• 273月

    PW AUDIOのMMCXケーブル「The Flash」を入手してみました。

    PW AUDIOはOriolus Forsteniの付属ケーブルが同社のNo.5 JP ver.だったので、わりと気になる存在だったというのもあり、チェックしていたんですよね。
    ただ当初はNo.5 JP ver.の2.5mm4極や2pinを狙っていたので、The Flashについては正直あまり詳しくありませんでした。
    やや古いケーブルなので、ネット上でもあまり情報がなかったのですが、銀銅合金と銀メッキの導体、そして絶縁体がテフロン、外被がポリエチレンという部分に惹かれて選んでみました。

    MMCXとなると装着のターゲットはやはりCampfire Audio DORADOでしょう。
    低域番長なDORADOの高域を少し伸ばせればという思惑もありました。
    早速、動作確認がてら聴いてみますと、柔らかい耳触りでサラッとした高域です。
    低域も決して量感が減ることはなく、しっかりしていて出るところではガッツリ出てくる印象です。
    ドンシャリというよりはダイナミックレンジが拡張されるような感覚で、DORADOらしくリスニング寄りではあるものの、かなりバランス良く纏まっています。

    ケーブルの取り回しも良好で、装着に左右されやすいDORADOでも位置がズレにくくて良いです。
    これまでのCopper 22などが硬すぎだったわけですが、DORADOはかなりケーブルに左右されやすい傾向なので、装着感と音質に満足行くものになかなかたどり着けなかったんですよね。
    ウッドベースの歯切れも良いですし、ここが緩慢になりがちだったDORADOには最適という気がします。

    前述のPW AUDIOが標準装備のOriolus Forsteniとも聴き比べてみました。
    サラッとした音の風合いはどことなく似ています。
    音の分離はThe Flashほどではないですけれど、他のイヤホンと比べれば十分優秀で、特に空間表現みたいなものは特筆ポイントなのかなと。
    脳内定位のような圧迫感がなく、適度な開放感もあって気分もリラックスする点ではForsteniと組み合わせるのはこっちが良いのかも。

    そして改めてThe Flashを装着したDORADOを聴いてみると、こちらはグッとハイファイ志向です。
    なんとなく据え置きオーディオのB&W Matris 802 S2の音に近いのは、ケーブルがテフロンのおかげもありそうです。
    セパレーションも良いですし、イヤホンの装着さえしっかりすれば定位もズバッと決まります。
    とりわけ、聴き慣れた音楽から新たな発見があるのはThe Flashにリケーブルしてからの魅力ですし、ここもForsteniに共通する部分です。
    ややストイックな部分もありますが、ズバッと決まった時の風合いは鳥肌もので、パンしていくような音像の動きも淀みなくとても滑らかです。
    改善を望んでいた高域についても、これまではForateniの高域がとても伸びやかだと感じていたのですが、低域番長のDORADOも本来の伸びやかさが出ていて驚くほどで、効果絶大でした。

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    2020/03/27 12:00 pm | No Comments
  • 263月

    ゼンハイザーから完全ワイヤレスイヤホンの新作「MOMENTUM True Wireless 2」が5月中旬に発売予定だそうで。

    私も愛用している「MOMENTUM True Wireless」の後継モデルで、今回のはアクティブノイズキャンセリング対応です。
    少し前あたりから噂は出ていて、ノイズキャンセリングは他社ほどではないという感想(?)も漏れ伝わってきてましたが、そこは抜きにしても順当な進化にはなっていることでしょう。
    なにしろ現行モデルはバッテリーが自然放電されるという症状もありまして、ファームウェア更新で改善されそうな雰囲気も今のところはないみたいですし。
    この問題はニューモデルでは改善がすでに謳われています。

    ちょっと大きめだった筐体も少し小さくなって、耳に合わないという人も少なくなるかも。
    最近、昔のドラマを観るのがマイブーム(SNSに飽きたとも言う)なので、そういう時にTWSを愛用してるんですが、長時間装着していると筐体の部分がちょっと痛いことがあります。
    カナルの部分は痛くないですし、装着感も良好で遮音性も良いんですけどね。
    また音声通話も現状でもかなり高品位で、通話時にも結構愛用しています。

    また今回はブラックに加えてホワイトも用意されるんだとか。
    お値段は3万円台中盤くらいのようですから他のTWSに比べればやや高めですが、保証期間も長いから損はないのかな。
    旧モデルは値崩れが早いでしょうし、もう少し安いモデルでも良い気がしないではないですが。

    音質に関してはまずアコースティックな部分で妥協しないようにしているというのは好感が持てます。
    ドライバーも7mmのドイツ製ドライバーを使ってあるようですし、ノイズキャンセリングも音楽そのものにあまり手を加えないように外側のマイクで低域主体のキャンセリングだとか。
    前述のようにカナル部分でしっかり遮音するのがまずは第一義というスタンスなんでしょうから、それで十分だと思えれば旧モデルという選択肢も一応はあるでしょう。

