• 1211月

    PLENUE Mを導入してからそんなに日も経っていませんが、PLENUE Sを導入してしまいました。

    その間にFiiO X7も入れてるので自分でもちょっと調子に乗りすぎかな?とは思いますけど、いろいろ試してAndroid機は便利なものの、Wi-Fi経由のノイズもやっぱり影響してきますし、素早く起動・終了できるところはPLENUEの素晴らしい魅力のひとつだと思ったのも理由の一つです。
    最後までPLENUE 2とは迷ったのですが、そこも自分にはやっぱりバーブラウンが合ってるのではないかと感じたのもあります。

    PLENUE SはPCM1792Aを搭載していて、その点ではPLENUE 1と同じということになります。
    PLENUE MのPCM1795ともそんなに大きく違わないのですが、アンプ部が強力という部分がチョイスの決め手となりました。
    PLENUE 2 MarkIIなら同等クラスだとは思いますけれど、相場からするとずいぶん差がありますからね。

    アンプが強力な分、駆動時間はかなり短めの8時間ですが、中古というのもあってか、それもちょっと危うい感じではあります。
    そもそもPCM1792Aはハイレゾなほど消費電力が大きく増える傾向のはずなので、それも関係してくると思われます。
    使っていると、PLENUE 1をレビューした時のような本体の温もり具合になってきますけども、そこは背面の焼肉プレートのような部分が放熱板的な役割をしてくれるようです。
    ケースが中古のため付属しなかったのですが、放熱の意味合いでは付けないほうが良いかもしれません。

    その代り、ガラスフィルムが貼ってあり、こちらもややタッチパネルの感度に影響している気がしますが、せっかくキレイに貼ってあるのでそのまま使います。
    また1やMといちばん大きな違いはバランス出力に対応している点でしょう。
    今となってはマイナーとなってしまった3.5mm4極というのもお買い得になりがちな理由かも。
    こちらは後日紹介しますけども、動作は全く問題ありませんでした。

    まずはPLENUE Mとの比較をやってみました。
    あえてPLENUE MはALO audio The International+ Optical Editionに光接続して使用してみます。
    ALOのDACはES9018K2Mということもあり、解像度は高く広がりはあるような側面も感じ取れますが、少し聴いているとやや輪郭を強調された感があります。
    たとえばボーカルでマイクの吹かれが強調されがちになったりするケースが出てきてしまいがちです。

    一方のPLENUE Sはひたすら穏やかで、一聴して高級感を出そうというようなところが皆無です。
    刺激は過度に強調されることがない分、音楽的なノリはしっかりしっとり表現されてきます。
    とりわけ、ピアノの音色がより自然で色合いが鮮やかなのが気に入りました。

    PLENUE Mのほうは単体で比較しても、ほんの少し枯れた感じがするところがあり、良い意味でのドライとはやや違って、やや肌触りがかさついたような感じが出る場合があります。
    そこが力強さとして勢いを感じることもありますが、若干そういう元気さと勢いみたいなものを脚色しているところがあるのかもしれません。
    PLENUE Sでもちょっとお遊びでJet Effect 7を使ったりすれば、PLENUE MやDACにつないだ場合などと似た雰囲気には簡単にできますから、やはりその分の脚色が入っているということでしょう。
    PLENUE Mでも相当そういう要素は少ないほうだと思いますが、PLENUE Sは土台部分がよりしっかりした分、さらに脚色を排すことができたのでしょう。

    イヤホン、ヘッドホンもいろいろ使ってみましたが、IE800の良さが活きるのはもちろんなのですが、意外とIE80Sも合う印象でした。
    IE800と比べてしまうと解像度は下がりますが、、音楽的な躍動感自体は後退しないので不満が出てきません。
    私自身の感覚として、スピーカーで聴く時によりも身構えずに、やや穏やかな気持ちで聴けることに重きを置いているのもあるからかもしれません。
    それでもしっかり聴くぞ!という気持ちが入れば、音源から湧き立つように言葉のひとつひとつ、細やかなタッチや息遣いまでしっかり引き出してくるのはやはり流石だなと感じます。

