• 303月

    先日のKSA-100につづいて、KRELLのプリアンプ「PAM-3」を入手しました。

    10年くらい前に再開したオーディオですが、Accuphase主体に乗り換えてから音楽自体はあまり楽しくない状態が続いていて、少しそこから脱却したいなというのもありました。
    アキュフェーズの故障の少なさやメーカーサポートの良さは古い機種を愛用する者にはとてもありがたいのですが、それも少しずつ変化してきている印象があります。
    そもそも音楽を楽しめないと意味がありませんし、手持ちのものを所有しておけば他のブランドにも冒険しやすいですし。

    てなわけで少し前からKRELLのプリアンプを狙っていて当初はKSLあたりを考えていましたけど、だんだん欲が出てきまして、「フォノイコライザーがあったほうが良いなぁ」とか「どうせなら電源分離型が良いなぁ」となりまして、それで選んだのがPAM-3というわけです。
    PAM-3は1984年発売でクレル第一世代のくくりで良いと思います。
    MCにも対応したフォノイコライザーを装備していますし、電源ユニットも左右分離型の3筐体です。
    CD入力にもかなり凝ったカスタマイズ可能な高域の位相補正が備わっていたり、当時の事情がいろいろ盛り込まれている印象です。

    フォノイコとCD位相(とモノラルモード)は中のDIPスイッチで切り替えるのがやや面倒ですが、届いたらすぐに開腹して確認したところ、デフォルトのMC/負荷インピーダンス:100Ω、CDはスルーに設定されていました。
    なお蓋を開けるにはヘクスローブのドライバーが必要となります。
    各所メンテナンス済みで、コンデンサはVishayを主体にかなりの数が交換されています。
    それ以前にもメンテされているみたいで、定期的なメンテナンスは必要な機種といえるでしょう。

    KSA-100同様、PAM-3もかなりロット違いがありまして、今回のは1500番台で電源ユニットがデンマークのUlveco製トロイダルトランス搭載、KRELL特製のメタルキャン装備のものでした。
    ちなみに内部では逆さまに装着されていて、部品類は宙吊り状態になっています。
    またヒューズはハンダ付けされていたので交換せずにそのままにしてあります。

    ボリュームは国内に入ってきたものの一部はスペクトロールが搭載されているものもあるらしいですけど、今回のはPenny&Gilesです。
    P&Gというとフェーダーが有名ですが、導電性プラスチックを用いたものでやや重さはあるものの、精度の高いボリュームでなかなか良い感触です。

    背面はシンプルにRCAのみで統一されていますが、内部回路は左右独立、バランス構成に近いものなのは面白い作りです。
    配線の引き回しも最小限で、±28Vで電源ユニットから供給されたDCを本体側で18V安定化して各部に供給しているみたいで、この辺も国産ブランドとはだいぶ思想が異なりますね。
    プラグはTiffanyのものが採用されていて、プラグ自体は筐体とは導通されず、コールド側もGNDとは切り離された形なのも面白いです。
    なおシャーシには10Ωの抵抗が挟んであり、グランドリフト状態になっているそうです。

    あと、電源スイッチはありませんので、基本的には常時通電となります。
    ただ今回のものは115V仕様らしく、そのためのステップアップトランスも同時に入手しましたが、そちらはまた別の機会にご紹介します。
    100Vでの動作も試しましたが、特に問題なく動作はしてくれるようです。

    音質面や運用、ステップアップトランスなど、まだまだ書きたいことがたくさんありますので、今回は到着編ということにしておきましょう。
    すでにSNSではいろいろ書いていますけど、せっかくなので何度かに分けてご紹介できたらと思っています。(ニーズ無視)

    Filed under: Audio
    2022/03/30 1:00 pm | KRELL PAM-3 レビュー 到着編 はコメントを受け付けていません

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