• 1610月

    リビングで使っていたAccuphaseのパワーアンプ「P-450」を父親に返却することになったので、代わりのパワーアンプを検討することにしました。
    一応、LINN LK140は余ってますが、正直、今となっては戻せる感じではありません。
    いくつか候補はあったのですが、以前店頭で見かけていたAccuphase P-600がまだ残っているようだったので、電話で取り置きしてもらい、購入してきました。

    P-600は1983年のアンプで年代としては父親が持っているC-222やP-266と同時期のフラグシップのステレオ・パワーアンプです。
    今では珍しい300W+300W(8Ω)というハイパワーアンプで、ちょっとリビングで使うにはデカすぎるかなと。
    そこでまずは2階に持って上がり、A-45と入れ替えてみることにしました。

    店頭でも動作確認してもらっていましたが、メーターや各種ランプ、アッテネーターなど、全て動作に問題はありません。
    すでに一部修理不可となっているモデルですけど、お店の6ヶ月保証もあるので安心ではあります。

    出音は一発目からもうA-45とはまるっきり違っていて、Matrix 802のウーファーがこれでこそようやく動き出したといった印象です。
    低域の基音が非常に明瞭で、すべてのサウンドが淀みなくストレートにガツンと来ます。
    これまでは定位が…音像が…と細かいところが気になるオーディオマニアの悪いクセにハマっていましたが、P-600では「そんな細かいことはどうでも良い」と思えるほど、痛快な鳴りっぷりです。
    もちろん音の実体感はレベルの高いもので、正直そちらもA-45よりもレベルが高いのではないかとすら思えます。
    オーケストラの迫力は当然として、低音の基音がしっかりすることでピアノの再現力がかなり高まったように感じました。

    そうは言ってもマニアの性で、せっかく導入したアイソレーションボードやスパイクだから…と使ってみました。
    しかし重量が重すぎるのか、音が濁ってしまい、良さが半減してしまいます。

    ヒッコリーボードなら大丈夫だろう、とこれもDACから奪い取って投入しましたが、こちらは芯がしっかりしてがっしりした印象になります。
    ただ、やはりP-600を入れた時に感じた爽快なほどの鳴りっぷりが弱まって、ボーカルや楽器に淀みが感じられます。
    アンプ自体に重量やサイズがあることや、脚がかなり低めなこともあってか、このアンプは下に敷かないほうが現状良いようです。

    また昔のモデルですから電源ケーブルも直生えで迷いがありません。
    消費電力は定格で1100W、無入力でも165Wですから、壁コンセントから直接取る形としました。
    これまで使っていたAccuphase APL-1はDP-77に持っていき、これはこれで低域の重心を下げるのに一役買ってくれています。
    スピーカー端子はバナナプラグには非対応ですが、店頭でCardas Neutral ReferenceのYラグが問題なく装着できることは確認して入手しましたし、C-280Lとの間はこれまで同様、ASLC-30で接続し、RCAのほうはACOUSTIC REVIVEのショートプラグを挿してあります。

    後日、清掃のため、上蓋も開けてみましたが、パワートランジスタのデカさに分かっていても驚かされます。
    サンケンの2SC2774と2SA1170は当時のハイパワーアンプの定番ですが、このサイズだからこそ出てくる圧倒的なパワーなのでしょうね。
    トランスの定格は分かりませんが、消費電力から推測して1200VA以上でしょうし、フィルタコンデンサも耐圧100Vの47,000μF(ELNA FOR AUDIO)が使用されていました。
    A-45も同じ47,000μFですが、耐圧がこちらは67Vだったはずです。

    年式が古いこともあり、中古相場ではA-45一台でP-600が2台買えるくらいですけども、やはりこれは別格だなというのが率直な思いです。
    私にはちょっと分不相応なくらいですが、C-280Lとの組み合わせは私にとっては至極のアンプとなってくれそうです。
    それに伴って、A-45は当然ながらリビングに移設しましたが、その件はまた後日書いてみたいと思います。

    Filed under: Audio
    2017/10/16 12:00 pm | No Comments
  • 1510月

    手嶌葵さんがちょっと曲が多めのシングル(?)「東京」を11/22にリリースされるそうで。

    収録曲は以下の7曲ですから、ミニアルバムと呼べなくもないのかな?
    ただ、インストが2曲入ってますから実質は5曲ですが。

    【収録曲】
    1.東京
     (テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」エンディングテーマ)
    2.赤い糸
     (プレミアムドラマ「女の中にいる他人」主題歌)
    3.オンブラ・マイ・フ
     (映画「永い言い訳」挿入歌)
    4.瑠璃色の地球
     (薩摩酒造 白波「この地球の日々たちへ。」CMソング)
    5.The Christmas Song(Live)
    6.東京(instrumental)
    7.赤い糸(instrumental)

