• 236月

    ESOTERICからフォノイコライザーアンプ「E-02」が7/20に発売だそうで。

    これまで「E-03」があってこれも40万円となかなかに高級なフォノアンプだったのですが、今回のE-02は65万円とさらに上位のモデルとなっています。
    E-03は2009年の発売ですから世代的にもだいぶ違いがあるので内部構造も全く違っていて面白いですね。
    むしろE-03のほうがシンメトリカルなデュアルモノラルという内部配置で、今回のE-02は正面から見て左半分を電源部、右側にアンプ回路を左右分離で上下に積み重ねた感じになっています。
    筐体サイズにある程度制限があるでしょうから、アンプ基板が大きくなってこの配置がベストと判断したのでしょう。
    ちなみに外観はW445×H131×D377mm(突起部含む)で12.5kgで、E-03のW442×H103.5×D364.4mmの10.5kgと比べると、基板を重ねた影響もあってか高さが高くなってるのが目立ちます。

    回路構成としては全段バランス伝送・増幅に主眼を置いているとのこと。
    フォノケーブルもバランス伝送が一部で流行ってるようですし、それ自体は良い取り組みそうです。
    ただ少し気になるのはMCヘッドアンプとRIAAアンプは同一基板となっていますし、全高調波歪率は0.007%(1kHz、MM、定格出力時)となっていて、下位モデルであるはずのE-03の0.003%から落ちているように見えます。
    E-03はA weightなので低域・高域が無視されてるせいだとは思います。
    ただ、今回のことに限らず、グラフで表示すればもっとスペックを見る価値も出てくると思うのですけどね。

    背面の端子配列は内部がシンメトリカルでなくなったおかげもあって、わりと使いやすい配置になっています。
    ただアース端子の位置はちょっと不便かなという気がしますし、RCAを2系統装備したならアース端子も2つ欲しかったかな。
    XLR出力も当然追加されていますが、独自「ES-LINK Analog」という伝送形式にも切り替え可能で、その辺りはやはり自社プリアンプとの組み合わせを想定している印象が強く感じられます。

    ちなみにXLR出力はMC専用だそうで、負荷インピーダンスの切り替えもMMでは47kΩのみで、E-03で用意されていた0pF、100pF、330pFの負荷容量変更もなくなっています。
    これだけの高級フォノアンプですからMCでの使用が多いとは思いますが、RIAAカーブですらチョイスできるモデルも多い中、ややシンプルにまとめすぎかなという気もします。
    どうせ割り切るなら完全にMC専用でも良かったのかもしれませんが、MMポジションはむしろ昇圧トランスを併用したい場合のために用意されてるような形なんでしょうね。

    それを受けてか、MCカートリッジや昇圧トランスを消磁できる「DEMAG」機能も搭載されています。
    ただしこれもあくまで簡易的なもののようで、レコードを30秒ほど再生するらしいので、内部で回路を切った上で入力側をショートさせた状態にする程度の可能性が高いですね。
    全般的に「ここを推していきたいんだ」というポリシーがちょっと弱いような印象は受けますが、ESOTERICとして現在のアナログ再生にふさわしいフォノアンプを提示してきたのだと思いますし、同社ファンの方には良い選択肢が増えたのではないかと思います。

    Filed under: Audio
    2017/06/23 12:00 pm | No Comments
  • 226月

    腕時計好きとしてたぶん手を出さないだろうと思っていたApple Watchに手を出してしまいました。

    購入したのはSeries 2のローズゴールドアルミニウムケースとピンクサンドスポーツバンドの42mmモデルです。
    心拍センサーがあれば良かったのでSeries 1でも良かったんですが、ポイントを使う関係で選択肢がかなり限定されたんですよね。

    色も選べない感じだったんですが、新品未開封品ではあります。
    ローズゴールドの本体は思った通りの色合いでアルミモデルにしては良い感じですが、ピンクサンドのほうはかなりピンクでしたね。

    バンドは交換できるので、特に気にしてませんし、色はともかく就寝中も含めて長時間の付け心地は噂通り非常に良くて、当面(特に夏に向けて)はスポーツバンドで行こうかと。

    42mmは大きいというレビューも見かけましたが、そもそもガタイがいいですし、大は小を兼ねるかなと大きいほうにしました。
    使ってる印象では私には大きい方が良いような気がします。
    画面解像度も違いますし、指が大きいとタッチするにも画面が大きい方がやりやすいかなと。

