• 298月

    ACOUSTIC REVIVEの電源ケーブル「POWER STANDARD-tripleC-FM」を実は2本借りている、というのを前回書きましたが、今回はその2本をフル活用して前回のLINN MAJIK-ILに加えて他の機器と双方で使っての変化をレビューしてみたいと思います。

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    上流(音の入口に近い方)のほうが効果が高いのは分かっていながら今回もそれに反してまずはパワーアンプのLK140の電源ケーブルを交換してみます。
    ここはこれまでAccuphase APL-1を使用していたわけですが、これを交換すると主だった機器の電源ケーブルがすべてACOUSTIC REVIVEになるから、というのがその理由です。

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    早速試聴してみると思ったよりも大きな変化はないのは、やはり出口側だからでしょうか。
    ただ、若干サウンドが説明的な雰囲気になり、良く言えばハイスピードなのですが、ややパルシブで尖った印象も受けますし、ドライになり過ぎた感があります。
    前回同様、上品で非常に真面目な音なんですが、それがやや押し付けがましく感じる部分もあります。

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    そこでやっぱり入り口を…ということで、今度はATOLL DAC100のケーブルを交換です。
    ここはこれまで同じアコースティックリヴァイブの切り売りケーブル「POWER MAX-5000」を使っていました。
    POWER MAX-5000はPCOCC-Aなわけですが、これと比べて背伸びした感じがなく、やはり素直です。
    無理に純度や精度を表立ってアピールしない控えめさが好印象ですが、逆にメーカー純正ケーブルあたりから派手な変化を求めようとしたら全く的外れになるかもしれません。

    反面、LK140の場合と同様、やはり少し説明的な部分が出ているように感じます。
    それだけ情報量が多く純度が高い証でもあるのですが、「ここはこういう風な音が入ってるんですよ」とでも言われている気分で、リラックスできない自分がそこにいました。
    同じようにハイスピードで純度の高い「POWER MAX-5000」ですが、こちらは実体感が伴う印象で、演奏の熱さが伝わってくる分、そうした違和感を感じなかったのかもしれません。
    もしかすると、前回の満足感はDACのPCOCC-AとプリのPC TripleC-FMという双方のACOUSTIC REVIVEの相乗効果でバランスが良かったのではないかという推測もしているところです。

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    もちろん、どの機器でもその上品さと純度は特筆すべきものがあるのですが、やはり他の機器同様で(ユーザーとの)相性もあり、どこでも同じように好みの傾向を示すとは限らないのは当然でしょう。
    うちの環境ではLINN MAJIK-ILとの相性が良かったのだと思われます。

    PC Triple-CはSAEC PL-5800のレビューの際にも非常に高いポテンシャルを感じましたが、やはり素材それぞれに特色や魅力があるし、メーカーや製品ごとに音傾向の違いがあるものだとも再認識しました。
    なお、SAECとACOUSTIC REVIVEのPC Triple-C採用電源ケーブルの違いはファインメット採用だけではなく、絶縁材とシースがSAECではPVC、アコリバはポリエチレンだったり、導体の撚り方がSAECは集合撚り、アコリバはロープ撚りした上での集合撚り、といった違いがあるようです。
    今後は電源ケーブル以外にも採用が増えてくると思いますが、そうした(プラグなども含めた)周辺構造も要注目かと思います。

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    2014/08/29 12:00 pm | ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM レビュー(2) はコメントを受け付けていません

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