    途切れ具合についてはやはり最新チップを使っているニューモデルのほうが進化していることでしょう。
    できれば旧モデルもファームウェア更新で新機種の恩恵を少しでも享受してもらえればベストですし、そこが今後のモデルのサポート体制への参考にもなりそうですから、期待しておきたいところです。

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    2020/03/26 4:30 pm | No Comments
  • 223月

    ACOUSTIC REVIVEのリアリティエンハンサーのレビュー第4弾はXLR出力端子用ターミネータータイプの「RET-XLR」です。

    XLR出力に装着するものですので、うちだとCDプレーヤーのDP-77、プリアンプのC-280L、フォノイコライザーとして使用しているC-200L、そしてDACのDC-81が主な候補となります。
    デフォルトのままでXLR出力を使っていないのはC-200LとDC-81ですが、それだとややもったいない気がして、SCD-777ESで使っていたRCA-absolute-FMをDP-77に移動させて試してみることにしました。

    インターコネクトケーブルも違っていますので差はあって当然ではありますが、さすがにこれは次元が違いすぎるほどです。
    音源のノイズが極めて明瞭に聴き取れる点と、まるで出力電圧が上がったかのようなパワフルで圧倒的なエネルギー密度で、まさに隙のないフルスロットルのサウンドとなりました。
    RCA-absolute-FMを使ってあったSCD-777ESでもその傾向はありましたが、RET-XLR使用でより明瞭に上記の感触が高まっています。
    まさに音源に収録された全てが引き出されてくるとでも言えそうなこの感覚は一度聴いたら戻れないかも。

    この状態をうけて、RET-RCAをプリのRCA出力に移動させてみましたが、残留ノイズのうち、音源に関わらない部分がさらに減ったのを体感できます。
    むしろそこが減ったからこそ、音源に含まれる雑音や雰囲気がより鮮明に浮き立つようになったのでしょう。

    また、SCD-777ESにはQEDのケーブルを仮に割り当てたのですが、やはり音場の精度は下がってしまいましたけれども、これまで投入してみたリアリティエンハンサーの効果はSCD-777ESにもしっかり現れているようです。
    これはフォノイコライザーでも同様でして、その辺りの総合的な効果を考えた結果、最終的にはやはりDP-77はXLR出力とすることにしました。
    RET-XLRはDACのDC-81に装着してみたところ、恐ろしいほどの低域パワーとキレとなり、古いDACではありますが、DP-77では出ないサウンドとなったこともあり、これならば出番ももっと増えるかなと。
    以前も書きましたが、リアリティエンハンサーはそれぞれの機材やケーブルの良さを最大限引き出し、ノイズも含めた動作安定性を向上させてくれますので、お気に入りの機材のポテンシャルを高めてくれますから、むやみに機材を買い換える前に試してみる価値があると感じています。

    壮大かつ荘厳にそれぞれの楽器が見事に分離されていますし、何も出しゃばらず何も引っ込まない、まさに意図されたバランスでひたすら再現されていくさまは、なかなか文章では説明しづらいところでしょう。
    そこには音楽しかない世界が広がっていきます。

    たしかにこれをフル投入するのはなかなか難しいところではありますが、正直、体感してしまうと後戻りできないほどの効果です。
    次回は逆に外していくことでの変化や、ショートピンとターミネーターでの効果の違いなどを含めまして、総集編的なレビューを書ければと思っています。

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    2020/03/22 12:00 pm | No Comments
  • 213月

    ONKYOのCD/FMチューナーアンプ「CR-D2」を入手してみました。

    リビングでちょっと聴き用に愛用していたFR-V3のCDが読めなくなったので、その買い替え用です。
    何度かはピックアップクリーニングで復活していたのですが、徐々に頻度が多くなってしまいましたから、さすがにもう寿命かなと。
    当初は今どきっぽいBluetooth対応機とかネットワークオーディオとかも考えたのですが、実際に店舗で見たり音を聴いたりすると結構ガッカリなものが多く…。

    それならオーディオショップなどで改造母体としても定評のある、このシリーズあたりが良いかなと。
    さすがに年数も経っているので中古ですし、表示部がかなり暗いという難点もありましたが、そこはまぁ音質重視(価格も)ということで。

    どのみち動作確認した後は隠し機能のディマーを使ってボリューム部分のライトを消灯させましたから、表示部もさらに暗くなりますし。
    スピーカーはこれまでも愛用してきたDALI Royal Menuet IIをつなぎました。
    音質面では低域がしっかり出ていてクリアな感じですね。

    アンプがデジタルになっているからか、やや高域がシャリシャリした感じはありますが、他のミニコンポはもっとダメダメでしたから…。
    DAPをデジタルでつないでみたりもしましたが、これも音質的にはイマイチだったので、基本的にはCD再生専用機かな。
    一応はAirMac Expressを光でつないでいますけど。

    かなり贅沢を言えばそんな感じですけども、FR-V3の代わりとしては十分すぎるほどよい感じに仕上がりました。
    気軽に楽しく音楽を聴く役割として、これから活躍してくれたら良いなと思っています。

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    2020/03/21 12:00 pm | No Comments
  • 203月