    苦手としているブツブツ系の画面も動きを伴うからか、特に平気でした。
    次のwatchOS 4ではリスト表示にも対応するらしいですが。
    バッテリーの持ちも思ったより良く、寝る前に1時間くらい充電すればあとはずっと装着してても大丈夫です。
    ちなみに寝てる間はAutoSleepを導入して心拍や睡眠状態をロギングしてます。

    最初はいろいろ慣れなくて、就寝中にスタンドのリマインダー通知が来て「なんじゃこりゃ」となったりしましたが、ようやく慣れてきたという感じです。
    現時点ではiPhoneを母艦にしてそこで基本的に設定する形なのが初期のiPhoneみたいで、まだまだこれから進化していくのかな、と感じさせる部分があります。
    せっかくWi-Fi(2.4GHz帯のみ)にも対応してるんですし、せめて通信系はそっちを主体にして独立して動くのをメインにしても良いような…。(実際、そのほうが動作が速い気も。)
    またSeries 1/2で高速化されたとはいえ、まだまだ遅いなぁと感じる場面も結構あります。

    ただ使い込んでいくうちに徐々に便利になっていって、iPhoneを取り出さずに済むシーンが増えてきてます。
    単に便利なだけじゃなく妙な愛着みたいな感覚もあったりして、なんとなくiPhone 3Gの頃のようなワクワク感が残ってる気も。
    対応アプリを作ってもなかなかペイしないでしょうし、もっともっと多様なセンサも欲しいし、新たな使い方がまだまだありそうですが、そんな成長の様子を実際に使いながら体感していく価値はあるなと、実際に手にして思い直した次第です。
    Apple Payは全く使うつもりがないので、他の方とはちょっと観点が違うかもしれませんが、活用方法や便利なアプリ、アクセサリなど、今後色々と紹介していけたらと思っています。

    Filed under: Watch
    2017/06/22 12:00 pm | No Comments
  • 216月

    オーディオビジュアル製品を選考する「VGP 2017 SUMMER」の結果が発表されています。

    正直、この手の賞は主催してる出版社や参加してるメーカーのさじ加減で変わる印象が強く、あまり信用してないのですが業界としてどんな製品が注目されているか、の参考くらいにはなるかと思い、紹介してみることにしました。
    選考対象は以下の製品で、基本的に取扱いメーカーの自薦ですけど、審査方法が全国有力販売店による投票、審査員投票でノミネート製品が決まるので、販売店という部分ではわりと公平なのかなと思います。

    1. 日本国内で販売・流通する、コンシューマー向けオーディオ&ビジュアル、 オーディオ、アクセサリー各製品及び関連ソフト/アプリケーション。
    2. 各メーカー及び輸入商社が自薦する製品。
    3. 2017年6月20日までに広報発表/一般公開がされる「新製品」、もしくは2017年7月末日時点においても市場で流通している「現行製品」。
    4. 2017年7月末日時点において市場で流通している現行製品。

    「合議」とか「審査」の部分があるので、ちょっとそこが不透明ですが、率直に言って以前よりだいぶ公正な評価になってるような印象はあります。

    で総合金賞はズラリと揃ったPanasonicの4K製品、そしてJVCのDLA-Z1とのこと。
    これは製品の良さもさることながら、販売店さんの売上貢献への期待の高さでもあるのでしょうね。
    個人的には4Kの本放送、ましてや地上波をどうするのか?その後の8Kは?など疑問が残るのですけど…。
    その他、特別賞、技術賞、開発賞、企画賞は私が気になったものはないので割愛します。(ぉ

    部門賞は私も使わせてもらっているACOUSTIC REVIVEさんのRMF-1やYTP-6R、それにスピーカースタンドのYSS-90HQが受賞、RPC-1とR-AL1が金賞を受賞されています。
    Olasonicさんの製品群も軒並み受賞(NANO-A1は金賞)されていて、なかなか公正な評価だなと。
    それでも一部、「え?それが金賞なの?」というものも見受けられますが、やっぱり視点がユーザーではなく販売店主体だというのがあるのでしょう。
    その他、イヤフォンやヘッドフォンなどからビジュアル機器まで幅広くたくさんの製品が受賞してるので、総合カタログ的な感じで眺めてみるのも楽しいかと思います。

    Filed under: Audio
    2017/06/21 12:00 pm | No Comments
  • 206月

    仕事上、なんだか多数のパソコンが必要になっているんですが、それなりに台数を集めたつもりが予想外に性能も求められることが分かって、さらにiMacのニューモデル「3.4GHz 27inch Retina 5K」を入手しました。

