• 309月

    LINNのターンテーブル「MAJIK LP12」の標準トーンアームが11月からClearaudio製に変更になるそうで。

    元々はPro-JectだったのがJELCOに変わったんですけど、そのJELCOが活動停止してしまったからやむを得ず…といったところでしょうか。
    JELCOを除けば自社でもターンテーブルを出しているメーカーなわけですが、そもそもトーンアームを製造しているメーカーがとても少なくなっていることを考えると選択肢がなかったとも言えるのでしょう。
    その辺り、なんとなくCDプレーヤーの光学ピックアップにも似ていて、悲しい気分になります。

    Clearaudioは私自身、クリーニングマシンを持っていて、トーンアームもリニアトラッキングから多種多様なモデルが以前から出ていましたし、性能はおそらく結構高いでしょう。
    単体のトーンアームでいえば、いちばん安いVerifyですら実売で15万円超えですので、そういう点ではMAJIK LP12のコストパフォーマンスはなかなか高まった可能性があります。

    ただしMAJIK LP12の販売価格も52万円(税別)となっていますので、その前の43万円からすると9万円のアップとなっています。
    JELCO製だったMajik Tonearmは単品で12万円で販売していた時期がありましたから、ベアリングシステムのKAROUSEL(13.5万円)が標準搭載になっていることを考えるとトーンアーム自体は大きな価格差はないのかな?
    ちなみに今回のトーンアームKRANEは今のところは単売予定はないとのことです。
    Pro-Jectの9ccからは10万円でJELCOのにアップグレードできたわけですし、今回もKAROUSELと合わせてそういうサービスが実施される可能性はありそうですけどね。

    ただ、LP12も最廉価で50万超えとなってしまうと、なかなか気軽に導入するのは厳しいかも。
    昔はLINNにも下位モデルがあったりしましたが、さすがにもうそういう機種は出さないのでしょうね。

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    2020/09/30 4:30 pm | No Comments
  • 279月

    山本音響工芸のスピーカー・アンプ用プレート型ベース「B-60」を2枚ほど追加してみました。

    その前に1枚試してみたので、これで3枚ということになります。
    スピーカー側壁に壁代わり的に立てるのが思った以上に良かったので、両壁に立てたいというのと、ラック部分の強化にも試してみたいなと。

    まずは壁側ですが、最終的には少し角度をつけ、後方側の裏にWS-1を置くような感じにしました。
    これで痩せ気味なセンター部が厚くなり、ボーカルが驚くほどセンターにビシッと決まるようになりました。
    単純に反射板的な部分だけではなく、弱い壁を補う形で低域の濁りが減って音階が明瞭になっています。

    ラック部分の強化は、ラックに入っていないSCD-777ESの下と迷いましたが、今回はレコードプレーヤーの下に使うことに。
    BL-99Vの寸法がわりと大きいのでB-60の大きさを活かせるという側面もありました。
    もちろん、これまで通りマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」は併用していますので、ラック天板の鳴きを減らす目的です。

    やはり透明感が高まる方向で、中低域の濁りが減ってベースのキレが向上しています。
    いわゆるレコードの音というような曖昧さが減って、スピーカーからの再生中でもヘッドホンでモニターしてるいる時と変わらない音色になっていますから、ハウリングがかなり低減されているのでしょう。
    板そのものはそこそこ響く印象なのですが、同じ木材とはいえ、異種素材が組み合わさっているから有効に働いているのでしょう。

    ただ音への変化の度合いからいけば、やはり反射板的な使い方のほうが影響は大きいです。
    とりわけ、やや斜めに配置したことでさらに音像がクリアになり、四重奏曲などの配置や収録されたホールの反響などがとても明瞭に感じ取れるようになったと思います。
    こちらも本来ならRWL-3をさらに大量投入できれば完璧なのかもしれませんが、壁全体を覆うのはなかなか難しいでしょうし、適宜移動させやすいという点でも使いやすい素材かなと。
    これに慣れてくれば慣れたで、アサダ材なりの響きも気になったりもしますけど、そこは別素材を組み合わせたり、シルクで補助するなどして、少しずつ詰めていきたいと思っています。

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    2020/09/27 12:00 pm | No Comments
  • 249月

    Nikon D600で3年ほど使ってきたSandiskのSDカード「Extreme」がカードリーダ装着時にエラーを返すことが増えてきたので、世代交代させることにしました。
    せっかくですので今回はExtreme PROに。

    Extreme PROといっても現行モデルはたしかUHS-IIでリードで300MB/sになっていますが、購入したのはUHS-Iでリード170MB/s、ライト90MB/sのものです。
    容量もさすがに今さら32GBというのもアレなので64GBにしましたが、こっちはRAWファイル書き出し用で同時JPEGは別スロットに装着したFlashAirに書いていますので、容量的に不安になる部分はありません。

    実売価格にずいぶん差がありますから今回も海外リテールですが、ニセモノも多いのがちょっと困るところなので安心できそうなお店で。
    ちゃんとRescuePRO Deluxeが付属していて、それもちゃんと使えたのでたぶん大丈夫でしょう。
    Amazonでもマーケットプレイスでは店によって危ういことも多いので、くれぐれもご注意ください。