    DALIからブックシェルフスピーカーMENUETのニューモデル「MENUET SE」が3月下旬に発売予定だそうで。

    MENUETというと、うちでも愛用しているRoyal Menuet IIの後継的な形になりますが、現行(MENUET SEからすると旧モデル)で4世代目だとか。
    1992年のDALI 150 MENUETは正直、国内ではそれほど知名度が高くないですし、Royal Menuetの初号機もまだD&Mが輸入代理店になる前で今ほどは有名ではなかったように思います。
    Royalまではユニットも自社製ではなかったですし、サイズも音傾向もかなり異なる印象はありますけどね。

    とはいっても、同社の中ではかなり人気が高いモデルですし、今回のMENUET SEも満を持しての投入ということでしょう。
    まずお値段はペアで184,000円(税抜)と、そこそこ高級なモデルとなりました。
    そこも同じMENUETでもRoyal Menuet IIは15万、その後のMENTOR MENUET(2009年11月発売)は132,000円、MENTOR MENUET SE(2013年6月発売)は168,000円、そして2015年9月発売のMENUETは145,000円と結構上下動があります。

    今回の変更はMENTORのSE化と似た方向性の変更に感じられるもので、ネットワーク回路や内部配線、ターミナルの更新や外装仕上げの変更などが施されています。
    本家サイトだと壁に直接設置してあったりと、わりとエントリー的な扱いなのですが日本ではこのサイズがずっと人気なのでしょうね。
    115mmのウーファーで重さも4kgほどですから、扱いやすい大きさなのはたしかです。

    DALIはシリーズごとに音傾向が異なる部分もありますし、Royalシリーズの頃とはだいぶ音のまとめ方も違ってきているように思うのですが、その中でもMENUETは比較的以前のテイストを残してある部分も人気の理由のひとつかも。
    ある意味、オーディオ的主張が少ないスピーカーでもあると思いますし、このサイズで気軽に音楽を楽しみたい人には良い選択肢なのだろうなと思います。

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    2020/03/20 1:00 pm | No Comments
  • 193月

    ACOUSTIC REVIVEのリアリティエンハンサーのレビュー第3弾はXLR入力端子用ショートピンタイプの「RES-XLR」です。

    XLR端子はオス、メスで形状が異なりますので、RCAのように誤って出力端子にショートピンを挿してしまう可能性は低いと思われますが、だからこそオスメスが逆転(マイクなど)しているパターンには注意が必要かと思います。
    なお、RES-XLRはオスコネクターで、オスメスはコネクタそのものではなく、ピン側で判断すると覚えておくと分かりやすいかと。
    リアリティエンハンサー自体は以前も書いたように色が濃いほうがショートピンとなります。

    さてXLR入力端子となりますと、装着ポイントはやはりプリアンプが最有力でしょう。
    うちでもC-280Lのバランス入力端子に装着することにしました。

    第一印象はやはりボーカルの艶めかしさ、そして実在感の高まりが強烈です。
    方向性としてはパワーアンプに最初にRES-RCAを装着した時に近い変化です。
    静けさが増してS/Nが良くなった印象ですが、余韻や細かな音のニュアンスを消し去るのではなく、むしろそうした部分を音源からしっかり引き出してくれるようになりました。

    XLRタイプのショートピンは初めて使ったのですが、RCA同様、やはりこれは単なるショートピンとはやはり一味も二味も違うようです。
    アンプ自体が水を得た魚のように本来の実力を遺憾なく発揮してくれるさまは、機材自体の土台が物理的にも電気的にもしっかりしたような感覚を受けるものです。
    これも以前に書いたと思いますが、同社の仮想アース「RGC-24 TripleC-FM」のように基準電位が安定したような印象もあって、局所アースとでも呼びたくなるような効果を発揮してくれています。

    それまでにパワーアンプ、CDプレーヤーとリアリティエンハンサーを装着したわけですが、今回プリアンプにも追加したことで次々に機材が底上げされてくる感覚はなかなか得難い経験です。
    C-280Lは年代物のプリということもあり、フォノイコライザーが搭載されている点、デジタル機材に関わるノイズ対策、アナログボリュームの質などから、ライン入力の品質はやはり最新機材に少し負ける部分もあるのかなという印象もありましたが、そうした「弱点」が見事に解消されています。

    具体的には、ラインごとのボリューム位置の違いや音楽そのものの音量の変化(ディスク自体の音量差、楽曲のDレンジも含めて)に伴って、どうしても楽器や音色に混濁する部分があったのですが、それがほぼなくなり、常に安定した分離精度が確保されたように感じます。
    もちろん、それに伴って楽器の分離も良くなっているため、とにかく自然で誇張のないサウンドが実現されました。
    その効果はCD,SACDはもちろん、レコード再生においてもフォノイコライザーの底上げからか、音源に関わらず安定して音楽そのものを満喫できるようになっています。
    等身大の生がじわじわと心にしみていく感覚は単なるオーディオアクセサリー導入で感じるものの域を超えているようにすら思えてしまうほどです。

    次回はリアリティエンハンサーの種類としては最後の「RES-XLR」を取り上げてみます。

    Filed under: Audio
    2020/03/19 12:00 pm | No Comments