• 159月

    DENONのCDプレーヤー「DCD-1650AR」を追加してみました。

    修理に出したREVOX B226Sが電源トランスの故障で修理不可(なんとかできないこともないでしょうけど)だったこともありますし、ちょっと前にゲットしたDCD-1550ARが思ったより良好だったのもあって上位モデルが気になったというのが理由です。
    DCD-1550ARとは電源部と部品を多少補強した程度かと思っていましたが、実際にはDACチップ自体が異なり、PCM1702を4個搭載(DCD-1550ARはPCM61Pが2個)となっていて、むしろS10IIの廉価版という趣です。
    ちなみにPCM1702は並列ではなく、差動で使ってあるとのことです。

    ドライブ部分も銅板を被せたりしてありますが、ここは本質的には同じです。
    状態は今回のはお世辞にも良いとはいえず、まずセンタースピンドル部分のターンテーブル(ただの輪っか)が脱落していました。
    このドライブを使ったメカには良くあるトラブルでして、ネジが多くてアクセスには手間取ったものの、無事に元に戻せました。

    さらにこちらもこの機種定番のトレイのベタつきが酷く、そちらも中性洗剤とアルコールでしつこく取り除きました。
    届いた段階ではCDがトレイにペッタリくっついてしまうほどのベタつきでした。
    コラーゲン配合の塗料を塗っていたらしいですが、取り除いたら効果はなくなってしまいますけどね。

    ここまでやって動作はやっと正常になりました。
    ピックアップは1550ARよりは多少ヘタっている様子ではあるものの、音飛びはなく、SACDハイブリッドやCD-Rも問題なく再生できます。
    可変出力やヘッドホン出力も問題ないですが、可変出力がヘッドホンボリュームと兼用でリモコンにも対応してないので、そこは1550ARのほうが使いやすいです。(実際は固定出力を使いますけど。)

    低域のパワフルさがかなりのもので、帯域もかなり下まで伸びている印象です。
    意外と真面目な音色で誇張感は少なめで素直ですが、音が前に出てくる感じは1550ARに通じるものがあります。
    中高域はやや強めだが、キツすぎることはないですし、そのあたりも含めた押し出しの強さが魅力でしょう。
    1550ARよりも情報量が多くハイファイ寄りで、楽器の分離が良く、細部まで表現されている印象です。

    ルボックスのようなザラつき感はないのは年代的なものもあるのでしょう。
    音像はDP-77と比べればやや膨らむところもありますが、包まれるような感覚があり、リラックスして聴ける気がします。
    ただケーブルの影響を受けやすい傾向もあり、そのあたりのチューニング次第で欠点は克服できそうです。
    特に電源ケーブルの影響がかなり大きい気がします。

    DP-77と比較してみますと、DP-77のほうが左右の広がりがありますが、その分、中抜けっぽさも少し出てくるケースがあります。
    DP-77はACOUSTIC REVIVEのインシュレーター「RKI-5005」導入でホントにバランスが良くなったので、まだチューニングを追い込んでいない1650ARとそのまま比較できない部分もあるでしょうけれども、上品さではやはりDP-77のほうが上かな。
    ただ、SACD主体のチューニングのせいか、CDでは少し脚色っぽさは感じられることもあります。

    一方のDCD-1650AR、直接音は楽器の音色として素直で良いのですが、間接音がややドライになりがちな傾向です。
    しかしヴァイオリンなどはほどよくウェットでギスギスは全くしないですし、かなり元気の良いサウンドが魅力でもあります。
    ベースはソリッドで音像も膨らまないのですが、中高域は稀にキツさが垣間見えることがあり、ここは対処をしたいところです。

    そこでまずはRCAケーブルを「RCA1.0 TripleC-FM」と「POWER STANDARD TripleC-FM」にしてみました。
    これで音像は膨らまなくなり、シャープになりましたし、交響曲での楽器の分離が目に見えて良くなりました。
    中高域のキツさもほぼ目立たなくなったようです。

    さらにプラスチックな純正の脚をセイシンのインシュレーター「RASEN SA-5015」に交換してみました。
    筐体の歪みも多少あって少しガタが出たので、鹿革とクロロプレンで調整してあります。
    この効果もなかなか絶大でして、高域が澄んで感じます。
    ザワザワしたところがスッキリして品の良い質感になり、金管楽器の抜けの良さが大きく向上しました。
    金属製の脚なのでキンキンしないか多少心配しましたが、そんなところは微塵もなく、澄んだ音色になってくれたようです。