    ベンチマークも軽く動かしてみましたが、カードリーダー側もBUFFALOの廉価なものですのでそちらの限界が出ているかもしれません。
    リードが90MB/s程度、ライトでも80MB/sは確保できているので普段使いには十分満足です。
    ちなみにそれまで使っていたExtremeの結果はこんな感じで、リードはほぼ変わらないくらい出ていますが、ライトは50MB/s程度とやっぱり差がありますから、デジタル一眼での書き出しには体感的にも差が出ています。

    ちなみにFlashAirは旧モデルのほうをD600で使っているので、こちらのほうがボトルネックになってるかも。

    なおお値段だけで考えればmicroSDXCのほうが安かったりすることもあるのですが、SDカードアダプターによっては大幅に速度低下することもあるらしいので、今回までは通常のSDカードにしておきました。
    今後はカメラ側も別のカードに変わっていくのでしょうね。

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    2020/09/24 12:30 pm | No Comments
  • 229月

    HIFIMANのヘッドフォン「Edition X」を追加してみました。

    すでにHE400S、HE400i、HE4XXと所有していたのですが、やっぱり上位モデルがずっと気になっていたのです。
    Edition Xはだいぶ前のモデルで、その後、Edition X V2、ANANDAとモデルチェンジしていったと認識しています。
    なお、V2との違いはイヤーパッドや金属部品による耐久性強化などです。

    HE400i用に以前入手したケーブルがまさにEdition X V2用のケーブルでしたが、ヘッドフォン側の端子が2.5mmだったので3.5mmに変更してもらっていますので、おとなしく付属のケーブルを使います。
    ケーブルはやや折り癖が強めで400Sや400iに付属のものに似ていますし、音傾向や使い勝手ではV2付属のほうが良好な気はします。

    ただその点を除けばやはりEdition Xは圧倒的なもので、良く駆動された平面型スピーカーのサウンドを思い出すものです。
    高域は少しだけキツさが出る場面もありますが中域の艶やかさが魅力ですし、音色は全体的にとても自然で、透明感を最大限保ちつつ、ゆったり聴き込めるウォームさを持ち合わせています。
    振動板が広いからか、装着位置がシビアでないので使いやすいです。

    イヤパッド越しに光にかざすと透けて見えるくらいに薄い振動板で、音量という点だけでいえばDAPでも十分駆動可能です。
    実際にはやはりしっかりしたアンプで鳴らしたほうが、より広大なスケール感を表現できるとは思います。
    音源についても同様で、ハイレゾ音源やSACDの良質な音源では、さらに他のヘッドフォンとの違いが広がるように感じられます。
    帯域というより、きめ細やかさと音色の自然さが違ってくるからでしょう。
    とりわけ、ピアノのアタックが先鋭かつ余計な濁りがなく、音源内のホールトーンまでしっかり再現されているあたりは、やはり平面磁界型の歪みの少なさが活きているのではないかと。

    ただ一部の高級ヘッドフォンにありがちな、全てをさらけ出してしまうモニター的な部分は控えめで、音楽がとても新鮮に感じられて新たな発見があるというのは個人的にとても気に入ったポイントです。
    とにかく楽しい気分で音楽に浸れます。

    HE400iと比較してみますと、HE400iは浮き足立って軽いなぁと感じてしまいます。
    低域の重量感が違うからか、Edition Xでは楽器の重みや大きさ、実体感がより正確に表現されているからだと思われます。
    また、HE400iのほうが作りとしては頑丈そうにすら見えるのですが、実際に比較試聴してみるとHE400iではイヤーパッド越しにハウジングの響きが濁りとして感じられます。

    音源側もいろいろと試してみました。
    まずはDAPにPLENUE Sを単体で使ってみますと、音量としては確保できますが、やはり低域が少し薄く感じられます。
    DACアンプとしてHiFi-M8も追加しましたが、これでも据え置きアンプと比べると純度の高さなどでやや差が出ていました。
    完全な開放型でもありますし、できればやはり据え置き環境で使ったほうが良いでしょう。

    普段はTASCAMのヘッドフォンアンプを使うことが多いのですが、DAC複合機のFOSTEX HP-A8でも細部の精度はずいぶん高まります。
    やや硬さはありますが、しっかり録音された音源では空気感まできっちり再現してくれ、リバーブ要素がとても明瞭に感じ取れます。
    ヘッドホン自体は余計な余韻があまり付加されないので、そうした場の雰囲気をしっかり捉えた音源のほうが得意でしょう。
    中高域ではややハウジングの響きが乗る部分はないとは言えませんが、HE400iとの比較でも書いたようにさほど気になるほどではありません。

    音楽のジャンルでは、フュージョンとはハイスピードさで相性が良さそうです。
    海外レビューを中心に、一部ではクラシック向きでないという記載も見かけましたが、私が聴いた限りでは特にそんなことはありませんでした。
    音色が自然なので、基本的にオールマイティではないかと思いますが、若干クールな傾向なのと中高域に若干のクセがあるからかもしれません。
    全般に楽しく聴ける傾向ですので、明るい楽曲のほうが相性が良いとは言えるのでしょう。

