• 1312月

    ヘッドホンを先に書きましたが、finalのイヤホン「E5000」を紗羅へのクリスマスプレゼントに導入しました。

    私がE4000を買ってみて想像以上に良かったですし、CHORD Mojoを渡してから楽しそうに音楽を聴いているようなので、ちょっと良いイヤホンがあっても良いかなと。
    それまでもB&W C5 S2を使っていて、今でもiPhone直挿し(Lightningアダプタ越し)の時はこっちを愛用しているようですけどね。

    せっかくのプレゼントなので、私は当初は全く聴かずにいたのですが、そこそこエージング進めた状態で聴かせてもらいました。
    低音がハウジングの横方向から伝わる感覚がE4000よりは意外と多めに感じますが、筐体がしっかりしているので箱鳴りしているような感覚はありません。
    おそらくボリュームを取りづらい(かなりボリュームを上げないと鳴らない)ので、さすがにそのエネルギーが伝わってくるのでしょう。
    E4000もアンプのパワーはかなり要求するほうですけど、それよりもさらにパワーが必要ですね。
    iPhone直挿しはほぼ無理な感じで、Mojoやポタアンがないと鳴らないレベルです。

    E4000のダイレクトな感じよりも広がりがある雰囲気で、低域は前述のように筐体全体で鳴らし、高域はハウジング経由ではなく直接耳の方向に向かってやって来るような傾向です。
    ダイナミックユニット一発なのですが、それにより深い低域と澄んだ高域が両立しています。
    とにかくボリュームを上げないといけないですし、もっともっと上げたくなるようなサウンドです。

    おそらくシルバーコートケーブルによるところも大きく、アンバランス接続でもセパレーションが非常に良好です。
    一聴すると穏やかですからのんびり聴くこともできますし、ボリュームをガツン!と上げて短時間に集中して大音量で音楽を浴びる楽しみも味わえます。
    E4000以上に音源の音質の良し悪しを問う部分はありますが、聴けば聴くほど新鮮な発見があるような、まるで「スルメ」のような味わいがあるイヤホンですね。
    直球勝負というよりも質の良い変化球を投げ分けるピッチャーといった風合いでして、かなり渋いチョイスとも言えそうです。

    その点ではE4000のほうが、一聴して分かりやすい音の良さをアピールしてくる感があります。
    聴き比べると、E4000は女性ボーカルもややキュートさやキラキラした美的装飾が付加される傾向です。
    こちらはこの時点ではTinselにリケーブルしていたので、ケーブルの特色もあるとは思いますが。
    また、E5000ではやや低域寄りにハウジングの響きを活かしたところが感じ取れましたけども、E4000のほうは中高域に素材の音が入っていて、それがある種、ツィーターみたいな役割もしている部分はあるように感じました。
    E4000が良質なブックシェルフだとすれば、E5000はやや大きめのホーン+ウーファー的なまとまり方をしていますので、E4000のほうが現代的というか、流行りの音傾向かもしれません。
    ただ底力はやはりE5000の懐の深さを感じることができました。
    リケーブルしていなければ差はもっともっと広がっていたことでしょう。

    そんなこんなで、私もシルバーコートケーブルが欲しくなったわけですが、その後の結果はもうご存知の方も多いでしょう。
    まぁ一応、別記事に分けてまたご紹介したいと思います。

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    2018/12/13 12:00 pm | No Comments
  • 1212月

    JAPAEARから自社ブランド設立5周年記念のイヤホン「参九丸」が12/16に発売になるそうで。

    JAPAEARの存在は知っていましたが、結構高額なモデルが多いのと地方では聴く機会がないので遠い存在のように思っていましたが、今回のモデルは記念モデルということもあってか、思い切った低価格で登場です。
    ダイレクトショップで3,900円となっていて、通常は1万円以上が送料無料なのですが公式Twitterからお返事をもらい、こちらも送料無料とのこと。
    最近は各社から低価格モデルが登場してきて、正直それで大丈夫なのかなぁと心配にもなりますが、ブランドの音を知ってもらう機会、取っ掛かりとしては良い戦略なのでしょうね。

    もちろん、ブランド名、そして社名の「JAPANイヤホン製造」というだけあって、日本製にこだわっているようです。
    元々、OEM開発をやっていた愛知県の工場が2014年に閉鎖になり、それを機に発足した会社だそうです。
    5年というのもそれなりの実績ですけども、現在の社長さんは工場長として15年間携わってきたとのことで、そうした実績の上にできあがったイヤホンということになりますね。