    その後も、DP-77と何度となく比較していますが、思った以上に音の質感が異なるのはちょっと驚きます。
    DENONは楽器の音色が自然で押しが強いですが、やや音数が少ないのはやはり若干の弱点でしょうか。
    音楽自体にはこちらのほうが没入しやすいところもありますけど、オーディオ的に聴き込むと不満に感じる部分もないわけではありません。
    ただ低域はとても伸びていて、帯域としてはオーディオ的にも十分です。

    一方のDP-77はCDで不自然に余韻が左右にブレて入ることがあって、これはDSPによるアップサンプリングの影響なのでしょうか。
    それが本来ディスクに入っているホールトーンなのかは確実なことは言いづらいのですけれども、おそらく双方のマッチングで相性が悪いケースがあるのでしょう。
    上手くハマると情報量と臨場感の高さに繋がることもあるのですが、不自然さが気になることも多いんですよね。
    SACDではそう感じるケースはほぼないので、やはりアップサンプリングの弊害かなと思っています。

    REVOXの代替になるかと言われるとちょっと違う気もしますが、CD再生時の使い分けには十分なってくれそうですし、当面この2台体制で運用してみようと思っています。

    Filed under: Audio
    2021/09/15 3:30 pm | No Comments
  • 079月

    RAVPOWERのUSB充電器「RP-PC133」を導入してみました。

    GaN採用ということで、オーディオ界隈でノイズが少ないと話題になっていたのと、USB-Cを使う機器が増えてきたのもあってチョイスしてみました。
    とはいってもうちにはまだPD3.0対応で65Wも必要とするような機材はないんですけどね。

    端子はUSB-AとUSB-Cがそれぞれ一つずつで、それまで常用していたcheeroの4ポートと比べるといろんな機材にまとめて給電というわけにはいきません。
    ちなみにうちだと以下のようなケーブルが充電器に刺さっている状態でした。

    USB-C(DALI IO6やSENNHEISER Momentum True Wirelessなど)
    microUSB(DAP類やB&W P7 Wireless)
    lightning(iPhone)
    Apple Watch

    上記のとおり、2つに限られますから、RAVPOWERではmicroUSBとApple Watchはお休み状態に。
    USB-Cは両端がUSB-Cのケーブルを新たに調達しました。

    充電動作自体はそこそこ好調ですが、USB-CでAKG Y600NCがなぜか充電を開始しないようで、PD3.0との相性が悪いのかな?
    そこはSurface ProのACアダプタに装備されているUSB-A端子のほうから給電するようにしています。

    大きさはかなりコンパクトで使い勝手は良好ですが、今回の目的はやはりノイズ低減です。
    これが全ての指標になるわけではないですけれども、EMI Meterを使って変化の具合を観察してみました。

    iPhone純正の充電器でiPhoneを充電している状態で、EMI Meterの数値はだいたい125〜128mVくらいでした。
    これをRAVPOWERに変更すると117〜120mV程度なので、わずかに減少はしているものの誤差程度かも。
    ちなみによく分からない出所不明なiPhone充電器のパチモノのような充電器で131mV程度です。
    また、そのいずれもコンセントに装着しない状態で122〜128mVくらいだったので、RAVPOWERを装着すると僅かにノイズが減少する(?)という印象です。

    たしかに誤差レベルの差でしかないのですけれども、相対的に見てRAVPOWERを挿したほうが減る傾向は僅かにありました。
    コンセントに挿す時に少しバチッとノイズが出る傾向もあって、そこはgreenwaveのノイズフィルタに似ているので、内部のノイズ低減回路が関係しているのかもしれません。

    ちなみにそのgreenwaveを挿してある電源タップで上記を試したので、あえて外してテストもしてみました。
    その状態でRAVPOWERが283〜288mV、何も装着せずに290mVくらいです。
    iPhone純正は280〜287mV程度と、やっぱり誤差レベルかなぁ。
    なお、リビングで使っているcheeroからRAVPOWERに変更してみても、EMI Meterではほぼ差はありませんでした。

    残念ながらこういった用途ではオーディオの音質に影響を与えるほどの変化はないようです。
    PDトリガーケーブルを使って、スイッチングハブやHDDの電源に使えばまた違ってくるのでしょうけれど。
    ただこれを機に出どころがやや怪しいACアダプタ類を無駄に挿してある箇所は外しまして、それによってパソコンまわりは場合によっては100mVを切るくらいの数値を示すようになったので間接的な恩恵はあったかな。
    ここまで減らすとLEDシーリングライトで10mVくらい下がることも明確に分かるようになりましたし、そちらも可能ならば何か対処したいところです。

