• 041月

    iBasso DX90がだいぶエージングできてきて、ALO Audio Rx MkIIとHD598を組み合わせると予想以上に良い感じになってきました。
    中古も良いところだったのでエージングは冗談半分だったのですが、よっぽど使ってなかったんでしょうかねぇ。

    それにDigiFi No.22付録アンプもケースに入れましたし、できれば密閉型で、それでいて開放感のある感じのヘッドフォンを足してみても良いかなぁと思い始めました。
    beyerdynamicやULTRASONEも以前から何度か試聴していて気にはなっていますが、好みなのはどうもゼンハイザーっぽいんですよね。
    そこから順当に考えるとHD630VBが候補に…と思っていたところ、HD598CSという密閉型があるのを見つけました。
    お値段もHD598より安いくらいで、並行輸入品だとかなりお買い得な感じなんですが、この業界、ニセモノも多いのがなぁ。
    それに同じHD598の2バージョンを持っても面白みに欠けるのが難点かも。

    B&WのP7も気になりますが、ちょっと前にP3 S2とP5 S2を試聴した感じでは好みとはやや違う気も…。
    P7 WirelessにしてiPhoneでも扱いやすくする、というのはアリかなと感じますが、用途に対して価格が釣り合わないかも。
    他も色々見てみましたが、HD650がやっぱり気になってしまったり、どうも本来の目的からそれていって定まりません。
    現状でもHD598とHD25-1 IIがありますし、慌てる必要はないわけで、ぼちぼち探していけば良いかな。
    紗羅が使うことも想定してるので、できれば一緒に試聴できると良いのですけど、そうなるとヨドバシに行ってみるのが良いのかもしれません。

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    2017/01/04 12:00 pm | No Comments
  • 031月

    先日、ACOUSTIC REVIVEさんからフォノケーブル「PHONO-1.2TripleC-FM」をお借りしましたが、SNSなどでいただいた反応などをフィードバックさせてもらったところ、エントリーモデルの試作品を作ってみましょう、というお話になりました。
    そして早速、送っていただいたのが今回の「ANALOG-1.2tripleC-FM」です。

    さすがにまだ箱には入ってませんでしたが、「販売決定の最終試作品」という位置づけだそうです。
    お値段は予価ではありますが、48,000円(税別)で、L型、バランス仕様も同価格とのこと。
    この価格だと替えてみたいとお考えの方もかなり多いのではないでしょうか。

    ケーブルはご覧のように大枠では「LINE-1.0R-TripleC-FM」をベースにした感じですが、DINコネクタは現状だと「PHONO-1.2TripleC-FM」と同等ですから、うちのSAEC WE-4-7/23にもピッタリです。
    さらに注目すべき点はDINコネクタの出口からすぐにL/R、アース線がすぐに分かれているところです。(左がANALOG-1.2tripleC-FM、右がPHONO-1.2TripleC-FM)

    PHONO-1.2TripleC-FMも他のケーブルと比べて左右の分離タイミングが早いおかげか、セパレーションや音の純度が高い印象でしたが、今回はさらに徹底された感じです。
    またRCAプラグ部分にもチューブ処理がしてあるなど、細かい改善が重ねられていて、その影響もあってか、ハウリングマージンはANALOG-1.2tripleC-FMのほうがむしろ高いくらいです。

    なにせ、できたてホヤホヤの試作品でしたので、数時間のエージングが必要でしたが、最初の時点から「楽器の分離が良いな」というのが印象的でした。
    エージングが進むにつれ、キレがさらに良くなり、当初ややナロー気味だった帯域もだいぶ広がりつつ、ソリッドかつ締まった良さはキープされて、高域も伸びてきました。

    物量の違いもありますから、重低音の量感こそ、やはりPHONO-1.2TripleC-FMは圧巻の部分がありますが、レコードでの超低域は盤の反りや偏心など「余分な」ところも多いわけで、それが混変調といいますか、濁りにつながることも多く、かえって扱いづらい面もあると思います。
    実際にスペアナで計測してみますと、うちのスピーカーサイズなら全く変わらないくらい低域は伸びていますし、前述のように楽器の分離や音像の明瞭さなど、ディスクによってはANALOG-1.2tripleC-FMのほうがリアル!と感じることも多々ありました。