    ベースのキレも良好で強調感がないので音楽に専念できますし、ボーカルやパーカッションなどが入った場合でも他の楽器が明瞭なままなのは、低域側の歪みが少ないからでしょう。
    前述のように高域側はやや独自のクセがあるとは思いますが、HD800同様、それが適度な味付けと広がり感につながっている部分もありそうです。
    おそらく外側のカバー部分の共振がありそうなので、気になる方はここに対処するのも良いのかもしれません。

    いろいろと聴いてみて、これまでのヘッドフォンといちばん違って感じたのは、「マイクからの距離感まで把握できる」という点です。
    音源の質にもよるので常に…というわけにはいきませんが、この感覚はやはり上位モデルならではの精度からくるものかと。
    スピーカーとは音場再現こそ違うものの、音に包まれる感覚と相まって良質な音楽体験を提供してくれるヘッドフォンだと感じています。

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    2020/09/22 2:30 pm | No Comments
  • 219月

    XSERVERから「新サーバー簡単移行」で新しい高速サーバに移行できるというお知らせが届いたので早速やってみました。

    この移行は、旧サーバー環境(サーバー番号がsv1~sv10000.xserver.jp)を使っているユーザー向けのもので、ほぼボタンひとつで引っ越しできるものです。
    サーバー移行自体は無料という太っ腹さです。

    サーバ性能としては以下のような強化がなされているとのことです。

    ・高速CPUの『AMD EPYC(Rome世代)』を採用
    ・『オールNVMe』RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成を採用、読み込み速度が最大で14倍以上に向上
    ・搭載メモリを256GBから512GBに倍増

    実際には共用サーバーですからこのマシンを全て使えるわけではありませんが、将来的には物理的にもこちらのサーバに移行していくのでしょうから、早めにやってしまっておいて損はないでしょう。
    なおPHPのバージョンが古いなど、諸条件を満たさない場合には移行できないとのことです。

    移行自体はほんとに簡単にできるようになっていて、申請すると1時間後くらいに移行先のサーバが自動的に決定され、データコピーが開始されます。
    使用容量にもよるでしょうけれども、うちの場合は30分ほどでデータコピーが完了しました。
    都度、メールで通知も届くので安心して任せておけます。

    データベースも切り替わるわけですが、WordPress内の設定ファイルなどは自動的に置換で変更されるので、自前で書いたソースでもない限り手修正の必要はほとんどないでしょう。
    SSLやネームサーバー設定もおまかせで大丈夫ですが、DNSの浸透には多少の時間は要するので、その途中のメールやサイト更新はどちらになるかあやふやなところもあるので、時間に余裕がある時にやったほうが良いでしょう。
    また、FTPやメールサーバは手動で変更する必要はありますが、その説明もしっかりなされています。
    10日以内なら元のサーバに戻すことも可能です。

    速度は正直それほど体感できるような変化はない気もしますが、ブログの表示は若干速くなったかな?
    仕事ではVPSを使わないといけない場面もありますけど、ほとんどの用途ならXSERVERが最近は安心だなぁと思っています。



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    2020/09/21 2:00 pm | No Comments
  • 209月

    LUXMANから純A級プリメインアンプ「L-595A LIMITED」が10月下旬に発売予定だとか。
    お値段は98万円(税抜)と、どうやら某国産A社を意識している印象です。

    デザインは1989年発売の「L-570」のデザインをモチーフにしているそうですが、当時のお値段は35万円でした。
    このモデルもたしかに純A級ですが、実効出力で50W+50W(8Ω)だったんですよね。
    今回のは30W+30Wと数字上はやや小ぶりになっていますが、4Ωで60Wを謳いたいがための控えめなスペックかと予想されます。
    L-570は2Ωで200Wをアピールしていたわけで、お値段を考えるとやや言い訳しづらい気もしますが…。

    内部レイアウトも全く異なっており、ヒートシンクも往年のラックスマンでは定番だったフィンラジエーターではないですし、あくまでも正面からの見た目が似ているという程度です。
    そもそも木製キャビネットもL-570にはなかったですし。

    さすがに今風にグレードアップされているのはボリューム部分で、お得意のアンプ回路⼀体化型・電⼦制御アッテネーター「LECUA1000」を搭載しています。
    コンデンサも合計80,000μF、全8本とかなりの物量投入です。
    ダンピングファクターも370としていて、これもまた某社対抗という印象で、以前のラックストーンとはやや違うのかも。
    ほかにもLINE-1だけ、高級そうなRCA端子にしてあったりと、他社対抗をかなり強く意識している様子が感じられます。
    正直、ブランドなりの良さを追求しても良い気もしますし、本当に良い部材なら全てに使ってほしいですけどね。

    フォノイコライザーもMC対応のものを搭載していますし、セパレート入出力もあるのは拡張性も高くて良いですね。
    それこそL-570の頃はプリ部のゲインが低めでPRE OUTがなかったですし。
    95周年を記念した300台の国内限定⽣産ということですし、今の国内需要をしっかり意識した仕上がりにはなっているように思います。

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    2020/09/20 12:00 pm | No Comments