    「東京」はワールドビジネスサテライトのエンディングテーマだそうで、作詞がいしわたり淳治さん、作曲が平井真美子さん、編曲がTATOOさんという、手嶌葵さんの楽曲ではわりとよく目にする布陣ですね。
    すでにオンエアは始まっていて、手嶌さんが東京で仕事をしていて感じた事を、いしわたり淳治さんに伝えて形にしていったものだとか。
    その前のアルバム「青い図書室」の頃からだと思いますが、最近は曲のラフイメージを伝えて作品作りしているようです。

    その他もタイアップ曲がズラリと並んでいます。
    お値段はシングル+αですが、実質5曲で停めちゃうでしょうし、そこが気になるかなぁ。
    ハイレゾ配信がある可能性も考えられますけど、そっちは3曲目or4曲目まで…といったパターンも考えられそうですし、そもそもリリース以降の公表でしょうからねぇ。
    ちょっと悩むところですが、まだ発売まで時間があるので「東京」を試聴してみたりして決めたいと思ってるところです。

    Filed under: Music
    2017/10/15 12:00 pm | No Comments
  • 1410月

    J1 Projectのスパイク受け「B35HB/4P」を試してみたくてゲットしてみました。

    J1 Projectは一時期結構ハマって色々ゲットしましたが、その時に入手しておいたものの、イマイチ出番がなかった「BA72K」を活用したいというのがゲットの理由の一つです。
    このスパイク受けは35mm径で、BA72Kの窪みにぴったりハマるんですよね。

    スパイク受け部分はステンレス受け皿になっていて、それ以外の部分はJ1 Projectらしいハイポリマー系の素材になっています。
    これだけでも共振対策がありますが、BA72Kと合わせれば大きな機材でも効果が高まるかなと。

    で、実際に投入してみたのはSIGNAL GUARDのボードです。
    この時点ではパワーアンプの下に配置してあり、ACOUSTIC REVIVEの真鍮製のスパイク受けを使っていました。
    パワーアンプはスピーカー間の床に直置きですので、振動対策をさらに強化できるのではないかと考えたわけです。

    早速配置して聴いてみると、以前より耳当たりが柔らかい音になっていて、J1 Projectらしい変化です。
    ギスギスした感じは減って大人しくなったようにも思いますが、定位はより明瞭になり、高域の濁りが減った印象です。
    特に中域を大事に鳴らしている感が出て、息遣いがとても自然で良く伝わるようになりました。
    音量がうるさく感じないのは人工的な響きが減ってアコースティックさが高まったからかもしれません。
    反面、低域はややあっさりし、ややボヤケたような気もしますが、これはJ1 Projectを使うとよく遭遇する傾向のように思います。

    そこで一旦、BA72Kを外して今回のスパイク受けだけにしてみたところ、低域のボヤけた印象はだいぶ減りました。
    ただ、良い部分も薄まっていて、やや音像が濁ってそれまでの真鍮製スパイク受けに近い感じに戻ってしまいました。
    これならむしろ真鍮製のままのほうが良いとも言えそうで、意外とBA72Kの効果が大きいようです。
    一つにはパワーアンプの脚、アイソレーションボード双方とも金属製であることが影響しているのでしょう。

    そこで再びBA72Kを戻すと、音像が細くなり過ぎず、それでいてブレがない、先程の音に戻りました。
    総合的に判断するとA-45ではこの状態がベストで、照明を消して聴いているとパワーアンプはおろかスピーカーの存在まで消えてしまうような錯覚を覚えたほどです。
    私の経験上、パワーアンプやクリーン電源など電源部が大きい製品は振動で音が滲む傾向があるようで、J1 Projectとアイソレーションボードでそれがかなり抑えられたのでしょう。

    また、ボーカルの高さが上がるというのも面白いもので、これはおそらくスピーカー間の空間を埋める領域が大きくなったことに起因するものでしょう。
    しかしこれも物理的にアンプの下に隙間ができたことで、空気の流れが確保されたことでスピーカー間にアンプを置くことの影響も軽減したのかもしれません。
    これでA-45としてはベストな鳴りになったのですが、ちょっとリビング側のアンプを返却する必要が出た関係で見直すことになりました。
    それについてはまた後日ご紹介したいと思いますが、スパイク受けやアイソレーションボードはクリーン電源かDACなど別の場所で活躍してもらおうと思っています。

