• 166月

    AccuphaseのA級パワーアンプ「A-48」が7月中旬に発売予定だそうで。

    我が家のリビングで使っている「A-45」(2006年発売)からするとA-46,A-47を経て3世代新しいモデルということになります。
    定価はA-45の57万円から60万、63万を経て、今回は68万と順当に上がっていますね。
    仕方ない部分はあるにせよ、もうちょっと革新的な内容が入ってきてほしいような気もします。

    いちばんの違いは入力段をオペアンプからディスクリートに変えたことでしょうか。
    正直、昔から安いオペアンプを使いがちだったアキュフェーズがディスクリートにしてきたというのは変化を感じさせます。
    あえてオペアンプに拘っていたのは使い方次第で性能は確保できるという側面と、長年修理できる部品を保持しやすいという部分があったのだと思います。
    ディスクリートにしても部品は確保するとは思いますが、今までよりは修理可能な期間が短くなってくるような予感もしています。

    またディスクリート化によって入力段のゲインを22dBと高くしていますが、電力増幅部は6dBとなり、「パワーアンプ」としてはより小規模になってしまったような気がします。
    もちろんゲインだけで決まるものではないですけども、コンデンサも56000μFx2から60000μFx2に増えたといっても63Vなのは変わらずで、もうちょっと電源含めてハイパワーでも良いのかなぁと。
    パワーMOS FETも東芝からフェアチャイルドに変わりましたし、そういうところも含めて以前のアキュフェーズからはだいぶ変化してきつつあるものの、根本的な部分は保守的なのかなぁと感じる部分もあります。

    そして相変わらず最近の傾向でダンピングファクターは高らかに800という数字が踊っています。
    A-45の200から段階的に「改良」を重ねた形ですけども、P-550の頃はどうだったかというと500なわけですし…。
    ただ、A-46以降から投入しているMOS FETスイッチによる接点の減少は音の鮮度の点では良い取り組みだとは思います。

    もうひとつ気になるのが消費電力の減少です。
    「純A級」アンプは本来であれば音量に関わらず消費電力が一定なはずなわけです。
    A-45はその無入力時の消費電力が235Wでしたが、A-48は180Wにかなり大幅に下がっています。(A-46,A-47が200W)
    ひとつの理由は入力段のゲインを高めたことも関係しているでしょうけれど、8Ω定格出力時も272W(A-45は290W,A-46,47は280W)と、こちらも減少傾向です。
    熱ばかり出せば良いというものでもないでしょうが、AB級と分けてラインナップするからにはそこを小規模化しても仕方ないような印象があります。

    個人的にはA-45も満足しきれていない部分がありますが、多少はユーザーとしての贔屓目が入っているのは否めないでしょう。
    ただ、それにしてもプリでいうところのAAVAのような、少し挑戦的な取り組みがそろそろ欲しいような気もしています。

    Filed under: Audio
    2019/06/16 2:30 pm | No Comments

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