デジカメに1000万画素はいらない

このところの多画素デジカメの乱立の中、アンチテーゼのような
タイトルですが、「デジカメに1000万画素はいらない」という新書が
出ているようで。

4062879638 デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書 1963)
たくき よしみつ
講談社 2008-10-17

by G-Tools

タイトルほど強烈な批判ではなく、デジカメならではの良さや
面白さを簡単に解説してくれている本みたいではあります。

ただ、ベイヤー配列を解決せずに、どんどん画素数ばかり増やす
というのは、「素人騙し」みたいなところは、確かにありますよねぇ。

そういう意味では、真面目に取り組んでいるのは、シグマのDP1
だとも言えますね。


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ただ、お世辞にも誰にでも使いやすいカメラとは言えないのが、
この世界の難しいところなのですが。

もう少し現実的な取り組みをしているのはCASIOのEX- F1かも。


カシオ EXILIM PRO EX-F1

まぁ、こちらもなんとなく将来的には高画素化が進んでいきそうですが。
いずれにせよ、デジタルならではの本質的な良さを活かすものを
チョイスするよう、心がける必要があるなぁと実感しました。

そうしたこともひっくるめて、デジカメ選びの参考になる一冊かと
思います。

コメント

  1. SKY ONE より:

    そもそも、DP1は誰にでも使いやすいカメラなんて目指してなかったし(笑)

    1000万画素以上あっても、最終的にはBlogの写真では
    オーバースペックですからねぇ

  2. MacBS より:

    SKY ONEさん、コメントありがとうございます。

    DP1は最も尖ったコンパクトカメラですものね。
    ただ、FOVEONの概念は非常に素晴らしいものだし、
    他メーカーもこれに近づく努力はしてほしいと
    思ったりしています。

    Blogだと、200万画素もあれば十分ですし、
    L判でも500万画素もあればオーバースペックですね。
    とはいえ、売れるのはやっぱり高画素モデルですからねぇ。

    特に日本ではその傾向が強いみたいで、
    昔のスピーカーの耐入力とかアンプの出力争いのようで、
    ちょっと空しいものがあります。

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