    Filed under: Audio
    2017/10/14 12:00 pm | No Comments
  • 1310月

    SENNHEISERからロングセラーモデル「HD 650」の後継ヘッドフォン「HD 660 S」が11月中旬に発売されるそうで。

    HD650と同じオープンエアタイプですが、わりと大きな改良ポイントとしてはインピーダンスが300Ωから150Ωと扱いやすい設定に変わってるところかと。
    私はHD598を選んでしまい、あとでリケーブルのしやすさなどから「もうちょっと欲張ってHD650にしとけば良かったかなぁ」と思うこともあるのですが、HD598購入時には両方を試聴してその上でHD598のほうが相性が良いと感じた、というのもあったんですよね。
    試聴には当時使っていたポタアンやiPodなどを使ったはずで、それらでは300ΩのHD650は実力を発揮できなかったのでしょう。
    オープンエアを持ち歩くのはなかなか難しいと思いますが、最近の高級DAPをそのまま自宅でも使っている方は多いはずで、その場合にも150Ωのほうが鳴らしやすいでしょうし、据え置き機器に付属のヘッドフォンアンプも必ずしも力があるわけではないですから、順当な設定ではないかとも感じます。

    もちろん単純に低インピーダンス化したわけではなく、ボイスコイルをアルミ製にしたり、歪みの低減を図っているようです。
    左右のユニット誤差も減らして精度はますます高まっているみたいですし、リケーブルに関しても自社で4.4mm/5極のケーブルを用意するなど、かなり力が入っています。
    気になるお値段は55,000円前後だそうで、まだまだ高止まりのHD650と比べてもそう値上がりするほどでもなさそうです。
    私の使い方だとオープンエアはPCM-D100の録音チェック用くらいにしか使えない状態ですし、買い換えるということはなさそうですけど、B&Wとはまた違った、しっかりしたサウンドを聴かせてくれる点では気になる存在です。
    ただし、私の据え置き機はヘッドフォン端子が皆無ですので、いくら150Ωになったとはいっても、まずはそちらを何とかするための「ヘッドフォンアンプ」から考えないといけませんけどね。

    Filed under: Audio
    2017/10/13 12:00 pm | No Comments
  • 1210月

    東和電子が展開していたオーディオブランド「Olasonic」がインターアクションに移譲されるそうで。

    初期の立ち上げの頃からブログで紹介させてもらったり、機器をお借りしてレビューさせていただいてたので、プレスリリースが送られてきた時は正直かなり驚きました。
    メールで届いた文面ではイマイチ分かりづらかったのですが、Olasonicの部門がインターアクションに移管される形で、関係していたスタッフの方々も会社を移る形のようで、そこは一安心です。

    インターアクションは半導体検査装置などを手がけていてB2Bのみだったようですが、Olasonicを手にしてコンシューマへ進出ということみたいです。
    画像センサや検査装置ということで私の本業と絡みそうなのは正直面白そうだとは思いますし、オーディオだけでなくそうした分野にもOlasonicを拡大させる可能性もあるかもしれませんね。
    「Olasonicブランドの製品開発・販売活動を加速し、わくわくするような新製品を誕生させる」とも発表されていますし。

    Olasonicについてはスタートアップ時からお付き合いのある方々で、すでに別の道に進まれている方も結構いらっしゃって、その点では当初のスタンスから外れてきている部分もあるかと思います。
    もちろんそれはマイナス面ばかりではなく、下手なリミッターがないわけですから、新生オラソニックを構築していってもらえれば良いなと。
    この話こそ初耳でしたが、新製品開発の噂は耳にしていますし、凝り固まったオーディオ界に新風を吹き込んでくれることに期待しています。
    ただブランド名はただの「看板」ですし、オーディオ機器は趣味性も高いですから、性能だけでなく魂のこもった製品づくりをこれからも続けていってもらえればなと願っています。
    今後も機会さえいただければ、レビューや新製品紹介は微力ながらさせてもらいたいなと思います。
    #上京する機会があれば、またお伺いしたいですね。

    Filed under: Audio
    2017/10/12 12:00 pm | No Comments
  • 1110月

    オーディオユニオン系列の中古オーディオ専門店「セカンドハンズ新宿中古センター」が10/22で閉店になるそうで。

    audiounion DAY vol.3」が同じ10/22開催ですが、今思えばこのイベントリストにもセカンドハンズは入ってなかったですね。
    その少し前にオーディオユニオン新宿店はカワセビル8Fから第五葉山ビルに移っていて、セカンドハンズだけ残っていた形でしたから、当初から予定されていたのかもしれません。
    なお、同じカワセビルのディスクユニオンはそのままなので、こちらの拡張に使われる可能性もあるのかな?