    仕事用ではありますが、基本的には紗羅のMac miniを更新する形にしたいので、紗羅の希望を聞いてチョイスした形です。
    候補としては整備済製品に出ていたMacBook Proの旧モデル、ニューモデルの13inch MacBook Pro(TouchBarなし)、そしてiMac各種という感じでした。
    ノートのほうが色んな場所で使えて便利かなぁと思ったのですが、紗羅の希望はデスクトップ。
    中古は意外と高いので却下で、どうせなら性能もかなり上がってるニューモデルだなと。
    あとは小さいのと大きいのなんですが、Mac miniのモニタがBenQの24インチだったので、21.5inchだと小さくなっちゃった…となるわけで、必然的に27inchということになりました。
    機種としてはいわゆる梅モデルの吊るしとなります。

    ひとまず仮設置して、今回はMac miniから移行ツールでまるごと移行することにしました。
    キーボードはMagic Mouse 2とテンキーなしのMagic Keyboardが付いてますが、これも紗羅の希望で昔のワイヤードと電池タイプのMagic Mouseと入れ替えました。
    キーボードはdeleteキーがないとイヤ(fnキーと同時押しすれば良いんですけども…)だし、タッチも慣れてるほうが良いそうです。
    Magic Mouseはそろそろ寿命が近づいてるので将来的には新しいのにすると思いますが、こちらはMBBInfをMagic Mouse 2に対応させたい、という私の事情もあります。

    話を移行ツールに戻しますがリビングで作業する都合上、有線LANが使えずWi-Fi経由で4時間弱かかりました。
    最新モデルなのに届いてすぐSierraとiTunesのアップデートが走ったりした影響も多少ありますね。
    その後はiCloudを再設定したり、Officeのライセンス認証をした程度で、データは全てキレイに移行されてました。
    最後はTimeMachineでバックアップして完成です。

    動作は私がそんなに触ってないのもありますが、通常用途では私の2015年モデルと大きな差はないかな。
    メモリが8GB(私のは16GB CTO)というのも効いてるのかも。
    ヨドバシで購入したので、もらえたポイントにちょっと足せば16GBメモリも買えそうですけど、当面はこれで良いかな。
    macOS High Sierraにアップグレードしたタイミングくらいに再考しようと思っています。

    これでMac miniが2台、iMacが2台、MacBook Proが1台という、なんとも豪勢な状態になりました。
    今回の案件が終わったらMac miniは処分しても良いかもしれないですけど、その後も続く可能性がありますし、本体だけならコンパクトで場所は取りませんから、その時の状況で判断すれば良いでしょう。
    さらに他のApple製品も増えていますが、それはまた後日ご紹介しましょう。

    Filed under: Mac
    2017/06/20 12:00 pm | No Comments
  • 196月

    B&Wのイヤフォン「C5 Series 2」をゲットしてみました。

    かつてortofonのe-Q5を買った頃に初代C5も試聴してみて、B&Wからイメージしてたのと音が違うなと感じてチョイスから外したのですが、時を経てSeries 2になって(それもずいぶん前ですけど)、かなり改良されているとのことなので試してみる価値はあるかなと。

    当時気になったのはレンジの狭さと装着感だったのですが、今回も最初装着した時は逆相っぽい変にボワボワした音で、これは失敗したか?と一瞬思ってしまいました。
    実際にはセキュアループの装着角度とかイヤーピースの耳への収まりが悪かっただけでした。
    セキュアループも慣れてくると耳から落ちることもないですし、痛さもさほど感じませんが、サクッと装着できるかというとそうでもなく、やはり装着するたびに微調整は必要な感じです。
    それがビシっと定まれば、開放型に近い定位や音の広がり、位相の正確さなど、B&Wのスピーカーにも通じる良さが感じられます。

    私にしては珍しく新品購入だったこともあり、エージングにはかなりの時間を要しています。
    これを書いている時点でも完全にエージング完了した、という印象ではなく、まだまだ変化している印象すら受けます。
    当初はとにかく低域の量感が多すぎて、そのわりに高域だけがかまぼこ、という状態でした。
    ただiPhoneなど比較的非力なアンプだと当初からそれほどバランスは悪くなく、むしろ不足しがちなパワフルさが補われるようで好印象でした。
    インピーダンスは32Ωとそこそこですが、アンプによってかなり正確を変えるじゃじゃ馬なところもあるのかもしれません。