    さて肝心の製品のほうですが、10mmダイナミック1基構成ですが、独自の「2重音筒」という構造でチューニングされているとのこと。
    これまでのイヤホンの音傾向をザッと調べてみますと、ややドンシャリ系で中高域が強い傾向のようです。
    エージングがかなり必要らしいですし、イヤーピースでも印象は変わるでしょうけども、今回のはどんな感じなのでしょうか。
    インピーダンスは16Ωで感度が104dB/1mWですから、まあまあ鳴らしやすい部類ではありそうですが、良質なアンプのほうが活きるような印象はありますね。

    またケーブルはさすがにこの価格帯ですのでリケーブルはできません。
    1.2mのL型プラグですが、個人的にはケーブルの材質や絶縁体で音はずいぶん変わってくると思っていますし、取り回しもイヤホンでは重要な要素ですから、もう少し詳しく触れられてあっても良いのかなという気はしました。
    筐体についても材質の記載はありませんが、この価格帯ですのでプラスチック系ではあるでしょう。
    色はシルバーとブラックが用意されています。
    イヤーピースはナチュラルVer.のブラックで、S/M/L各2個が付属するようです

    前述のようにダイレクトショップは送料無料のようですし、メーカーさんにとってもそちらで入手するのが良いかもしれません。
    ショップも大手のイヤホン専門店では予約が始まっているみたいですから、お近くの方は試聴してみる価値はありそうです。

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    2018/12/12 12:00 pm | No Comments
  • 1112月

    ACOUSTIC REVIVEのヒッコリーキューブインシュレーター「HQ-4」を先日のケーブルインシュレーターに引き続き、LINNのネットワークプレーヤー「AKURATE DS」の下にインシュレーターとして使ってみました。
    今回も手持ちの木製インシュレーターと取っ替え引っ替えしながら比較していきます。

    先日、ヒッコリーボードとマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」を豪勢に使ってあったのですが、そこにDC-81を入れたので、ひとまずはラックに直置きとなっていました。

    まずはこの状態から聴いていきます。
    グリーンカーボランダムを導入してから、以前よりAKURATE DSもだいぶもたつきは少なくなっていて、ラック直置きでも帯域も自然に伸びていて我慢できないようなものではなくなりました。
    あえて言えばやや薄味で中抜けっぽく、ドライでデッドな感触があります。
    余韻が濁り気味で楽器が少し混濁気味なところはありますけども、これはかなり厳しめに評価しての話ではあります。

    今回は全て3点支持で使うことにして、まずはイタヤカエデを入れてみました。
    音はかなり大きく変化しまして、端的にいうと檜舞台のような余韻の乗り方が印象的です。
    低域が相当薄くなっていて、いわゆる美音で中音がやや強調される傾向ですので、中抜けは減りました。
    ある意味無難にまとまっていますが、正直、深みが足りないように感じられます。
    そのわりには女性ボーカルのサ行は意外にキツいのも気になりました。

    続いてマートルウッドです。
    こちらは音がパッと散る印象で中高域が目立ち、ちょっとうるさく感じるのは雑味が増えたからでしょうか。
    さきほどのイタヤカエデとは異なり、余韻は少なめですが、音の質感が軽くて重心が上ずり気味に感じられます。
    ボーカルもなんとなく埋もれ気味で、LINNの音傾向からしますとイタヤカエデのほうがまだ相性は良いように思います。
    良く言えば、音が広がることでネットワークオーディオの欠点を巧くお化粧してくれる要素があるとも言えそうですが、かなり無理な褒め方ですね。

    今度は黒檀です。
    こちらは前回のケーブルインシュレーターとは違って、かなり健闘していました。
    全体に引き締まった音色で、高解像度っぽくなります。
    実際の音数が増えたというよりは主たる楽器やボーカルが際立つ感じで、やや主張が強めのサウンドになりました。
    ただ意外にキツさは目立たず、刺さる感じも意外にありません。
    低域はやはり少し薄いように思えますが、スピード感はあります。
    ここまでの中ではこれがいちばん良好ですが、少し聴いているとやはり固さは目立ってきて、エンハンサーを掛けたような感じがしてきます。

    そしてヒッコリーキューブです。
    こちらは余韻がキレイに伸びるのが非常に印象的です。
    それもイタヤカエデのように余計な付加された感触ではなく、まさに音源そのままにS/Nが上がったような感覚です。
    暗騒音に埋もれなくなったという言い方もできるでしょう。
    そうしたガヤガヤとしたモヤが晴れた分、ボーカルも鮮度が良くなり、まさに浮かび上がってくるようになりました。
    楽器の配置もより明瞭になって、これまでのように混濁しません。

    まぁ単純に言って生々しくなるわけですね。
    喩えがやや古くて申し訳ないですが、トーンコントロールをオフにしたり、MPXフィルタをオフにした時のような感覚です。
    いわゆるヴェールが一枚剥がれたようなサウンドになるわけです。