    なぜだか良く分かりませんが、11/1以降は業務をオーディオユニオン通販センターに引き継ぐそうで、なぜ新宿店じゃないの?という気もします。
    いくら中古とはいえ、実店舗でのフォローではないというのはちょっと変な気がしますね。
    そもそもどの店舗に持っていっても良いようにすべきでは?とも思ってしまいます。

    たしかに店舗数がかなり多くて、何度か各店舗に注文した中で、縮小傾向のオーディオ業界では厳しいのではないかなぁと感じる場面が結構ありました。
    こんなことを言ったら大変失礼でしょうけど、吉祥寺と町田や千葉と柏なんかも「そんなに数が必要かなぁ」という印象もあります。
    むしろ地方都市のほうが店舗コストが掛からないというのはあるのでしょうけどね。
    ハイファイ堂の京都店閉店というのもありましたし、中古オーディオも思ったよりも苦戦しているのかもしれません。

    私自身はもう主だった機器が揃っていますし、通販はトラブルも重なったので、最近は実店舗あるいは電話で相談してから購入という形を取っています。
    オーディオユニオンさんも電話すれば相談に乗ってくださいますが、ジャンルによって店が分かれていたり、担当さん任せでお休みだと代わりの人が対応してくれなかったりするのが…。

    私感はともかく、閉店セールは開催中だそうで、第一弾は海外製品とヘッドフォンが1割引、第二弾はスピーカーとアナログプレーヤーが1割引だとか。
    ただし、これも通販のカートでは値引きされず、メールor電話で問い合わせが必要です。
    ハイファイ堂さんは全店全品(一部除く)だったので、ここでもちょっと除け者感がありますけど、欲しい品があれば問い合わせてみる価値はあるかもしれません。

    Filed under: Audio
    2017/10/11 12:00 pm | No Comments
  • 1010月

    コンセントベースの検討をしていたタイミングでポイントがそこそこ入ったので、FURUTECHの「GTX Wall Plate」を入手しました。

    意外と使用例を見かけないと思いましたが、その後調べてみると実際には同社のプレートといっしょに使っている人は多そうですね。
    逆に言えばプレートや壁コンセントとともに純正で…というパターンが多くて、ベース単体で導入するということがないのかも。

    プレート自体はアルミ合金製で、そんなに高級な感じではありませんが壁コンセントとプレートが無理なく収まるようなサイズ、凹凸が付けてありベースとして扱いやすいデザインに仕上がっています。
    取り付けは壁コンセントの配線を外さなくてもできたのですが、念のためブレーカーは落として作業しました。
    もう日暮れ間近になって作業を始めたので、ちょっと写真は適当になってますけど…。

    壁コンセントは同社のGTX-Dですから取り付けた感じもピッタリです。
    またACOUSTIC REVIVEのCB-1DBだとGTX-Dの絶縁カバーを取り付けるとベースに横幅が通らなかったのですが、このベースではもちろん全く問題ありませんから、今回は絶縁カバーもしっかり取り付けました。

    GTX-Dを付けたら、それにJODELICAのコンセントプレートも装着です。
    その際、Wall Plateに付属のフッ素樹脂のダンピングシートを付けるかどうか迷いましたが、CB-1DBでは隙間が結構できてジョデリカのプレートが響いていたので間に挟むことに。

    あとはジョデリカのプレートを取り付けて完成です。

    プレートが付いてしまうと存在感が薄いですが、壁からの飛び出しも少ないですし、あまり仰々しいものだと家族の賛成が得られないというようなケースにもこれなら許してもらえるかも。
    それはともかく出音ですが、一聴して静けさが違うなと感じました。
    壁コンセントの時にもそうでしたが、振動がうまく抑えられているのか、それとも電磁波対策が良いのか分かりませんが、GTX-Dの方向性をさらに強化したような印象です。

    対して、オーディオ的なケレン味は薄く、「電源を強化しました!」というような主張は少なめです。
    ザッと聴いたところだと押しの強さやパワー感は薄まったようにも感じ、低域がスッキリした印象を受けますが、ホントにしっかりした低域が入っているソースになると最低域の沈み込みがスゴくてビックリします。
    つい音量を上げ過ぎる「ヤバイ」タイプの変化ですね。
    余計な歪みや味付けがない分、安心してシステム全体の「エネルギー供給源」としての役割を任せられる気がします。
    逆に今のシステムにパワー不足を感じていたり、もっとエネルギッシュな音に持っていきたい場合には向かないかもしれません。

