンカーバイドを用いた静電誘導型トランジスタのようです。
    ファーストワットが使っているのはSemiSouthというところとの共同開発のようですが、ネルソン・パス氏によるとこのSIT素子を使うのは今回のSIT-3が最後になる予定なんだとか。
    素子の供給の問題なのか、それよりも良い素子や回路構成の目処が立ったのかは分かりませんが、かのネルソン・パス氏のことですから、また新たなチャレンジをするのでしょうね。

    ただ最後になるだけにSITの使いこなしはこなれたものになっていると思われ、「最初の1ワットが大事」という同社の精神を守りつつ、8Ωで18W、4Ωでは30Wのパワーを備えています。
    回路構成上なのか、海外のレビューサイトを見てみると以前のモデルは8Ω負荷でベストの性能を出しやすいような雰囲気でしたが、そこがだいぶ幅広く対応できる感じになったようです。
    それでも傾向としては「300Bに似ている」などと言われるように真空管に近いような特性ではあるようですね。
    SIT素子の将来的な確保はちょっと気になるところですが、そもそもは他社でも製造されている形態のようですし、真空管に比べれば素子寿命は長いでしょうからね。

    うちはもう機材は入れ替える予定はなく、少なくとも10年くらいは現状維持の方向性だと思いますけど、その後にもし機会があるならばネルソン・パス氏のアンプを高能率スピーカーでシンプルに使うのも面白いかなぁとは思います。
    お値段は海外価格で4000ドルらしいので、そうお手軽なものでもないですけど、他にない魅力に溢れた製品ですし、今後もこの路線は続けてほしいなと思います。

    Filed under: Audio
    2019/02/18 12:00 pm | FirstWatt SIT-3 はコメントを受け付けていません。

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