• 279月

    山本音響工芸のスピーカー・アンプ用プレート型ベース「B-60」を2枚ほど追加してみました。

    その前に1枚試してみたので、これで3枚ということになります。
    スピーカー側壁に壁代わり的に立てるのが思った以上に良かったので、両壁に立てたいというのと、ラック部分の強化にも試してみたいなと。

    まずは壁側ですが、最終的には少し角度をつけ、後方側の裏にWS-1を置くような感じにしました。
    これで痩せ気味なセンター部が厚くなり、ボーカルが驚くほどセンターにビシッと決まるようになりました。
    単純に反射板的な部分だけではなく、弱い壁を補う形で低域の濁りが減って音階が明瞭になっています。

    ラック部分の強化は、ラックに入っていないSCD-777ESの下と迷いましたが、今回はレコードプレーヤーの下に使うことに。
    BL-99Vの寸法がわりと大きいのでB-60の大きさを活かせるという側面もありました。
    もちろん、これまで通りマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」は併用していますので、ラック天板の鳴きを減らす目的です。

    やはり透明感が高まる方向で、中低域の濁りが減ってベースのキレが向上しています。
    いわゆるレコードの音というような曖昧さが減って、スピーカーからの再生中でもヘッドホンでモニターしてるいる時と変わらない音色になっていますから、ハウリングがかなり低減されているのでしょう。
    板そのものはそこそこ響く印象なのですが、同じ木材とはいえ、異種素材が組み合わさっているから有効に働いているのでしょう。

    ただ音への変化の度合いからいけば、やはり反射板的な使い方のほうが影響は大きいです。
    とりわけ、やや斜めに配置したことでさらに音像がクリアになり、四重奏曲などの配置や収録されたホールの反響などがとても明瞭に感じ取れるようになったと思います。
    こちらも本来ならRWL-3をさらに大量投入できれば完璧なのかもしれませんが、壁全体を覆うのはなかなか難しいでしょうし、適宜移動させやすいという点でも使いやすい素材かなと。
    これに慣れてくれば慣れたで、アサダ材なりの響きも気になったりもしますけど、そこは別素材を組み合わせたり、シルクで補助するなどして、少しずつ詰めていきたいと思っています。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2020/09/27 12:00 pm | 山本音響工芸 B-60、追加 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.