• 141月

    Campfire Audioのイヤホン「COMET」をついついゲットしてしまいました。

    先日、NOVA CKを手に入れてとても満足していたのですが、巷では新しいCOMETが人気で、本来ならちゃんと試聴をしてから…と思ったのですが、なにしろこの近辺では聴くことができません。
    ヨドバシカメラに行けば置いてあるかもしれないのですが、最寄り(と言っても相当離れてますが)の店舗は駐車スペースがいまひとつなんですよねぇ。
    そこで本来は私の主義からは外れるものの、お試しの要素も含みつつのゲットです。

    オリジナルのケーブルはリモコン付きでイメージ的には廉価版な感じがしますけれども、なかなか立派なものです。
    ちゃんとCOMETに合ったものがチョイスされている印象で、帯域としてはやや低域が不足気味ではありますが、聴きやすいバランスとなっています。
    ただ、SXC 24が出番的に余ってる状態でしたので、こちらでリケーブルしてみますと高域の華やかさが出て、低域も下が少し伸びました。
    その分、装着感はやや犠牲にするところがあるので、現実的にはオリジナルでチューニングしていったほうが良い気もしますが。

    そのチューニングの一環としてイヤーピースはfinal Eタイプとしました。
    COMETはfinalやSpinFitは付属せず、シリコンとフォームのみですが、耳かけにするかどうかでもチョイスは変わってくるでしょう。
    音色的には意外にフォームが良いのかなぁと思いつつ、まだ試せていません。

    NOVA CKと比べてみますと、優等生でウェルバランスに仕上がっています。
    NOVA CKと同じフルレンジBA(COMETは1基、NOVA CKは2基)ですが、NOVA CKはかなり直球勝負でストイックなところ、COMETはステンレス筐体の響きも上手く活かして、艶やかさを引き出しています。
    その辺りは同じステンレス筐体であるfinal E5000にも共通している要素を感じますが、もう少し高域はキラキラとして艶やかな印象です。

    女声や弦にその艶を強く感じて、フルレンジBAだけれどもハードドームのスピーカーユニットのような雰囲気がするのが面白いところです。
    ハウジングの工夫もあるでしょうし、Tuned Acoustic Expansion Chamberも含めたユニット側の仕掛けなのかは分かりませんが、他のCampfire Audioのイヤホン(というより私が聴いたことがある初期のモデル)とは若干、趣きが異なっているところもあります。
    リラックスして、ずっと聴いていたくなるサウンドという点では共通していて、リスニング寄りではありますけどね。

    音量はNOVA CKほど高感度ではありませんが、かなり鳴らしやすい部類でしょう。
    音量もそうですが、装着によって音場感にかなり違いが出てくるため、装着の仕方やポジショニングにはコツを掴む必要がありそうです。
    真横みたいな感じだと広がりは出るものの、やや中抜け気味になりますので、やや後ろから前向きに装着したほうが前方に音場が広がり、繋がりが良いのですが、これを左右で常に同じ状態を保持するのが耳掛け、特にSXC 24では難しい部分があります。
    ちょっとした加減で雰囲気や帯域バランス、左右の定位まで変わるので、それが安定して得られるようなイヤーピースやケーブルを選んだほうが良い気がします。

    先日のAr:tioも含めて聴き比べはまた書くとして、全体的にはオーソドックスで聴きやすいバランスで人気の高さも頷けます。
    ただ分離がややモタつく感があり、よく言われる温かい音みたいなところを演出した感は少しあるように思えて、言葉のニュアンスが難しいところではありますが、むやみにどこかを追究して尖ったものではなく、ウェルバランスに徹したようにも感じます。
    音の抜けは良いので、爽やかにやや聴き流す部分もあり、場面を選ばず使える一方、これぞCampfire Audio!といったものとはちょっと違うような印象もあります。

    反面、これまでのCampfire Audioのイヤホンは「あちらを立てればこちらが立たず」といった部分が少なからずありましたから、そういう意味ではこれまでの技術を集約した仕上がりと呼ぶこともできるでしょう。
    フルレンジBAですから、低域はやや厚みに欠ける部分はありますが、ホーンセクションは鮮烈ですし、これでもまだ国産イヤホンからすれば尖った音であることは間違いないでしょうけれど。
    その辺りも含めて「さらに上を聴いてみたいな」と思わせる上手さも感じた次第です。
    かくいう私がその仕掛けにハマってしまったわけですが、それはまた後日。

    Filed under: Audio
    2019/01/14 12:00 pm | No Comments

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