    バランス接続は3.5mm4極ということで、主流となってきた2.5mm4極や4.4mmでないためにケーブル調達にも結構困りました。
    そもそもIE800だとイヤホン自体がバランス出しできないですし、IE80Sも特殊なコネクタですし…。
    その辺りの解決策はまた別途報告することにして、ざっくり動作確認程度に聴いた感じとしては、思ったほどアンバランスと大きな変化はないかも。
    DAP側のアンプやDAC部の注力の仕方も関係している可能性はありますが、逆に音傾向をわざとらしく変えるといったことはしていないのは好印象なのかなと思います。
    もちろんセパレーションの向上などは感じますが、ケーブルやイヤホンの違いがより明瞭になる程度で、あくまでもそちらを主役として鳴らしてくれます。
    なお、駆動力に関してもバランス接続でもほとんど変わらず、そこはまさにスペック通り(共に3Vrms)のようです。

    これでようやくDAPは確定したなという安心感をもって任せられる製品に出会えた気分です。
    もちろんPLENUE Mは併用予定で、こちらは仕事部屋で作業中に聴く時に活躍してくれる予定です。
    FiiO X7の判断がまだちょっとファームウェア更新への期待があったりしますが、折を見てまた比較もしてみようかなと思っています。

    Filed under: Audio
    2018/11/12 12:00 pm | No Comments
  • 1111月

    理由はよく分からないのですが、夜になるとiPhoneでGoogle検索や各アプリの最初のアクセスが遅かったのですが、それがだんだん昼間にも見受けられるようになってきました。
    さらにパソコンでもメーラーなどでメールサーバのドメインを検索してる旨のメッセージがちょっと長めに表示されることが出てきて、「もしかしてコレはDNSが遅い?」と思うようになりました。

    これまではIPv6プラスということもあって、BUFFALOのルータに任せっきりだったのですが、それだとおそらくNifty系のDNSになるはずでIPv4の頃から遅い傾向だったんですよねぇ。
    ルータにも一旦、Google Public DNSを設定してみたりしましたけども、それだとIPv6の関係なのか、うまくアクセスできないケースがありました。

    そこでちょっと調べたところ、Cloudflareがかなり高速なDNSを公開しているという情報を見つけました。
    以下のようなアドレスで、IPv6もちゃんと用意されているのが良いですね。

    1.1.1.1
    1.0.0.1
    2606:4700:4700::1111
    2606:4700:4700::1001

    さらに速度もDiGを使って実際に計測して、Google Public DNS(52ms程度)より断然高速(15ms程度)なことも分かりました。
    ルータへの設定がちょっと不安定っぽいので、iPhoneやMacに個別設定するのはちょっと不便でしたが、いざという時にはDNS設定を自動に戻せば良いから、かえってこっちのほうが安心ではありますね。

    結果としてはずいぶん軽快になってくれました。
    とりわけiMessageやメール受信、iPhoneでのそれぞれのアプリ起動時のネットアクセスなどのレスポンスが速くなったように感じます。
    実際の通信速度自体が変化するわけではないのですけど、DNSでこれだけ違うのか、というくらいの体感はできるかと。
    ただ、pingはむしろ遅くなるのでは?というもあるようです。
    スピードテストしてみた限りではpingも13msで同等でしたし、ダウンロードもアップロードも有線で400Mbps、iPhoneでもダウンロードで180Mbps出ているようなので大丈夫だとは思いますが。
    またセキュリティ強化の一面もあるようですけど、その辺りは設定の仕方も含めて自己責任でお願いします。

    Filed under: Mac
    2018/11/11 11:11 am | No Comments
  • 1011月

    FURUTECHのADLブランドのminiUSBケーブル「Formula 2 USB mini-B Type」を入手してみました。

    ALO audioのDAC内蔵ポタアンが世代的にminiUSBなのですが、時代はすっかりmicroUSB、それどころかUSB-Cになろうとしているので、入手できるうちに買っておこうかなと。
    Optical Editionなので基本は光入力で使うことが多く、USB-DACとして使う機会はパソコンやiOS/Androidくらいなんですけどね。

    そもそものお値段もそこまで高価ではないですが、需要もないので実売価格はさらに安くなってます。
    長さも0.6mと中途半端に短いのもあるかもしれませんね。
    オーディオ的な音質向上には正直期待していませんでしたが、そもそもしっかりしたminiUSBケーブルを持ってなかったので、その意味では良かったです。
    特にUSB-A側が上下の向きが分かりやすいデザインなのが良いですね。(褒めるのはソコ?)