    音楽ジャンルに関しても、ジャズやフュージョンは特に良さが際立っていますし、ポップスや小編成のクラシックまで、オールマイティにこなしてくれます。
    大編成なシンフォニーであったり、そもそもシステムが超弩級であればやっぱり上位ケーブルのメリットはあるものの、後発で溜まったノウハウを活かしたメリットもあるのか、ケーブルの取り回しによるノイズなどはANALOG-1.2tripleC-FMのほうが少ないようで、ノイズやハウリング対策に悩まされがちなレコードプレーヤー周りとしては、ANALOG-1.2tripleC-FMのほうが扱いやすさもあるかと感じました。
    これはあくまでも推測ですが、左右の分離タイミングが早い点と、ケーブル径に対して、相対的にシールドやファインメットの効きが大きいのかもしれません。

    楽器に耳をやってみますと、ハイハットのキレの良さが際立ちます。
    ただキレが良いだけでなく、繊細なリズムさばきなどが細やかに表現され、パルシヴな部分での反応の良さが秀逸です。
    ギターも同様の傾向が感じられました。
    スッキリとした印象はLINE1.0シリーズに共通した感触で、これらのケーブルを愛用されている方には文句なしにオススメできるでしょう。

    ここで「PHONO-1.2TripleC-FM」に戻して比較してみました。
    XLRの1.4×1.8導体の時もそうでしたが、それに通じる圧倒的な低域のエネルギー感は、やはりさすがです。
    デリケートにケーブルの引き回しもしっかりやって、ビシっと決まった時のシンフォニーは恐るべきものがあり、地面が揺れるような空気感まで再現されます。

    ただ、そうしたサウンドに持っていくには、機材の選定やアース線の引き回しなど、それなりに扱いが難しい部分も出てくると思います。
    その限界まで引き出すか、それともウェルバランスで楽曲の良さを活かすか、という観点も必要でしょう。
    「ANALOG-1.2tripleC-FM」はソリッドな音の質感で楽器を引き立てることも得意ですし、ハイスピードで現代的な部分も持っていますし、音が濁らないという点では上位ケーブルを打ち負かす実力を持っていると思います。
    音の厚みよりも鮮度や透明感を求める場合には、古いケーブルからの交換の効果はとても大きいと思われます。

    発売時期や若干の仕様変更がある可能性はありますが、いまひとつ選択肢が少ないフォノケーブルに待望の新製品が登場することになりそうです。
    レコードがブームとはいえ、単体トーンアームをお使いの方はそう多くないと思いますが、付属ケーブルからのグレードアップに向けて、ぜひ注目していただければと思います。

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    2017/01/03 12:00 pm | No Comments
  • 021月

    iBassoのデジタルオーディオプレーヤー「DX90」をゲットしてみました。

    国内モデルの「DX90J」でないからというのもあるかと思いますが、かなり格安の出物だったので少々心配しましたが、書いてなかった付属品も付いていて状態も良かったです。

    購入を決めたのはお値段もありますが、Donguri-鐘 Re-Cableをレビューするにあたり、それまでのFiiO X1では限界があるなと感じたからです。
    X1のLINE OUTはそれなりに優秀ですが、ハイレゾの恩恵をしっかり表現できるほどではないですし、据え置き機との実力差を痛感してしまい、もうちょっとグレードアップしたいなと。
    これまで聴いてきた感じからすると、無難にLINE OUTも含めて安定してるのはFiiO X5 2nd、直挿し主体ならPLENUEかなと思っていたので、iBassoは正直、想定外ではありました。
    ただ、ESSの音を聴いてみたいというのもありますし、なにせお値段が…。