    言葉だと好みや相性とかいろいろ言い訳も考えられますけど、一番端的に良さを表しているのがインシュレーターを置いてから聴いていた時間の長さでしょう。
    全て同じ音源で、音量も同じにしてアルバムの頭から聴いていったわけですが、ヒッコリーキューブだけ、アルバムの最後まで聴いてしまったのですから、それが結果を物語っているでしょう。
    ちなみにいちばん長く聴いたのがヒッコリーキューブですが、次が黒檀で、いちばん短かったのがマートルウッドでした。

    元々、ヒッコリーボードが好きですし、そうした好みは多少入っているかもしれませんが、そういう素材の問題だけではなく、やはり今回も材質や重量、サイズも結果に大きく影響しているように感じます。
    今回は全て3点支持でやったのはAKURATE DSが軽量なのとガタツキがないようにという配慮からでしたが、そうした機器本体の重量にもよるでしょうが、インシュレーターの接触面積が大き過ぎると効果が薄れるように思います。
    また木材に限らず、単一素材で振動からの影響をむやみに阻止しようとしてもやはり限界があるようにも思われます。
    単純に「揺れなければ良い」というものでもないでしょうし、そもそもインシュレーターで音を変えてしまうべきなのか?という命題は私の中でいつも自問自答している部分です。
    機器や配置の欠点を抑えてくれるのはありがたいですけれども、それで積極的に音作りをするのではなく、音楽が本来の楽しさを感じさせてくれるように「強調」ではなく「協調」してくれるものを選びたいなと、私は思っています。
    その点で、ヒッコリーキューブは非常にお薦めできる素材ではないかと感じた次第です。

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    2018/12/11 12:00 pm | No Comments
  • 1012月

    1月号に付録が付いていたのが懐かしいStereo誌ですが、今年も別冊のムックで「朗音! 真空管アンプの愉悦」というのが12/19に発売されます。

    今年もLUXMAN謹製で、真空管ハイブリッドプリメインアンプ・キット「LXV-OT7」が付いてきます。
    というか、明らかにこっちが本体で誌面(24ページ)がオマケですね。
    またムックとはいえ、お値段は15,000円(税別)ですので、気軽にちょっとお試しというのは難しいかも。
    それだけに早めに予約しておかないと入手できない可能性もありますから、判断が難しいところです。
    ちなみにこれを書いている時点で、楽天ブックスはすでに予約不可となっているようです。

    なお、キットとは呼んでいますが、構成は以下の通りでそれを組み立てるだけです。

    ・真空管(12AU7)
    ・基板
    ・シャーシ
    ・ネジ
    ・ツマミ
    ・ワッシャー
    ・ACアダプター

    真空管ハーモナイザーキットは電源も内蔵でしたが、またACアダプタに逆戻りなのはちょっと残念ですね。
    電源はDC15V、付属ACアダプタは定格電流が0.43Aのものが付属するようです。
    内部の写真はなぜかでんき堂スクエアにありましたが、12AU7は1本で、パワー部はAB級のアナログ半導体によるものだそうです。
    定格出力は3W+3W/8Ω、5W+5W/4Ωだそうですが、パワー部の石に何を使ってるかまでは写真が小さくて分かりませんでした。

    良さそうなポイントとしては入力が2系統になっているので、お遊びではなくそのまま本来のプリメインアンプとして使い続けたいニーズには応えられそうです。
    スピーカー端子は相変わらず昔ながらのものなので、そこはできればYラグorバナナ対応のにしてほしかったかなぁ。

    以前も書いたとおり、長くオーディオをやっているわりには私自身は一度も真空管を使ったオーディオ機器を所有したことがありません。
    そういう意味では一度くらいは試してみたいかなぁとは思うものの、プリメインアンプだと出番が…。
    来年あたりは同じコンセプトでヘッドホンアンプにしてみたらどうでしょう?

    ちなみに来年の2/19には「これで決まる! 本物の低音力」というムックが出て、こちらはFOSTEX製のサブウーファー用チャンネルデバイダーが付録に付いてくるんだとか。
    200Hz以下で使えるものらしく、お値段は8,500円(税別)の予定だそうです。
    なんだか一時期のDigiFiみたいなことになっていますけども、誌面のほうも注力してもらって長く続けてもらいたいですね。

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    2018/12/10 12:00 pm | No Comments
  • 0912月

    もうだいぶ前になりますが、finalのハイブリッドイヤホン「MAKE2」をゲットしました。

    紗羅にE5000をプレゼントし、私がE4000を使う形だったわけですが、他のシリーズはどんな感じなんだろう?と。
    finalユーザーには多いパターン(?)ですよね。
    MAKEシリーズはそもそもクラウドファンディングで資金調達するところから始まったわけですが、現在はダイレクトストアで一般発売されています。
    特徴はなんといっても自分でカスタマイズができるという点です。
    シリーズ最上位のMAKE1は77通り、MAKE2,3は847通り以上の組み合わせにカスタマイズできます。