    また、セリアで入手してきたmicroUSB変換ケーブルというのを使いますと、なんとmini-microのOTGケーブルになってくれます。
    これでFiiO X7につなぎますとバッチリ音を出すことができました。
    ES9018SのDAPからES9018K2MのポタアンにUSB接続する意味があるかどうかは置いとくとしますが。

    それにしてもADLはもうあまり力を入れてないみたいですね。
    FURUTECHでバランス対応のプラグは出してるようですし、そのうちそちらに統合されるのかな?
    そういう意味でもADLで欲しいものがあれば早めにゲットしておいたほうが良いのかもしれません。

    Filed under: Audio
    2018/11/10 2:00 pm | No Comments
  • 0611月

    TIASこと、今年の「2018東京インターナショナルオーディオショウ」が東京国際フォーラムで11/16〜18に開催されるそうで。
    開催時間は10時から19時(最終日は17時まで)とのことです。

    去年は9月だったのでだいぶ遅いなぁという印象があります。
    ガラス棟とG棟ですから開催規模はほぼ同じで、配置もほとんど変わらないみたいですね。
    実は私自身、TIASは行ったことがない(そういうのが多いなぁ)んですけど、多少は新しい出展メーカーが増えたりしたほうが楽しそうですけどね。
    TAD,ESOTERICは出してますけど、オンキョーやパイオニア、TEACはなくて、いわゆる「ハイエンド」のイベントなんですかねぇ。
    輸入代理店も含めて他と共同ブースというのがないので、そういう意味でも広がりがないようにも思えてしまいますが、まぁハイエンド機器を見たい方には良いのかも。

    そんな開催期間中の11/17〜18、銀座のSKYELA(スカイラ)で、トップウイングCSGとACOUSTIC REVIVEがイベントを実施するんだとか。
    たしかサウンドクリエイトから独立した方が興したオーディオショップですよね。
    銀座勤務だった頃はカメラ店は昼休みに良く見て回りましたが、当時もサウンドクリエイトは行かなかったんですよねぇ。
    その後、一度だけ行きましたが、なんとなく行きづらくてそれ以来立ち寄らないままです。
    なんだかこうやって考えると、オーディオが趣味のわりにショップやイベントにあんまり行ってないですね。
    都内の頃は週末だとライブに行ったり、写真や温泉でドライブに行くことのほうが多かったからなぁ。

    話が逸れてしまいましたが、こちらのイベントは以下のような内容で、会場の関係もあってか、各回限定20名で事前申し込みが必要とのこと。

    11月17日(土)
    1. 12:00 – 13:30 DAC聴き比べ・DACチップ方式ONLY、DACチップ+真空管出力、R2Rアナログ方式の違いをハイレゾで検証。iFi、M2TECH、XIAudio(講師:土方久明)
    2. 14:00 – 15:30 出川式MDユニット搭載電源ケーブルPOWER SENSUAL-MDと驚異の導通率105%を実現したPC- Triple C/EX導体採用ラインケーブルRCA&XLR- absolute-FMを聴く(講師:アコリバ石黒謙)
    3. 16:00 – 18:00 『福田屋!』話題のTELOSのアクティブアースその他を中心とした聴き比べイベント・電源のキモを深く掘り下げます!(講師:福田雅光)

    11月18日(日)
    1. 11:00 – 12:30 ACOUSTIC REVIVE全製品を使っての多角的対策による劇的クオリティUPを体験する(講師:アコリバ石黒謙)
    2. 13:00 – 14:30 iFi iPurifier”s”オーディオ戦隊アイピューリファイヤーズ!(講師:トップウイングG説明員)
    3. 15:00 – 17:00 『福田屋!』話題の出川式MDユニットを搭載した「POWER SENSUAL-MD」その他を中心とした聴き比べイベント・電源のキモを深く掘り下げます!(講師:福田雅光)

    個人的なオススメは日曜日の午前中なわけですけど、Telosの効果も一度聴いてみたい気はしますから、そうすると土曜日の午後とかも良いかも。
    スカイラは歌舞伎座の近辺のようですから、申し込んだイベントが終わったら銀座を散歩してTIASへ…というのも良いでしょうね。
    いや私が東京に行くなら仕事で来てくださいよ!というお叱りが来そうなので、どちらにも行く予定はないのですけど…。

    それにしても同じような会期で実施するというのは面白い試みですね。
    中古カメラ市の時に近隣のカメラ店が頑張って営業してくれて、結局そっちのほうが楽しかった、みたいな経験が結構あるので、そういう具合のほうが安心してお出かけできるかもです。
    もちろんオーディオ以外にも楽しめそうですし、ご家族連れで出かけるのも欲しい機材の売り込みに効果的かもしれないですね。(逆効果になっても責任は持てませんので、あしからず。)

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    2018/11/06 12:00 pm | No Comments
  • 0511月

