• 101月

    いつも中華なオーディオ機器を出してくる上海問屋ですが、今回は真空管ハイブリッドアンプ「DN-10497」というのを発売しています。

    ちょっとオーディオに詳しい方なら見てすぐに気づくと思いますが、これは完全にCarot OneのERNESTOLOのコピー製品ですね。
    中華製品を決めつけで嫌うわけではないですが、先日のHEGEL HD2を模倣したと思われるDN-84766もそうですけど、ほぼまるっきりのコピーは偽ブランド品と呼んだほうが良いのではないかと。
    Carot One自体もYAHAアンプをベースにしていますけれど、デザインから端子の配置までまるで同じというのはちょっとやり過ぎでしょう。

    そんな具合ですから製品仕様はERNESTOLOを参照していただければそのまんまですが、ERNESTOLOは真空管として標準ではロシアのエレクトロ・ハーモニックス製の6922が搭載されていますが、DN-10497はフィリップスの管だとか。
    これもどこまで信用して良いのか…と思ってしまうのはそもそもがコピー製品だから仕方ないですよねぇ。
    あとの違いとしては重量がERNESTOLOが0.7kgの記載ですが、上海問屋のほうは約376g (本体のみ)となっています。
    Carot OneのほうがACアダプターを含む重さなのか、それとも筐体の違いなのかは定かではありません。

    あとはお値段ですけど、スタート価格は3万円ほどとのこと。
    ERNESTOLOも現在では4万円台中盤ですし、それなら正規品を選んだほうが良い気もします。
    ヘッドフォンアンプのみのDN-84335はFABRIZIOLOのコピーでしょうが、こちらだと1万円ほどで実売価格はだいぶ差があるのかも。
    ただ、最初の方にも書いたとおり、ちょっと度を超えたコピー製品でもありますし、ドスパラ配下になってからの、こういうひねりのない製品路線はあまり感心しないというのが正直なところです。

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    Filed under: Audio
    2014/01/10 7:00 pm | 上海問屋 DN-10497はCarot Oneコピー はコメントを受け付けていません

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