• 026月

    Twitterで腕時計の日差が話題になっていたので、久しぶりにちょっと腕時計を弄ってみました。
    以前使っていた歩度調整用アプリのWindowsの「びぶ朗」やiPhoneの「Hairspring」はもう配布されてなかったので、Androidアプリの「Watch Accuracy Meter」を入れてみました。

    Pixel 4aの本体マイクにリューズを当てて水平状態でまず測ってみたのが上の結果です。
    ちゃんとビート数は自動検出されて日差や片振りまで測れています。
    日差はかなり良い状態が保持できてますが、片振りは少し多め(0.0〜0.2くらいが基準)ですね。

    測定結果は残すこともできて、「Save Trace」もオンにすれば計測時のトレース画像部分も記録されます。

    どうせなら歩度調整もしちゃおうかと思ったのですが、あいにく昔使っていたオープナーがなくて蓋が開けられず、ORISとDugenaはそのままです。
    その辺に転がってたSEIKO5はスクリュー式の蓋ですから開けられて、こっちで試すことにしました。

    歩度調整は緩急針を微妙に動かすもので、慣れれば一応できますけれど、大切な腕時計を壊してしまう可能性が非常に高いのでお勧めできるものではありません。
    そもそも遅れが生じるのは部品の摩耗やごく微小な油切れなどで、適切な間隔でのオーバーホールが本来やるべきことだという点は十分ご承知おきください。

    SEIKO5はもう見られたほどじゃないくらいの酷いズレ具合です。
    ちなみに日差がマイナス(遅れる)に大きく振れている状態はまさにオーバーホールが必要な状態と言われています。
    片振りも4.2msというのはかなり大きいですね。
    まずは緩急針を弄って歩度調整だけをやってみた結果がこんな感じです。

    久しぶりでなかなか微調整に慣れませんでしたが、一応許容誤差くらいにはなりました。
    ただ片振りは当然ながら改善していません。
    消磁もしましたが、そちらは多少の改善が見られる程度で、やはり磁化よりもメカの整備のほうが重要ということでしょう。
    まぁひどく磁化すると時計が止まってしまったり、リザーブ時間が短くなるといった症状が出ることもありますけどね。

    話が逸れましたが、こうなったらヒゲ持ちも弄って片振りも改善させてみましょう。

    ヒゲ持ちを弄ったら当然緩急針も再調整が必要ですので、なかなか簡単ではありません。
    そもそものムーブメントの状態が改善するわけではないですから、微妙にブレが出ていますが、片振りが0.5くらいにはなってくれました。

    アプリ側には履歴も残りますし、計測時の姿勢も記録できるので日々のチェックに使うのも良いでしょう。
    ただスマホもスピーカーやワイヤレス充電などでかなり強力な磁力を帯びていますので、磁化には要注意ではあります。
    そもそも今でも機械式腕時計を使っている方は高級モデルをお使いの方が多いでしょうし、メーカーや購入店でチェックしてもらったほうが安心とは思いますけどね。

    Filed under: Watch
    2023/06/02 2:30 pm | Watch Accuracy Meter はコメントを受け付けていません
  • 089月

    iPhone 14シリーズとともに、Apple Watch Series 8も発表されました。

    Apple WatchにはUltraも出ましたけど、性能的な面よりもヘビーデューティを重視している感じなので私のニーズとはちょっと違うかな。
    登山などに持ち出すには最大36時間(低電力モードで最大60時間)というのはちょっと短いようにも感じますし。
    ダイビングには適していそうな気もしましたが。

    さて話をノーマルモデルのSeries 8に戻しましょう。
    私は現状、Series 5を使っていますが、バッテリーの状態が最大容量90%くらいまで下がってきています。
    今回の大きな変更点としては皮膚温センサー搭載と自動車衝突検知あたりでしょうか。
    皮膚温はいわゆる基礎体温のような使われ方なので発熱を見るのとはちょっと違うでしょうけれど。

    プロセッサもS8で、S5からは3世代ほど新しくなっていますが、バッテリーは18時間という数値上は同じです。
    低電力モードで36時間になるそうですが、こっちはwatchOSのアップデートで旧モデルでも対応できそうな気も…。

    さらに第2世代のSEも出ていてCPUや衝突検知などは8並みですが、バイタル系のセンサー類は相変わらず割愛されているので、個人的には候補に入らないかな。
    お値段はGPSモデルで37,800円からなので仕方ないのでしょうけれど。

    5から8にするにあたってもいちばんの課題はお値段。
    45mmのGPSモデルを選ぶとなると64,800円なので、お安いスマホくらいは買えてしまいます。
    それだけの便利さはありますけど、なかなか厳しいですね。
    機能面だけだとSeries 7くらいが私にはちょうどいいような印象もあります。
    ただ今後はさらに円安が進んでしまうのかもですし、watchOSのアップデートで今のSeries 5の動作感がどうなるか確かめて考えたいと思います。
    旧モデルの値下げも要チェックといったところでしょうか。