    Filed under: Electronics
    2021/09/07 12:00 pm | No Comments
  • 049月

    DALIのBluetoothヘッドホン「IO6」のアイアンブラックを入手しました。

    先日に続いて同じヘッドホンをゲットしたわけですが、理由は紗羅がキャラメルホワイトを使うことになったのでお揃いにしたというわけです。
    よって感想は前回の記事を主に参照していただくとして、多少の個体差のことなどを書いておくことにします。

    まず箱までちゃんと色に合わせて別パッケージにしていたり、付属品もケーブルなどがちゃんと色違いになっているなど、そういうこだわりはなかなか素敵です。
    音は色から来るイメージ的なものも多少あるかもしれませんが、今回のアイアンブラックのほうが若干、音が硬い印象がありました。
    エージングの違いの可能性も多少あるでしょうけれど、バッテリーの減り方なども微妙に異なるので個体差は多少あるのかもしれません。

    当初はiPhoneで使っていましたが、それだとAACになりますし、最近はSurface Proで動画を観る機会も増えたことですし、そちらで主に使っています。
    これだとapt-Xでの接続になっているはずです。
    動画主体でも音の良さはしっかり活きていて、没入感がずいぶん違う気がします。
    細部まで聴き取りやすいというのももちろんありますし、イヤーパッドの遮音性も高いのが功を奏していると思います。

    これでBluetoothヘッドホンも全部で6本となりましたし、当面は打ち止めかな。

    AKG Y600NC Wireless
    Bowers&Wilkins P7 Wireless
    DALI IO6(2本)
    Master&Dynamic MW50
    SONY MDR-1ABT

    出番がいちばん多いのは当然ながらDALIで、B&W(iPad)、SONY(Mac mini)、AKG(iPhone)が並んで次点かな。
    うちだとやっぱりヘッドホン自体の音質優先で、ノイズキャンセリングやコーデック、装着感などを考慮した結果でしょうか。
    冬に向けてはさらに使用頻度が高くなっていくような気もします。

    Filed under: Audio
    2021/09/04 3:30 pm | No Comments
  • 318月

    BUFFALOの6TB USB外付けハードディスク「HD-TDA6U3」を追加導入しました。

    その前に外付けHDDを追加したのが昨年の7月のようですから、1年で6TBをほぼ使い切ったということになります。
    実際にはその前の4TBがディスクエラーになったので、その分を移しましたし、まだ完全に満杯になったわけではないですけど。

    内蔵ドライブが間違いなく判別できるという意味で、今回もWDが無難かなぁと思っていましたが、TOSHIBA銘のこのHDDも中身はほぼ間違いなく東芝でしょうから、これでいくことに。
    S.M.A.R.T.を確認しますと「TOSHIBA DT02ABA600V」でした。

    WDをチョイスしなかった理由は価格面もありますが、動作音とACアダプタのノイズがわりと大きいというのもありました。
    動作音は仕方ないとして、ACアダプタのノイズのほうはひとまずサンリッツのノイズフィルタ経由にすることでそこそこ回避できていますが。
    今回のBUFFALOも当然ながらACアダプタですが、横幅が広いタイプで電源タップに挿しやすいのは良いところです。
    電源ノイズに関してはやっぱり結構大きいので、オーディオマニア的には外付けHDDやNASをなるべく減らすのが良いのでしょうけれど、そこは仕事の絡みもあるのでなかなかそうもいきません。
    こまめに電源をオフにすることも考えましたが、あいにくHD-TDA6U3自体には電源スイッチがないので、現状はそのままにしてあります。

    速度に関しては上記のとおり、ハードディスクにしてはそこそこ高速ですし、元々がテレビ録画用途主体なので動作音もそれなりに静かです。
    ちなみにWDのほうはすでにかなり書き込んでるので条件が揃っていませんが、下のような感じになっています。

    HD-TDA6U3が原因かどうかは定かではありませんが、接続後にMac Proが夜中にカーネルパニックで再起動されてしまっているというのが何度かありました。
    普通にスリープ解除したりするぶんには問題ないので、とりあえずPowerNapを無効にして様子見していますが、それ以降は一度もカーネルパニックは起きていません。
    そのあたりは本来だとテレビ録画用ですし、Macとの相性もあるでしょうから多少は仕方ないところでしょう。

    これで当面の容量は確保されました。
    NASがもう少し多いと良いなぁとか、SSDを増量したいなどという気持ちはありますけど、それこそノイズ源ばかり増やしても仕方ないですし、しばらくはこれで良しとしましょう。