    ちなみにMFI認証となっているため、マイクやリモコンも装備されていて、iPhoneで使うのには非常にオススメです。
    なにぶんiPhone 7シリーズからはイヤフォン端子がなくなってるので、それ以前のモデルをお使いの方(もしくは例の純正アダプタ使用時)に限定されてしまうのが残念ですけれど…。
    4極端子になっているのでアンプによってはうまく動作しない可能性もありますが、幸い、手持ちのポタアンでは問題なく動作しているようです。

    ひとまずiBasso DX90とALO audio Rxの組み合わせを中心にエージングがてら聴いていますが、この組み合わせの時がいちばん低域が強調されがちになります。
    クラシックやロックではあまり気にならず、J-Popでも低域強めの楽曲ではさほどでもないのですが、むしろ穏やかそうに聴こえてしっかり広帯域な楽曲で突然ズーンと来るケースが出てきます。
    高域に関してはエージングが進むにしたがって、ゆっくりゆっくりと伸びが出てきました。
    セキュアループも含め、店頭での試聴ではなかなか評価が難しいイヤフォンかもしれないですね。

    他のアンプといってもALO audioばかりですが、The Nationalだと帯域全体で力強さが均一になる傾向で双方の良さが活きてくる気がします。
    また、C5 Series 2は歪みの少なさが特筆モノなのですけど、その点についてはRxのほうが活きるように感じました。
    Rx MkIIでも低域の出しゃばり感はかなり減りますが、全体に音が引っ込んだ印象になり、おとなしくまとまってしまいます。
    穏やかな風合いですから、寝る前に聴くのにはこのくらいが良いのかもしれません。

    それにしてもこの鳴らしにくさといいますか、相性の度合いはどこから来るのか、まだ探りかねている状態です。
    試しにイヤーピースをSpinFitにしてみましたが、そうすると低域のクセは消沈しますから、純正イヤーピースの影響も大きいのかも。
    ただし、SpinFitを付けてしまうとDonguriっぽい音になってしまい、C5S2の良さの部分もスポイルされてしまうので、結局元に戻しました。

    この低域のクセが唯一の欠点ではありますが、しっかり装着した場合の歪みの少なさ、クリアさ、そしてスピーカーのような自然な音の広がりはなかなかない魅力でしょう。
    普段愛用しているDonguriシリーズもスピーカーっぽい再生音ですが、あちらがDonguriでの響きを活用して耳の外に広がるのに対して、C5S2は頭の中にシャープに音像を作りつつも広がりを感じるものです。
    傾向としては開放型ヘッドフォンのそれに近く、手持ちだとHD598に似ている部分が結構あります。
    マイクロ多孔質フィルタのおかげだと推測されますが、その分、普通のイヤフォンに比べると、多少音漏れは多いほうだと思っておいたほうが良いかもしれません。

    音とは直接関係ありませんが、B&W製品を新品購入するメリットとして、ユーザー登録で3ヶ月間、独自配布の音源をダウンロードすることができる、という点が挙げられます。
    月替りと聞いていますが、現段階でも30近いハイレゾ音源をダウンロード可能です。
    高級な同社のスピーカーならこのくらいの特典はオマケ程度ですけれど、このイヤフォンでも同じ特典が得られるとなると、それだけで結構な価値があるのではないでしょうか。
    またイヤフォン・ヘッドフォンはニセモノも横行しているようですし、正規品の確認にもなりますから、ぜひ新品で入手されることをオススメします。(Amazonでもマーケットプレイスなどは結構キケンが伴いますのでご注意を。)

    音傾向については前述の通り、かなりエージングしないと正確な評価ができないようなので、現時点でも文句なしにオススメできるモデルとは言えない部分もあります。
    ただ、店頭でちょっと聴いてみた印象とはずいぶん変わってくるところもあり、試聴だけで候補から外すのも惜しい魅力があるのも事実です。
    ヘッドフォンのPシリーズは高級モデルもその後続々と登場していますから、イヤフォンも今後、C7とかC9なんてモデルが出て来る可能性もあるでしょう。
    特にiPhoneやiPodシリーズなど、Apple製品で音楽を楽しんでいらっしゃる方には、試してみる価値は十分あるように思います。