    Filed under: Watch
    2022/09/08 12:00 pm | Apple Watch Series 8 はコメントを受け付けていません
  • 175月

    リビングでずっと使っていたCASIOの掛け時計が壊れたので買い換えることにしました。

    いちばんの条件は夜に動作音が気にならないことでしたので、とにかくスイープセコンドのものを探しました。
    どうせなら時間も正確なほうが良いですし、電波時計も2番目くらいの条件でした。
    意外とステップセコンドのものが多かったのですが、その中からデザインもシンプルなKX253Wをチョイス。

    なんとなく無印良品の機械式腕時計を思い出すデザインですが、それもまた見やすくて良いでしょう。

    電波時計の受信も問題ない(福島局だから当然かも)ですし、スイープセコンドも静かです。
    時計合わせ時の動作も腕時計の電波時計さながらの動作で、ムーブメント単体でも売ってたりすると既存の掛け時計を改造できて面白いかも。

    ただ唯一欠点がありまして、それが「おやすみ秒針」です。
    時計の下部(6時あたり)に付いている光センサーで暗くなると秒針が自動的に12時の位置で停止する機能なのですが、設置位置がやや暗めのためか、ずっと秒針が止まったままになってしまいます。
    感度の設定ができないのは仕方ないとして、「おやすみ秒針」自体をオフにすることもできないのがちょっと残念かな。
    秒針が動かないから静かではあるのですけど、それではせっかくのスイープセコンドも無意味ですし…。

    設置位置を変更すれば解決するのですが、やっぱり見慣れた位置を見てしまうクセはそうそう抜けないですし、そのままにしてあります。
    ちなみに秒針が停止していると電池の保ちは良くなるようです。
    通常でも単3アルカリ電池1本で約1年動作するそうなので、電波時計としてはなかなか長持ちですね。
    他にもソーラーとかGPSなど、腕時計並みに高機能なものもありますが、とりあえずシンプルな掛け時計としては良いものを入手できたと思っています。

    Filed under: Watch
    2021/05/17 2:30 pm | SEIKO 電波掛け時計 はコメントを受け付けていません
  • 088月

    ORIENT STARのキャンペーンで、ウォッチスタンドとクリーニングクロスのセットが当選しました。

    SNSでコメントを書く形式だったので、青い針だけでも魅力的だなぁと思ったとおりのことを書いたのですが、それが良かったのかな?
    オリエントは一時期結構ハマっていてわりと結構な数を入手しましたし、オリエントスターもカメラモデルとか他のも入手したんですが、オリエントスターのほうはなんとなく縁がなくて手放してしまいました。
    最近はすっかりApple Watchばかり使っていて、機械式腕時計は止まったままになってることが多くなりましたが、それでもオリエントスターは今でも所有しておきたいなと思える腕時計の一つです。

    スタンド自体はホントに店頭などで良く置いてあるようなものでした。
    箱は時計が入ってそうなので、ちょっと期待したのはここだけの話です。(笑)

    とりあえず手持ちのORIENTからトノーのチタンモデルを付けてみましたが、こうやって置いておくだけでもなかなか良いですね。
    そういう部分がApple Watchでは感じられない魅力の一つだと思います。
    ま、こうやって置いておいたら40時間後には止まっちゃいますが…。

    ところでオリエントというとEPSONに吸収された形ですが、そのEPSONは別途、TRUMEというブランドを興しています。
    ORIENTは機械式、TRUMEはもうちょっとハイテクな方向で行くのでしょうか。
    時計は機械式で、懐中時計みたいにパカっと開けたらディスプレイ、みたいなモデルがあっても面白いと思いますけどね。
    近くだとあまり腕時計を置いてるお店がないので、上京した時にでもキャンペーン対象だったモデルなどを眺めてきたいなと思っています。

    Filed under: Watch
    2017/08/08 12:00 pm | ORIENT STAR ウォッチスタンド はコメントを受け付けていません
  • 077月

    Apple Watchを入手して半月ほど経ちましたが、正直思った以上に活用できています。

    以前は「腕時計として魅力がないものに腕を専有されたくない」と思っていたものです。
    たしかに腕時計としては立体感のない表示がいまひとつで、現在はデジタル表示で使っています。
    しかしそれ以上に脈拍や睡眠計測、運動量などがとても参考になりますし、気になるだろうと思っていた通知もうまく制御すれば、かえってiPhoneを頻繁に取り出さずに済んで便利なくらいになりました。