    CDやレコードはシルクやPOWER SENSUAL-MD、RTP-4 absoluteなどでやればやるほど進化していくのですが、どうしても伸び悩みをみせて置いてけぼりなのがネットワークオーディオプレーヤーです。

    こちらもSoundgenicにはリニア電源を割り振ってそれなりに良くなりましたし、ネットワーク対策もかなり万全でノイズ軽減は計測でも確認できています。
    ただ、それでも初代AKURATE DSがそもそもハムノイズを含む出力なのは相変わらずで、XLRでもそれは変わりません。
    音にもその影響が出ているのか、音像が歪んで感じられるのがどうしても受け入れられず、聴くのをやめてしまうことがしばしばです。
    曲によっては悪くない場合もあるのですが、どうも音源そのままではなく、微妙にデフォルメされた感も気になるのですよね。

    初代のためにデジタル出力もないですし、以後に追加されたアウトプットトランスもないので、35万円(税別)ほど投資して最新モデルにアップグレードしてもらうという道もあるのですが、ノイズは解消するとしても、デフォルメ傾向まで解決するという保証は残念ながらありません。
    もちろん他にボトルネックがあることも想定されますから、ここはひとまずOlasonicのNANO-NP1に戻して確認してみることにしました。

    最初はもっとひどい配置でLANケーブルだけ繋ぎ変え、電源も雑用タップ(元々ACアダプタですが)、光デジタルケーブルもオルトフォンのお手軽なものでDP-77につないで鳴らしましたが、あっさりDP-77に近い音が出て拍子抜けするほどです。
    元々はNANO-NP1を使っていたわけで、その頃よりもしっかり底上げされた音になってくれていますし、これまで取ってきたネットワーク対策は間違いではなかったようです。
    そもそもコレに少しでも負けるようなところがあるようでは、AKURATE DSの立場はないとも言えそうな…。

    ただ欠点もないわけではなく、肝心の再生アプリが貧弱でして、なんとか音切れや途中で曲が止まる現象は起きていないものの、KazooやLUMINといった優秀なアプリが使えないのはちょっと残念です。
    またDP-77が96kHzまでという関係でNANO-NP1のSRCを通しているのですが、ハイレゾ音源はコレでもOKなものの、CD音源だとSRCが余計な色付け(失礼)をしてしまい、DP-77で円盤を回すのには全く敵わない音色になってしまいます。
    ハイレゾのほうもそれが活きるほどのレベルにはまだ到達できておらず、正直、IE800とPLENUE Mなどで聴いたほうが良いなぁと感じてしまうほどです。

    あとは手持ちの機材でいくならSoundgenicのUSB出力を使ってみるくらいでしょうか。
    USB-DDCをSoundgenicにつないで、Musical FidelityあるいはDP-77に入れればまた違うかもしれませんが、コレもNANO-NP1を大きく超えるとは正直思えません。
    なにか他に良い機種はないのか?と将来的な構想も含めて探してみましたけども、あくまでも私の想いの中では夢を描けるようなネットワークオーディオプレーヤーは見当たりません。
    これならまだUSB-DACで聴いていた頃のほうがよっぽどシンプルだったなぁとすら思えてしまいますし、それならDELAやfidataを使うという手もあるわけで、極めて将来的な話としてはそっち方面なのかもしれないなぁと。

    逆に言えば中途半端な機種を選ぶのであれば、今でもNANO-NP1はかなり良いチョイスといえるということでもあると思います。
    もちろんDSDは諦めなければなりませんし、DACに余裕があってこそではありますけどね。

    ただ現状としてはハイレゾを聴くのは大抵のケースではポータブルに任せて、据え置き機は円盤をメインで回そうかなぁという気分です。
    そう言いつつも、なんとかAKURATE DSにもうちょい頑張ってもらえないかなぁと悪あがきをしてみようかなぁとは思っていますが、あまり期待しすぎずにトライというところでしょうか。
    今は時間も取れませんし、しばらくはNANO-NP1で「聴ける」状態でキープしておこうかなと思います。

    Filed under: Audio
    2018/11/05 12:00 pm | No Comments
  • 0411月

    「オーディオアクセサリー銘機賞2019」のグランプリに以下の5つの製品が選出されたそうで。

    NVS Sound/RCAインターコネクトケーブル「FDV‐RCA」
    ●Zonotone/スピーカーケーブル「Grandio SP-1
    KRIPTON/電源ボックス「PB-HR2000」
    ●ACOUSTIC REVIVE/電源ケーブル「POWER SENSUAL-MD
    Andante Largo/オーディオラック「Grand Solo Series」

