• 214月

    Lomographyから往年のロシアン銘レンズ、ルサールを復刻した「New Russar+ Art Lens」が7月に発売予定だそうで。

    ルサールと言ってもオールドレンズに詳しくない方にはそれほど知名度はないかもしれませんが、20mm F5.6という当時としては明るく超広角なレンズとして1958年に発売されたものです。
    ロシアのレンズはツァイスの技術力が東ドイツを経て伝わった技術を基にしたものが多いですが、なぜか広角に関してはオリジナリティも性能も素晴らしい物が多い印象です。
    ただ、なにぶん当時は社会主義的な合理性もあって、オリジナルの外観はアルミニウム製でしたが、今回は真鍮製になるとのこと。
    コーティングも現代的なものに強化されるそうですし、優れた光学設計をさらに活かした仕上がりになってるかも。

    ロモグラフィーというと、つい先日もこれまたオールドレンズのペッツバールを復刻したばかりで、面白い展開を進めています。
    ペッツバールはどちらかと言うとオールドレンズ然りとした魅力が強めだと思いましたが、今回のルサールは実用性もかなり高いのではないかと予想します。
    なお、ペッツバールはEFやNikon Fでしたが、今回のは当然Lマウントですからミラーレスで使う形になります。
    光学設計上、フィルム面に非常に近いところまでレンズ本体が突出していますが、今回のNew Russarではレンズガードを短めにするなどして撮像素子へ接触しづらいように配慮されているようです。
    それでもレンズ自体は丸く飛び出してますし、扱いに注意は必要ですけどね。

    また、ペッツバールもルサールのどちらもZenitでの製造だそうで、その点では安心感もそこそこありそうです。
    プレオーダーで74,800円とお値段はそれなりに高価ですが、中古のオリジナルも似たような価格で取引されていますし、ちょっと味のある広角レンズに興味がある方にはオススメできるものではないでしょうか。

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    2014/04/21 7:30 pm | Lomography New Russar+ Art Lens はコメントを受け付けていません

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