    届いた時点ではほとんどバッテリーが残ってなかったので軽く動作確認してから充電待ちして、次にファームウェアをアップデートしておきました。
    当初は2.1.0になってたのでそこそこ年数は経ってるはずですが、しばらく聴いていると音が安定してきたのであんまり使われていなかったのかな?
    2.5.1に更新しましたが、こちらで大きな不具合はないようです。
    一度、電源OFFの時に終了画面のまま固まったりもありましたし、ギャップレス再生をOnにしておくと稀に曲のあたまでちょっとおかしくなることもありますから、FiiOよりはやや不安定ではありますけど、致命的なほどではありません。

    バッテリーはそんなにヘタっているというほどではなさそうで、ハイレゾ再生でも8時間くらいは十分大丈夫なようです。
    他のモデルと違ってバッテリーが交換可能なのもこの機種の良いところですね。
    なお現状では純正のバッテリーが収納されていました。

    早速エージングも兼ねて聴いてみますが、情報量はやはりだいぶ多くなっているようです。
    ただしクセはやや強めで、特にイコライザをオフにしていると周波数特性だけでなく、リバーブのような空間の広がりが付加されている感じがあります。
    DX90Jでは同様の報告が見受けられましたが、DX90でもイコライザはオンにしておき、カスタムでフラットにしておくのが良いような気がします。
    またESSではおなじみのデジタルフィルタもシャープとスローでかなり音傾向が異なり、中間はないの?という気分になります。
    DACチップだけで決まるわけではないと思いますが、全体的に空間表現や補間処理が過多になり過ぎている傾向は感じられました。
    まぁ最近のDAC系は多かれ少なかれ、そういう傾向があるように思いますけどね。

    LINE OUTとヘッドフォン出力が分かれているのはありがたいところですが、このラインアウト、可変出力になっていてラインアウト時はボリューム最大にしておくように、とマニュアルに書かれてました。
    ボリューム自体、ES9018K2M搭載のものを使用しているので仕様的に仕方ないのかもしれませんが、フルボリュームにした状態でヘッドフォンを繋いだ時が怖いですよねぇ。
    ちなみにヘッドフォン端子が底面側にあるのも、好みが分かれるところかもしれません。

    上面側にもミニジャックがあって、これは同軸デジタル出力です。
    これで据え置き機につないで試してみるのも良さそうですが、それはまた後日にでも。
    内蔵メモリは8GBですが、microSDスロットもあり、ここにこれまでFiiO X1に入れてあった東芝の64GBをそのまま持ってきました。
    曲のサーチもそこそこ速いですし、私の場合はどうせフォルダで選曲するので快適に使えています。

    音質的な部分は現時点ではまだ確定的な評価ができてない、というのが正直なところです。
    前述の通り、情報量はかなり増えていますし、エージングも少し進んできて使いこなしも分かってきたので、心地よく音楽を楽しめるようにはなっています。

    一方で楽曲によっては残響音みたいなものが伴う場合があり、そのクセはどうもDAP側よりヘッドフォンアンプ側のほうで味付けされている傾向が強いようです。
    ひとまずALO AudioのThe Nationalがベストマッチで、Rx MkIIも低域がやや薄いながらクセを打ち消す意味では良い選択肢のようです。
    また、DigiFiの付録アンプも試しましたが、さすがに現状、据え置き機を上回るような印象ではありませんでした。

    とはいえ、FiiO X1で感じられた限界は突破できたと思いますし、お値段や操作性にはとても満足しています。
    ちょっと語弊があるかもしれませんが、ポータブルオーディオでは電源などの諸条件でやはりそれなりの限界があるとも思っていて、個人的にはこのくらいがバランスとしては良いのかなと思っています。
    もちろん今後も使い続けてエージングや使いこなしを検討していって、都度、登場することになると思います。
    さらに、もうしばらくお借りできることになった「Donguri-鐘 Re-Cable」もDX90で再度レビューしてみる予定です。

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    2017/01/02 12:00 pm | No Comments
  • 3112月