    選出方法はオーディオ機器の「オーディオ銘機賞」と合わせて、メーカー各社から500以上のノミネートがあり、これを「オーディオ銘機賞」はオーディオ評論家10名、「オーディオアクセサリー銘機賞」は5名の評論家と専門店10店の審査委員の予備投票で決まるようです。
    いつも不思議に思うのは発売前の製品が多数ノミネートされていて、またそれがグランプリに選出されている点なんですよねぇ。
    「銘機」というと私のイメージでは、たとえばカメラでいえばNikon Fとか、車ならTOYOTA 2000GTみたいに歴史を越えて愛されるものという印象があります。
    さすがに喩えが古すぎた感はありますし、毎年選出するという意味では直近1年程度に発売あるいは販売が継続している製品に限られるのは当然かなとは思いますけども、発売前に銘機と決まっているというのはさすがに違和感があるわけです。
    まぁ評論家の先生方は発売前に試聴する機会もあるのでしょうし、販売店さんも「これは売れそう!」という勘が働くのかもしれませんけどね。

    嫌味はそのくらいにして、私も愛用しているACOUSTIC REVIVEさんの「POWER SENSUAL-MD」が選出されているのは喜ばしい限りです。
    自分が使っているものが選ばれて嬉しいという意味ではなく、他の方に良さを知っていただく機会になれば良いなぁとの想いからです。
    私自身はこの賞に限らず、受賞しているからとか人気だからというのはチョイスの基準になることはなくて、自分で聴いてみて良かったものを選ぶようにしています。
    もちろん数多ある製品の中から絞り込む上での参考になることは間違いないのですが、別に自分や自分のシステムが受賞するわけではないですからね。
    さらに言えば、いくら受賞した製品を導入したからといって、それで素晴らしい音が実現できるかというと、私はハッキリNO!だと思っています。

    また、グランプリというと最高栄誉という形で1製品のような印象ですけども、今回は5つの製品が選ばれています。
    それぞれジャンルが異なるという意味合いもあるのでしょうが、金賞、さらには特別大賞というのもあったりで、なんだか日本酒の品評会やレコード大賞のような様相を呈していますよね。
    なぜこんなにたくさん選出するのかなぁ?と素朴に疑問に思いましたので、Twitterでアンケートを取ってみることにしました。

    Twitterのアンケート機能は選択肢が4つまでですので、仕方なくラックは割愛しましたが、思った以上に票が割れるものですね。
    ここでも「POWER SENSUAL-MD」に興味を持ってくれた方が多いのは嬉しいですね。(フォロワーさんが多いからだとは思いますが)
    ただ、それと同じような感覚でご自身がお使いのブランド推しという思いも感じ取れました。
    少し前に某雑誌の製品評価でユーザーが異論を唱えたということがありましたけども、グランプリに自分のお気に入りのブランドが入っていないと「この素晴らしい製品が入ってないとは賞の選出方法が疑わしい!」みたいな声があがってくるのかなぁと邪推してみたり…。

    そもそもグランプリに選出された製品をそのまま鵜呑みにして全部入れたとしたら、一体どんな音になるのでしょう?
    正直、とても不安な結果しか浮かばないのですが、それに近い組み合わせにされていらっしゃる方も実は毎年結構いらっしゃるのかもしれないなぁというのも危惧しています。

    グッドデザイン賞もやっぱりたくさんのジャンルに金賞が授与されているのですが、今年のカメラに「PENTAX K-1 アップグレードサービス」が選出されていたのが非常に印象的でした。
    正直、今のカメラ業界からするとミラーレスなどの流れに押され、評価もさほど高いとは言えない(失礼)K-1、しかもそのアップグレードサービスが選ばれるというのは驚きました。
    審査委員の評価の一文「ユーザーが欲しいのはより進化した性能であって、もう一台のカメラではないという事も多いのではないか」というのも胸にしみました。
    これはまさにオーディオにも言えることなのではないか、と感じた次第です。

    オーディオメーカーでもESOTERICやLINNなどアップグレードサービスを展開しているところはありますが、バッジなど細かな部分への配慮等、見習うべきところは多いように思います。
    ちなみにACOUSTIC REVIVEさんも電源タップやケーブルなどでアップグレードサービスをしていますし、POWER SENSUAL-MDに使われているMDユニットは同社の他の電源ケーブルに装着したり、単売もされるとのこと。
    そうした部分も含めて、数十年経ってもなお銘機と呼ばれる製品をグランプリ選出していってほしいなと願う次第です。

    Filed under: Audio
    2018/11/04 12:00 pm | No Comments