    Filed under: Mac
    2021/08/31 3:30 pm | No Comments
  • 268月

    「現行機種のみでレコードも含めたオーディオシステムを100万円の予算で組むとしたらどんな感じになるかな?」という話題になったので、自分の好みも交えて軽く考えてみることにしました。

    まずは適当に予算感を見る感じで組み上げたのが、以下のようなシステムです。

    REGA Planar 2 MK2
    FYNE AUDIO F502
    DENON PMA-2500NE
    DENON DCD-2500NE

    これだと実売80万円ちょっとで、かなりスピーカーに重きを置いた印象でしょうか。
    相性もあるでしょうが、スピーカーをB&W 704S2置き換えても良いかなと思います。

    ただ、ここからもうちょっと欲張ると一気に値段が跳ね上がってしまいます。
    特にアナログレコード周りが厳しくて、ELAC MIRACORD 60にしてみても良いのかもですが、そうなるとカートリッジが別売りになるので…。
    MMのみではありますが、フォノイコライザーまで搭載したTechnice SL-1500Cくらいにしておけば、アンプの選択肢も広がるかも。
    ちなみに単体のフォノイコライザーだと、REGA FONO MCあたりがお手頃なところでしょう。

    CDプレーヤーも結構跳ね上がりがちで、そのあたりはアンプも含めてD&Mグループの製品群が気分的に安めに感じます。
    見た目としてもいかにもオーディオコンポ!って感じですし。
    もう少し上位に行くなら、Marantz SACD30nあたりでしょうけど、そうなるとスピーカーはブックシェルフにしないと厳しいかも。
    そもそもケーブル類などは考慮していませんし。

    この予算でAccuphaseを入れるってのは無理かな?と考えてみたのがこちら。

    REGA Planar 2 MK2
    Accuphase AD-50
    Accuphase E-380
    JBL 4312G
    DENON DCD-2500NE

    これでギリギリ収まるかなぁという感じです。
    AD-50が結構高額なのが痛いですね。
    アンプはE-280も考えましたが、意外と価格差が少ないので、あえてE-380にしました。
    CDプレーヤーはDP-450でもシステム全体のバランス的に、この予算内で組むのは無理そうな感じです。

    将来的なグレードアップを踏まえれば、注力したい部分に多めに割いて…というのがオーソドックスな攻め方ですから、いろんな組み合わせがもっともっと考えられることでしょう。
    私が今のシステムとまるっと入れ替えなきゃならないなら、最初に挙げたほうでしょうか。
    考えるだけならお金もかかりませんし、皆さんも自分なりのベストシステムを空想してみるのも楽しいかと思います。

    Filed under: Audio
    2021/08/26 2:30 pm | No Comments
  • 218月

    Accuphaseからプリメインアンプ「E-5000」が11月発売予定だとか。

    現状ではオーディオユニオンさんの新製品情報にチラッと出てくるのと雑誌に記事が掲載されている程度ですが、お値段は99万円(税込)とのこと。
    E-800というA級プリメインアンプが2019年に出ましたが、それよりは若干、本体の厚みが薄そうです。(アレが分厚すぎるだけですが。)
    ちなみにE-800は税抜で98万円だったのでそれよりはお安くなっています。
    また、デザイン的には類似しているものの、最近の同社の(謎)ルールどおり、AB級ということもあって(?)アナログメーターになっています。

    スペックは現状分かっている範囲ですと、トランジスタ5パラの240W/ch(8Ω)と最近のプリメインアンプとしてはかなりハイパワーな感じです。
    E-800が3パラのMOS-FETだったのも最近の同社のA級、AB級の棲み分けに準拠していますね。
    プリ部はBaianced AAVA採用ですし、E-800の尖った部分を多少まろやかにしたものの、良さはそのまま踏襲したような形でしょうか。
    まだまだ100万円を超えると売れ行きに影響もあるのかもしれませんね。

    さらにほぼ同時期にプリアンプ「C-2900」も発売予定のようです。
    こちらは143万円(税込)とC-2850の128万円からは順当な値上がりになっています。
    AAVAが最近のハイエンドモデル同様にBaianced AAVAとなっているのがいちばん大きな変化でしょう。
    別売りのフォノイコライザーモジュールも「AD-2900」になるようですし、こっちは順当なアップデートといったところかと思います。
    こっちはC-3900発売で旧モデルのC-3850の中古が多く出回っていますので、中古が気にならないならそちらとの比較も面白そうです。

    Filed under: Audio
    2021/08/21 3:00 pm | No Comments