    先日に続いて、今度は2016ベストバイのオーディオ編です。
    こっちはTwitterでツイートしてしまいましたが、ちょっと水増しして記事にしておきます。

    1位はAccuphaseのプリアンプ「C-280L」と、すぐに決まりました。
    引っ越しもあって、集合住宅から一軒家になったのでオーディオ機材をかなり変更した年でしたが、C-280Lは「これでアガリ」と思わせてくれる点が最大の魅力でしょう。
    古い機材に興味がない方にとっては単なる過去のモデルだと思いますが、アナログレコードを聴こうと思った場合、これだけ力が入ったフォノイコライザを搭載したプリアンプというのは、今となってはなかなか作れないだろうと思います。
    サポート体制もしっかりしているメーカーだから、安心して入手できるという点もありますけどね。

    2位はそんなレコードプレーヤー、MICROのBL-99Vです。
    レコードプレーヤーもいろんな候補を考えたのですが、ユニバーサルアーム、金属製ターンテーブル、ベルトドライブという3つの条件を満たすというだけでも思った以上に候補が少なくて驚きました。
    当初はBL-91の予定でしたがトーンアームに不具合が見つかり、BL-99Vにしたのですが、そのおかげで吸着というオマケも付いてきました。
    極端に反ったディスクではさすがに厳しいですけど、大して反ってないように見えるディスクでも吸着すると明らかにトーンアームの揺れ具合が違いますし、音もさることながらカートリッジへの負担も少なくなると感じます。

    3位はカートリッジのMC20Sと迷いましたが導入してまだ日が浅いこともありますし、DL-103の良さを再認識させられた部分もあるので、ここはAccuphaseのA級パワーアンプ「A-45」にしておきましょう。
    当初はA-20やP-500Lくらいで…と考えていたのですが、結果的にはこれもグレードアップしたくなることがないという点で良かったと思います。

    どれも中古ばかりなのは相変わらずですが、ひとつには「新しもの好き」になって新製品が出るたびに買い換えるような形にしたくないなという思いもあります。
    こうやってベストバイを選んでみてもやはり「本質的に良いもの」がお気に入りになってる気がしますし、そういう選び方を心がけたいなと、私は考えています。

    そして番外編はACOUSTIC REVIVEさんの製品群でしょう。
    その中でもヒッコリーボードの「RHB-20」はとても気に入っていて、正直、ラックをここに挙げなかったのもヒッコリーボードのほうが効果が高いと感じてしまったから、というのがあります。
    私も当初は別のボードを買ってみたりしましたが、金属系のラックやボードをお使いの方はぜひ試してみる価値のある製品だと思います。
    ちなみに現状、プリアンプとパワーアンプ、そしてクリーン電源の下で愛用しています。

    あとひとつ、ラックはラックでも、リビング用に自作したテレビ台も思った以上に良かったです。
    見栄えはそれなりですけど、自分で作れば愛着もわきますし、なにより自分が思ったようなサイズ、使い勝手のものが作れます。
    欲を言えば良い板が入手しやすければなぁと思いますが、DIYは来年も続けていこうと思っています。

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    2016/12/31 12:00 pm | No Comments
  • 2912月

    機材の配置換えをして、プレーヤー類やプリアンプをリスニングポジションの近くに移動させる計画を立てたのですが、そうなるとプリ-パワー間のXLRケーブルが長い必要があり、ちょうど出物で見つけたNANOTEC SYSTEMSの「MUSIC STRADA #207」の2.5mのものを一応調達してみました。

    完成品もありますが、これはXLRプラグが違うし、長さも2.5mのものはないはずなので自作されたものだと思われます。
    「MUSIC STRADA #207」は1芯当たり7本のOFCをより合わせた構造の2芯シールド構造とのこと。
    金と銀のコロイド液を使ってある点が同社らしいですが、わりとエントリークラスの普通のケーブルです。

    早速、プリとパワーの間で使ってみますが、一聴して低域の量感不足を感じます。
    高域は透明感があり鮮度もそこそこあるのですが、この低域の薄っすらした感じはちょっと厳しいものが…。
    ちょうどXLRケーブルの良質なものを何本も聴いた後ですから、比較するのが無理なのかもしれませんが、それにしてもここまで違うとは思いませんでした。