    ベルトもピンク過ぎてどうかなぁ?と一旦はサードパーティの「Icheckey Apple Watchレザーバンド」というのをゲットしましたが、実際には夏が近いこともあってそのまま純正で使っています。
    寝る前に小一時間ほど充電する以外はほぼずっと装着したままですし、清潔さを保つ意味でも純正のものはよく考えられていますね。
    防水なのでちょっとした水回りを扱うくらいなら外さずに使えますし。
    また独特なベルトの固定方法もバネ棒よりも洗練されていて、ここに外部機器を組み込むことも将来的にはできそうですし、マイナスに捉えていた点は全て良い意味で裏切られた感じです。

    ステンレスではなくアルミを選びましたが、唯一の弱点はガラスがIon-Xだったところくらいでしょうか。
    これは完全に私の調査不足でSeries 2は全部サファイアクリスタルかと思ってましたが、それはステンレスモデルだけなんですねぇ。
    保護フィルムを貼ることも考えましたが、エレコムわけありショップで買いたいものがあったのでこんなものを導入してみました。

    プラスチックな感じで需要が多ければダイソーでも売ってそうで、まぁお値段もそんな感じです。
    肝心のガラスの保護にはならないかもしれないですけど、とりあえず気休め程度に付けてあります。

    問題はコレ、Series 2用なのかどうかがよく分からなくて、どうも微妙に厚さが合ってないような気も…。
    操作に問題はないですし、装着したままで充電も可能なので特に困る部分はありませんから、飽きるまでは装着してるでしょう。
    あとは新しいwatch OSでどう進化するのか、新製品や新しい機能の付いたバンドが登場するのか、が気になるところです。
    ひとまずこのまま愛用しつつ、場合によってはなにか欲しくなったアプリを自分のために作ってみても良いかなと思ったりしています。

    Filed under: Watch
    2017/07/07 12:00 pm | Apple Watch、雑感 はコメントを受け付けていません
  • 226月

    腕時計好きとしてたぶん手を出さないだろうと思っていたApple Watchに手を出してしまいました。

    購入したのはSeries 2のローズゴールドアルミニウムケースとピンクサンドスポーツバンドの42mmモデルです。
    心拍センサーがあれば良かったのでSeries 1でも良かったんですが、ポイントを使う関係で選択肢がかなり限定されたんですよね。

    色も選べない感じだったんですが、新品未開封品ではあります。
    ローズゴールドの本体は思った通りの色合いでアルミモデルにしては良い感じですが、ピンクサンドのほうはかなりピンクでしたね。

    バンドは交換できるので、特に気にしてませんし、色はともかく就寝中も含めて長時間の付け心地は噂通り非常に良くて、当面(特に夏に向けて)はスポーツバンドで行こうかと。

    42mmは大きいというレビューも見かけましたが、そもそもガタイがいいですし、大は小を兼ねるかなと大きいほうにしました。
    使ってる印象では私には大きい方が良いような気がします。
    画面解像度も違いますし、指が大きいとタッチするにも画面が大きい方がやりやすいかなと。

    苦手としているブツブツ系の画面も動きを伴うからか、特に平気でした。
    次のwatchOS 4ではリスト表示にも対応するらしいですが。
    バッテリーの持ちも思ったより良く、寝る前に1時間くらい充電すればあとはずっと装着してても大丈夫です。
    ちなみに寝てる間はAutoSleepを導入して心拍や睡眠状態をロギングしてます。

    最初はいろいろ慣れなくて、就寝中にスタンドのリマインダー通知が来て「なんじゃこりゃ」となったりしましたが、ようやく慣れてきたという感じです。
    現時点ではiPhoneを母艦にしてそこで基本的に設定する形なのが初期のiPhoneみたいで、まだまだこれから進化していくのかな、と感じさせる部分があります。
    せっかくWi-Fi(2.4GHz帯のみ)にも対応してるんですし、せめて通信系はそっちを主体にして独立して動くのをメインにしても良いような…。(実際、そのほうが動作が速い気も。)
    またSeries 1/2で高速化されたとはいえ、まだまだ遅いなぁと感じる場面も結構あります。

    ただ使い込んでいくうちに徐々に便利になっていって、iPhoneを取り出さずに済むシーンが増えてきてます。
    単に便利なだけじゃなく妙な愛着みたいな感覚もあったりして、なんとなくiPhone 3Gの頃のようなワクワク感が残ってる気も。
    対応アプリを作ってもなかなかペイしないでしょうし、もっともっと多様なセンサも欲しいし、新たな使い方がまだまだありそうですが、そんな成長の様子を実際に使いながら体感していく価値はあるなと、実際に手にして思い直した次第です。
    Apple Payは全く使うつもりがないので、他の方とはちょっと観点が違うかもしれませんが、活用方法や便利なアプリ、アクセサリなど、今後色々と紹介していけたらと思っています。

    Filed under: Watch
    2017/06/22 12:00 pm | Apple Watch Series 2 42mm はコメントを受け付けていません