    Filed under: Audio
    2017/06/19 12:00 pm | No Comments
  • 186月

    Pro-Ject Audio Systemsから25周年記念のレコードプレーヤー「The Classic」が6月中に発売されるそうで。

    Pro-Jectといえば先日、ナスペックからD&Mに代理店が移行したばかりですが、このプレーヤー自体は海外で昨年発表済みのものです。
    「50年代および60年代に有名なレコードプレーヤーメーカー各社が確立した伝統的なフレームデザインを生かした」とのことですが、どこからどう見てもLINN LP12っぽいような気も…。
    ただLP12の発売は1972年のはずで、ARも1970年代、ガラードやELACなどは古いですけどデザインはずいぶん違います。
    そもそもその時代ならS字トーンアームのはずで…。
    ま、LP12にソックリなプレーヤーは他にもたくさんありますし、そもそもPro-Jectのトーンアームを装備した機種も出てることですから、これ以上、追及するのはやめておきましょう。

    そんな外観でむしろ損をしてるような気すらしますが、中身はなかなか面白い取り組みがなされています。
    シャシーは外側こそMDFのClassicな雰囲気ですが、アルミ製のサブシャシーを熱可塑性エラストマーでできたボール状の制振材6個で支える構造になっているようです。
    それ以外の隙間はMDF(ポリマー系?)で埋めてあるようですし、外観とは違ってなかなか斬新な構造です。
    脚も3点支持で高さ調整可能なものが付属しています。

    プラッターも基本的にはアルミ製ですが、それをTPEでダンピングしてあってコストの中でうまく工夫されています。
    ベルトを掛けるサブプラッターは価格なりな感じではありますけどね。
    トーンアームは同社のお得意分野ですから、その優秀さはこの価格帯としては間違いないところでしょう。
    こちらもアルミをベースにカーボンファイバーを重ねた構造となっています。
    またアジマスや垂直トラッキング角(アーム高さ)の調整も可能ですし、アンチスケーティング機構も装備されています。

    一方、モーターについては意外とサラッと流して書かれていて、電源自体は外部のDC 15Vのパワーサプライからの供給で、プレーヤー内部でACを生成するそうですから、ACモーターということでしょう。
    ワウ・フラッターや回転数偏差はお世辞にも良い数値とは言えないようですし、回転数調整機構は見当たらないので、そこはちょっとウィークポイントかも。
    33回転と45回転の切り替えもプーリーへのベルトの掛け替えで対応する形です。

    ただお値段が123,000円前後の予定だそうですから、そう考えればなかなか良い装備と言えるかな?
    Regaなどを見てしまうと、やや中途半端な気がしないでもありませんが、ダストカバーやフォノケーブル(RCA)も付いてきますし、アームが優秀そうなのはポイントでしょうね。
    海外での価格がカートリッジ無しで800英ポンドだそうですから、D&Mが相変わらず良心的な価格設定なのも効いているのでしょう。
    新品のベルトドライブのレコードプレーヤーとして、良い選択肢の一つにはなってくれそうです。

    Filed under: Audio
    2017/06/18 12:00 pm | No Comments
  • 176月

    東芝からEye-Fi機能を取り込んで高速化、大容量化した無線LAN通信機能搭載SDカード「FlashAir」の新シリーズ「W-04」が本日発売だそうで。

    FlashAirは元々、WebDAVやWebサーバとして動作して自分で写真を取りに行くタイプでしたが、今回のアップデートでEye-Fiと同様に撮った写真を自動転送できるようになるようです。
    ただWebサイトを見てみても「Eye-Fi連動機能」の挙動の詳細が書かれておらず、パソコンのFlashAir設定ソフトウェアで設定のOn/Offができることと、カメラ側がEye-Fiに対応していれば、データ転送中が中断しないようになることは明記されています。
    また私が愛用している旧モデル(W-03など)でもファームウェアアップデートなどで対応してくれればなぁ…という期待があるのですが、現時点ではこれもWebサイトに「本機能はFlashAir SD-UWAシリーズ<W-04>でのみご利用いただけます。」とありますから、たぶん「新しいのを買ってね」ということでしょう。
    実際のところ、自分で取りに行ってもさほど支障はなくて、ただデータ転送中にカメラがスリープするのが鬱陶しかったので、それだけでも解決してくれればありがたいですが…。