    XLRケーブルはオス-メスのプラグになっていますから、ケーブルどうしを接続すれば延長できることに気づき(今さら)、とりあえず手持ちのもので延長してみて、それと比較してみました。
    延長すればそれだけ接点も増えるわけで、さすがにこれはダメだろうと思ったのですが、低域は深みがあり重量感もあります。
    高域はやや減衰がある印象もありますが、音に広がりがありますし、どうもこちらのほうが良さそうです。

    再度、「MUSIC STRADA #207」に戻してみると音像はシャープなのですが、音の質感が軽いために表現に深みがなくなってしまいます。
    低域が薄く沈み込まないのが決定的に痛い感じです。
    機材との相性もあるでしょうし、長いケーブルは持っておくと便利なので入手したこと自体は良かったんですが、やはり実力差は大きかったようです。

    この機会にと、ACOUSTIC REVIVEさんにXLRケーブルとスピーカーケーブルのどちらで長さを確保すべきか尋ねてみたところ、双方のメリット・デメリットはあるものの、ボトルネックになるような状態を作れば結局その部分に影響を受けてしまう、という明快な回答をいただきました。
    今回のはまさにソレという感じで、今後の対処はまた考えなくてはいけないなと思ってるところです。

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    2016/12/29 12:00 pm | No Comments
  • 2812月

    arteのレコードクリーニングブラシ「RC-B」をゲットしてみました。

    当初は静電気除去系のカーボンブラシを考えていたのですが、このブラシ、アイコールのレコードクリーニングマシーン「Clean Mate IQ1100A」に付属のものと同じっぽいという情報を目にして、これに変更しました。
    たしかに0.02mmの毛先というところも同じですし、形も非常に似通っていますね。

    デンターシステマで自作する、というのも以前目にして試したことがありますが、それはどうもあまりうまくいきませんでした。
    どうもその辺り、製品の説明文に書いてあるような部分に関係があったのかも。

    力を入れすぎると毛先が寝てしまって溝の奥の汚れに届かないんだそうです。
    ブラシ自体も痛みますし、そっと毛先が立つ感じでブラッシングするのがコツみたいですね。
    但し書きが常に正しいとは限りませんが、実際に試してみた感じでも、軽くカートリッジの針圧くらいの気分でブラッシングしたほうが良いような気がしました。

    アイコールのクリーニングマシーンの場合は汚れをかき出した後にバキュームしてくれますが、アルテの場合にはクロスで拭き取る形です。
    今回は純正のクリーニング液もクロスも使わず、自作のクリーニング液とJKワイパーを使っていますが、それだと初回の再生時に針先が汚れます。
    それだけ汚れをかき出してくれたとも言えますが、そこはさすがに専用のマシーンにはかなわないところです。
    あと、プレーヤーの上でクリーニングするとシャフトなどに負荷がかかるので、できれば別途発売されているレコードクリーニングターンテーブルなどを使うべきでしょうが、結構なお値段ですからねぇ。
    幸い(?)、うちにはたくさんレコードプレーヤーがありますから、ちょっとシャフトにガタの出てるYAMAHAのプレーヤーをクリーニング用に設置しようかなと思ってるところです。

    オススメ度合いとしてはお値段を考えるとマストバイとはちょっと言いづらいですが、クリーニング方法をもうひと工夫したいなと考えていらっしゃる方は導入してみる価値はあるかもしれません。
    本気でやるならクリーニングマシーン、ということになるのでしょうけどね。

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    2016/12/28 12:00 pm | No Comments
  • 2712月

    茶楽音人さんとeイヤホンさんのコラボイヤフォン「Donguri-鐘(SYOU) Re-Cable」ですが、エージングも十分になってきたので手持ちのアンプを色々と変えて比較してみました。

    元々は他のイヤフォンやヘッドフォンとの比較やリケーブルをやってみようと思ったのですが、実際に試すとアンプによる違いが想像以上に大きく、そこをしっかりしないと、このイヤフォンの実力を正確に伝えられないなと感じて内容を切り替えることにしました。