    本来はアンテナ線も出ているのであんまりカッコいい感じになっていませんが、場合によってはベースを横に並べて2つ用意するのも面白いかも。
    最後にいつものお約束ですが、コンセントの取り外し・取り付けが伴う場合、電気工事士の資格が必要ですのでご注意ください。

    Filed under: Audio
    2017/10/10 12:00 pm | No Comments
  • 0910月

    いろんな問題が起きてなかなか定まらなかったトーンアームケーブルですが、結局Cardasの「Iridium Phono」を別のお店で購入しました。

    Cardasと決めて注文したわけでもなく、ZYX Ultimate 100などを購入させてもらったお店に電話で相談してSAECのアームと相性の良さそうなもので在庫があるものからオススメしてもらった形です。
    IKEDAも音は良いらしいですが、あいにく在庫がなかったんですよねぇ。
    それでもIridiumの在庫があるだけでもスゴいことで、ストレートDINの1.25mならあるということだったので結果的には元々のチョイスに戻ったような感じになりました。

    Iridiumは同社としてはエントリークラスのフォノケーブルで、DINプラグも国内サイトではSDIN(¥15,600)が付いてる写真になってますが、実物はどうやらエコノミータイプのSDIN E(¥6,800)になってるようです。
    むしろ細いのでサエクで使う分には安心ではあります。
    実際、WE-407/23に装着してみても、これまで使ってきたトーンアームケーブル(これで7本目)の中でもいちばん硬めなくらいの嵌合具合でした。

    RCAプラグのほうはピンが金色じゃないのでおそらくロジウムメッキのGRMO(¥7,600)ではないかと思われます。
    同社のインターコネクトケーブルでもCrosslinkは小型タイプのが使われていますが、それでもプラグの質はかなり高いものだなと感じました。
    写真で見るよりもかなりズッシリしていて仕上げも良好です。

    ケーブルはAtlas同様、やや細いですがプラグ以外は軽量なので取り回しやすいです。
    ACOUSTIC REVIEさんのPHONO-1.2 TripleC-FMとは格が違うわけですから、比べるのが無理なわけですけどね。

    ただ、音質以前に驚くべきは残留雑音の少なさです。
    PCM-D100をつないでレコード再生前にハムノイズなどがないかチェックしたのですが、てっきりREC OUTにしてないかCD入力になってるのかと勘違いしたほどでした。
    実際に無音状態を録音してみてもノイズは非常に少なく、MCポジションでも録音した音声を50dBほど増幅して下のスペクトル分布という低ノイズさです。
    50Hz付近にピークがありますが、それでも-95dB程度とC-280Lのフォノイコライザーの優秀さを考慮しても驚くべき値かと。

    ちょっと前に試したものなので条件が同一ではありませんが、グラフ下の以前の-78dBがC-280Lのカタログスペック程度で、-95dBになるとPCM-D100のS/Nが気になるレベルですからね。
    また、プレーヤー筐体やラック、プリアンプなどをコツコツと叩いても全くその音が入ってきません。
    もちろん針を盤面に下ろしてはいませんが、これまでだとそこそこノイズが出ていましたし、再生中でも明らかにそうしたノイズが減っています。
    ケーブルの構造によるのかもしれませんが、マイクロフォニックノイズが非常に少ない証かと推測されます。

    で、実際の音の印象ですが、とにかく色彩感豊かなサウンドで、オーディオ的な性能も高いですが、それ以上に音楽のほうを向いているケーブルだなと感じました。
    Ultimate 100の正確なステレオ再現性と相まって、ライブ盤ではまるで映像が付いたような明瞭さとなります。
    なにより音楽の楽しさを伝えてくれるので、つい体がリズムに乗ってしまうほどです。

    ますますCardasケーブルが気に入った感じですが、代理店の都合もあるのか、購入店で聞いたところでもほとんどのケーブルは注文後、本国に発注という形となるそうです。
    在庫してくれているお店があると助かりますが、フォノケーブルだと相当限られるはずで、入手性はあまり良いとは言えないのが残念です。
    お値段も決して安いとは言えませんけど、トーンアームケーブルの選択肢はさほど多くないですし、ストレートDINでカチッと付くケーブルをお探しの方にはかなりオススメの選択肢と言えそうです。

    Filed under: Audio
    2017/10/09 12:00 pm | No Comments