    高速化についてはカード自体がまずSDHCからSDXCになって、UHS-Iに対応しています。
    W-03の速度が公式発表されてませんが、class 10を謳っていますから、読み書き10MB/s以上ではあったはずです。
    それが今回のW-04では読み出しが最大90MB/s、書き込みが最大70MB/sとなっています。
    さらにWi-Fiのほうも高速化されており、W-03の約2.9倍となってるんだとか。
    スピードでいうと約31.4Mbpsだそうで、今までが遅かったとも言えそうです。

    なお、無線LAN規格としては2.4GHz帯の802.11b/g/nなので、そこは変わってなさそうです。
    FlashAir接続中はそのままだとWAN接続ができなくなるんですが、設定によりFlashAir側で別のアクセスポイントを中継することがW-03でも可能でした。
    ただここで接続できるアクセスポイントは2.4GHz帯に限られていて5GHz帯はNGだったんですが、おそらくW-04もその可能性が高そうですね。

    容量については64GBモデルが準備されたわけですが、お値段は64GBだと店頭予想価格で1万円超えだそうで、JPEGを記録するという観点からすればもう少し小さめでも良いのかなと。
    Nikon D600はデュアルスロットなので、普通のカードにRAW記録し、FlashAirにJPEGを保存する設定にしてありますが、これだと32GBでも十分過ぎるくらいの枚数を保存できてます。
    ちなみに32GBが6800円前後、16GBが5400円前後の予定だとか。
    あとは旧モデルの値下がりやファームウェアアップデートなども気になるところではあります。
    ちょっと別のカメラでも使いたいなぁと思ってるところでの発表だったので、しばらく様子見してお値段を見ながら導入を検討したいなと思っています。

    Filed under: DigitalPhoto
    2017/06/17 12:00 pm | 3 Comments
  • 166月

    アイコールからレコード吸着スタビライザー「VACUUM DISC MATE IQ1300A」が9月に発売予定だそうで。

    昔、オーディオテクニカから出ていたディスクスタビライザー「AT666」や「AT665」などに似た感じの仕組みですが、ポンプをつなぐ場所がターンテーブルシート横ではなく、シートの上に載せたスタビライザーの上部というのが違いですね。
    横だとどうしても回転ムラが生じやすいでしょうし、スタビライザーとシートを一体化する役割も果たしてくれるのでしょう。
    AT665はセンター吸引式だったようですけど、これもスタビライザー経由ではなく、プレーヤーのスピンドルの上に被せて空気を抜く感じですね。

    ちなみにターンテーブルシートはマグネシウム製だそうで、オーディオテクニカのほうは型番で素材やポンプ(手動のも多い)が違った記憶がありますが、YAMAHAのYDS-1は真鍮だったようです。
    価格はIQ1300Aが70,000円だそうで、YDS-1が当時6万だったことを考えればそこそこ良心的(?)と言えるかも。
    オーディオテクニカのは2万から4万円くらいだったようです。

    なお、IQ3100Aはポンプが電動に見えますが、さすがにレコード回転中はスタビライザーからチューブを外さないとダメでしょうから、再生中は吸着の状態をそのまま保持する形です。
    うちのレコードプレーヤーもバキュームが付いてますが、これは常時吸引している形で、反りが強いものなどは浮き上がってきたりしなくて安心なんですが、バキュームポンプの動作音がそれなりにうるさいんですよね。
    そういう意味ではIQ3100Aの方式は便利だと思いますし、なによりほぼどんなプレーヤーにも対応できるのが魅力でしょう。

    ちなみにバキュームの効果については一長一短あるとは思いますが、一度使い始めると微妙に反った盤でカートリッジがフラフラしているのを見ただけで怖くなってしまい、手放せなくなります。
    実際、カートリッジの負荷も減るでしょうし、低域の再現性は高まるように思います。
    この手のもので必ず謳われているレコード盤の重量が実質増した効果というのも確かにあります。
    反面、使い慣れたターンテーブルシートは間に挟めなくなりますし、金属面に直に接する形になるのでその音が乗りやすいという欠点はあります。
    ただIQ3100Aはマグネシウムなので響きにくいでしょうし、プラッターに載せて使うので下に別のターンテーブルシートを挟むことが可能なのは良いですね。

    うちのバキュームもシリコンの劣化などでだいぶ吸着力が落ちてきてますし、ポンプもいつまで動作してくれるか分かりませんから、そういう事態になったら導入しても面白いかも。
    もちろんIQ3100Aも同様の事態が将来発生する可能性は高いわけで、そこはアイコールさんのサポートに期待したいところです。

    Filed under: Audio
    2017/06/16 12:00 pm | No Comments