    当初はFiiO X1にALO Audio Rx MkIIで聴いていましたが、前回のレビューどおり、これはこれでとても素晴らしいサウンドではあります。
    HAGANE Ver.よりも深みのある上品なものになっていますし、Co-Donguriからだと全面的なグレードアップが図れると感じるものです。
    HD25-1 IIやHD598などと比べても、Donguriらしい空間的な広がりも功を奏し、良い意味でイヤフォンの緻密さとヘッドフォンの懐の広さを両立しています。

    そこでまずはポタアンを同じALO AudioのThe Nationalに変えてみると、多少大雑把な表現なところはありますが、力強さが出てきます。
    ハイゲインではボリュームが低すぎてギャングエラーが出るレベルなので、ローゲインで使いますが、それでもややホワイトノイズが目立つケースがありますけど、実際に音楽を楽しんでいる時にはそうした細かな点よりも、ヘッドホン的な厚みが出て雄大さも出てきた、というメリットの部分のほうを強く感じます。

    そこで次は据え置き機に接続したDigiFi No.22の付録ヘッドフォンアンプで聴いてみると、これがビックリの進化、いや真価を発揮してくれます。
    低域の量感が大幅に増して、スピーカーでいえばミッドバスの下にウーファーが1本追加されたくらいの違いがあります。
    圧倒的なサウンドの厚みがありつつ、歪みを微塵も感じさせないのは驚きです。

    それならばと、DigiFi No.22にFiiO X1につないで聴いてみました。
    しかしこれだとThe Nationalから大幅に進化した印象は得られませんでした。
    中高域の透明感はありますが、低域の量感が不足しているように感じてしまいますし、これまで気づかなかったDAPや音源の歪みも明瞭になってきました。

    どうやらDonguri-鐘 Re-Cableは、私のポータブル環境ではまだ実力を発揮しきれていないようです。
    据え置き機ではRCA入力なのでDigiFiアンプのボリュームがバイパスされている恩恵もあるでしょうが、DAPの性能差がハッキリと出てしまったと考えるほうが正しいでしょう。
    逆の言い方をすれば、アンプやDAPの性能で伸びしろが非常に大きいということになります。

    最近のDAPはかなり高性能になっていますから、そうした実力機では心配ないでしょうが、Donguri-鐘はiPhoneでも無難に鳴らせたことを考えれば、より上質な上流が必要だと捉えておいたほうが良いでしょう。
    音傾向としてはCo-Donguriで茶楽音人の良さに気づいた方々へのアップグレードパスとして非常にオススメではありますが、順序はどちらからでも良いでしょうけれど、将来的にはDAPもしっかりしたものへ強化することを想定しておくのが望ましいかと思います。
    逆にイヤフォンとしての気楽さも求めるのであれば、鐘 HAGANE Ver.のほうがストイック過ぎないバランスの良さも持ち合わせていてオススメです。

    リケーブルに関しては当然さらなるグレードアップが図れますが、順序としては明らかにアンプ部が重要だと感じます。
    すでに手持ちの良いMMCXケーブルをお持ちなら試してみる価値はありますが、付属のものもイヤフォンとのバランスが取れた良質なものですし、慌ててリケーブルする必要は感じませんでした。
    また歴代の茶楽音人のイヤフォンを使ってきましたが、見た目やや細手に見えますけど、実際にはかなりラフに扱っても断線などのトラブルは生じたことがありません。
    その点でもRe-Cableという名前ではありますが、これまでのモデルの「Hi-Fi Edition」のような感覚を覚えた次第です。

    最後になりましたが、貴重な試聴の機会をご提供いただいた茶楽音人様、eイヤホン様に御礼申し上げます。

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    2016/12/27 12:00 pm | No Comments
  • 2612月

    ACOUSTIC REVIVEさんのフォノケーブル「PHONO-1.2TripleC-FM」をお借りしました。

    うちのオルトフォンのフォノケーブルだと、SAECのトーンアームに取り付ける際にDINコネクタがユルユルで、そういうことは良くあることなのか?とご相談させてもらったところ、試用をと貸していただけることになった次第です。
    ちなみにDINコネクタは寸法の規格がいい加減らしく、トーンアームに寄って緩かったりきつかったりすることが多いそうです。
    ただSAECのWE-407/23はどちらかと言うとキツいという情報が多いので、うちのケーブルの個体差かもしれません。
    そういう場合は、今使っているビニールテープだと音にもあまり良くないので、テフロンテープを使うことを薦めていただきました。
    そちらも調達してありますが、それはまた元に戻す時に試してみることにします。