    そのためのドライバ等の工具も付属していまして、これで音導管A(10種類11パターン)、音導管B(6種類7パターン)、ドライバーホルダー(10種類11パターン)を自由に組み合わせられるというわけです。

    シリーズ3モデルで筐体やケーブルが異なるのは他のfinalのモデルに近いですが、MAKE2は「ステンレス筐体ガンメタリック仕上」でケーブルはE4000相当のものかと思います。
    またドライバ構成もモデルで異なり、MAKE2はBA型ドライバーが1基、ダイナミック型ドライバーが1基というハイブリッドです。

    シリーズの中からMAKE2を選んだのはユニット構成がヘッドホンの「PANDORA HOPE IV」に近い構成なので、音傾向も近いのではないかと思ったからです。
    ケーブルは紗羅のE5000でシルバーコートケーブルが優秀なのは分かっていましたが、そこはPLENUE Sで使うことが多いですから、ひとまずALO audio Tinselの3.5mm4極に交換する形なら良いかなと。

    とはいえ、最初は動作確認も兼ねてノーマルケーブルで聴いてみました。
    エージングもまだ十分な段階ではありませんが、E5000の深遠な描写に冴えのある高域が加わった感じで狙い通りの音傾向です。
    もちろんヘッドホンとはやはり多少違って、イヤホンのそれではありますし、低域はもうちょっと出ても良いかなとは思いますが、そこはまさにチューニングできる部分ですし、エージングが進むにつれて伸びてきています。

    色々聴き直したくなるところがPANDORA HOPE IVにやっぱり近いなと思いますし、ピアノが美しく際立つところも同様ですね。
    ただし、BAは広がりを演出する方向では使われておらず、どちらかといえば帯域ごとに割り振られた感じなのは多少異なるかもしれません。

    チューニングもやってみたい気持ちはありますが、まずは十分にエージングしたいということで、先にケーブルをTinselにするところから始めました。
    Tinselのほうがさらに低域は細手になる傾向はありますが、高域は歪みが少なく広がりもあるものです。
    余韻の描写がさらに細かく出てきて、現代的でハイレゾの良さも引き立ちますが、CD音源でも全く同じようにいろんな音が溢れてくるのが不思議な感覚です。
    BAとダイナミックをバランス良く用いることで音数が増えるのと、細かな音のニュアンスが引き出されてくるからだと思います。

    その代わり、リバーブや息遣いなどが結構明瞭にバレるところがあります。
    ここはSONOROUS IIIにやや似ていますが、別にモニタ的に穿り出す感じではなく、自然と聴き取れるような雰囲気なので細かいところが気になったり、尖った印象ではありません。
    そうやってエージングが進んでくると、音に広がりが出始め、カナル型とは思えないような、あらぬ方向から音が飛んでくる感じがますます強まってきています。
    まさにPANDORA HOPE IVのそれに近づいてきてくれているようで、さらなる進化が楽しみです。
    時間的にはまだまだエージングに掛けたほうが良いとは思いますが、落ち着いたら今度はリケーブル(?)、そしてカスタマイズと長く楽しめるイヤホンになってくれると思います。

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    2018/12/09 12:00 pm | No Comments
  • 0812月

    BrightonNetのアルミ製ヘッドホンスタンド「BH-HPS/S」をリビング用に導入してみました。

    私はパソコンデスクにS字フックでぶら下げて用が足りていますけども、先日のfinal PANDORA HOPE IVは紗羅がリビングで使いますから、サクッと使いたい時に取り出せて収納も楽なほうが良いかなと。

    写真でぶら下げてあるのはSONOROUS IIIですが、まぁ似たようなものです。
    デザイン的にもテイストが似ていますし、サイズもピッタリでした。
    裏側にケーブルオーガナイザーという巻き付ける部分もありますが、これは使っても良し、そのまま下の円形の部分に置いても良いと思います。

    ヘッドホンを掛ける部分にはちゃんとゴムが貼ってあり、この幅も5cmほどと広めなのでかなり大柄のヘッドホンにも対応できるでしょう。

    全体にアルミがしっかり使ってあって、台座部分もそこそこ重さがあるので転倒の心配もあまりないと思います。
    底面にはゴムも貼ってあり、滑り防止もバッチリです。

    難点として挙げるなら、すでに廃番になってる感じなところでしょうか。
    お店には残ってるところも多いですし、ゴールドバージョンもあるのでちょっとオシャレにヘッドホンを置いておきたい方にはお値段も安くなっていて良いかなと思います。

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    2018/12/08 12:00 pm | No Comments