    さて、「PHONO-1.2TripleC-FM」はRCAケーブルのハイエンドモデル「RCA-1.0TripleC-FM」をベースにしてDINコネクタとアース線を装備したものですので、やはりそれなりのお値段になっています。
    ただフォノケーブル自体、単体トーンアーム所有でケーブル交換する方がターゲットとなりますから、他社も結構な価格帯のものが多いです。
    後述しますが、ケーブルの中でも微小信号をデリケートに扱う必要のある箇所ですし、費用対効果はむしろ意外と高いと感じました。

    ケーブルの外観は同社のケーブル群を踏襲していますが、構造上特筆すべき点としては、他のフォノケーブルに比べ、DINコネクタから左右、そしてアース線の分離のタイミングが早いところでしょう。
    他社の場合はアンプのすぐ側まで5芯のままで、RCA端子やアースの接続の都合上だけ、短く分離しているものも多く見られます。
    オルトフォンのものもそういった構造ですね。
    コストが掛かるから…というのもあるのでしょうが、早めに分離したほうが理論的にも良さそうですし、実際に聴いてみてもセパレーションの向上に貢献していると思います。

    またアース線もただ繋げれば良いという頼りないものではなく、信号線とほぼ類似した構造で作られているところに、こだわりが感じられます。
    実際、うちのプレーヤーの場合、プレーヤー側のアースとトーンアームのアースがあるのですが、その両方をしっかり接続することでハムノイズの低減はもちろんですが、低域の厚みやシャープさにかなりの違いが出ます。

    そして懸念のDINコネクタですが、これはもうまさにジャストフィットでした。
    コネクタの外径がピッタリというのもあるのでしょうが、それ以前にDINプラグのピンへの食いつき具合が全く違うようです。
    ちなみにBL-99Vの場合はストレートプラグでないと厳しいのですけど、L型のものも用意されていますし、XLRによるバランス接続にも別注にて対応してもらえます。
    ケーブルもオルトフォンより柔らかいくらいで、取り回しも非常に良いものです。

    さて実際の出音ですが、キレが全く別次元になりました。
    DINコネクタの問題こそあれ、オルトフォンも音の上ではSAEC純正の付属品と比べ、かなりの向上が感じられたのですが、それも遥かに超えてきます。
    すでに音がどうこう語る以前に、レコードに刻まれた演奏のダイナミックな情感が見事に再現されていきます。
    カートリッジが拾った音をフレッシュなまま、フォノイコライザーに届けてくれる、そんな印象を受けました。

    ファインメットビーズも使用されていますが、これも周囲のケーブル取り回しなどの影響を受けやすいフォノケーブルで大きく貢献してくれていると思われます。
    低域から高域まで非常にバランスが良く、カートリッジ交換による帯域の違いもより顕著に判別できるようになりましたし、全般的に解像度も高まっています。
    なにより、つい音量を上げたくなる、というのが端的に分かりやすい感想かもしれません。

    単体トーンアームをお使いの方にはぜひオススメしたいフォノケーブルだと、自信を持って推せる製品だと感じました。
    おそらくネックになるのはやっぱりお値段だと思いますが、このケーブルを選ぶかどうかは別にしても、フォノケーブルはカートリッジほどでは流石にないにしろ、トーンアームを替えるのにそこそこ近いくらいの変化はある印象です。
    また、前述の通り、意外にアース線が重要なのも忘れられがちですし、単線がアースに良いという説も各所で目にしましたし、実際にも体感しています。
    毎度、同じ締めになってしまいますが、同社では無料貸し出しキャンペーンをやっていますし、やや古めの付属ケーブルをそのままお使いの方はぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

    Filed under: Audio
    2016/12/26 12:00 pm | No Comments