• 0211月

    正絹の布がいろんな用途で気に入ってたところに、ちょうど良い出物を見つけたので大量にゲットしてみました。

    左の2つが「特選羽二重胴裏地 小巾」、それに「丹後ちりめん 中振用 正絹」のおそらく紋意匠、そして「十日町織物 正絹 しほさえ 五絃」です。
    着物でも作るのか?って感じですが、用途はオーディオです。
    以前、スピーカー背面の壁に張ってみて良好だったですし、かなり邪道かもしれませんが状態が良くないレコードをシルクで拭くと状態が何故かだいぶ改善されるんですよね。(もちろん他の対策もやった上での自己責任です)

    お安くゲットできたとはいえ、本来は超高級品なので切るのはちょっと勿体無い気もしましたが、十日町はやや染みも出ていたので思い切って試すことに。
    以前からスピーカー背面や右側のカーテンでの音の乱れが気になっていたので、まずはスピーカー背後のRWL-3の上辺りに。

    なんとなく盆踊り大会のような雰囲気になってしまいますが、ちりめんなど白地の布ならそこまで目立たないと思います。
    ただ、音の変化は予想以上でして、結論から言ってしまえば「RWL-3の高さを延長したような効果」が得られます。
    より優しく、有機的な響きになりますし、反射が皆無になるわけではなく、中高域より上を中心に背後から均質かつ滑らかに拡散されて戻ってくる感覚です。
    普通のカーテンでは吸音はされるものの、楽器や音楽ではない「いびつな形」でムラを伴って耳に入ってくるんですよねぇ。

    調子に乗って横のカーテンや天井にも張ってみました。
    ちなみに壁紙のようにペッタリ貼ってしまうと空気層がなくなり効果が薄まるようです。
    眼の前だと目立ちますけども、天井に弛ませつつ張る形なら目立たなくて良いかもしれません。
    ただ天井は低域がやや鈍る感じもあり、場所を選ぶような気もします。
    オーディオを鳴らしながら、椅子の上に立って低音がボンボンと溜まっている部分を見つけて適量にしておくのが良いでしょう。

    また端材は壁コンの電源プラグの隙間の緩衝材として投入しました。
    こちらは以前あったACOUSTIC REVIVEさんのピュアシルクアブソーバーの代替的な形です。
    それまでのクロロプレンも癖がなく良かったですが、こちらのほうがNCFの良さが活きてくるように感じます。
    もっと廉価に入手できればスピーカーの吸音材にも使いたいところですが、ちょっとそれはさすがに勿体無いですねぇ。

    また、レコードプレーヤーのカバーも簡単なものを作りました。
    本来なら縫製するべきでしょうけれど、反物の幅がそれほど広くないですし、まぁこんなところでしょう。
    以前からレコードクリーニングマシンには掛けてありましたが、CDラックとか液晶テレビなどでも効果はあると思います。

    最終的な調整はまだいろいろ手間取ったのですが、それはこれまで施してあった対策が裏目に出ていたのに気づくまで時間が掛かったためです。
    結果的には自作のピラミッド型のチューニング材が背後にも関わらず定位に影響を及ぼしていたことが分かり、2枚とも剥がしました。
    その代わりに、ドア部分に丹後ちりめんを投入です。

    さきほども書いたようにピッタリくっつけてしまうと効果が薄れるので、ほんの気持ちほどではありますが背後に空気層を作るようにしてあります。
    またDAIKENの調音パネルも背後に置いてあった3枚のうち2枚は撤去しました。
    私の部屋の場合には、化繊のカーテン、それに壁の石膏ボードが音を濁す要因になっているように感じられました。
    こうやって場所をシルクの布で大まかな場所を調べておいてから、RWL-3やWS-1を投入するのも良いかもしれませんし、それだけでは補いきれない部分に布を使ってあげるのは有効な方法かなと思います。
    見た目的に真似したくないという気持ちも理解できますけどね。(笑)

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    Filed under: Audio
    2018/11/02 3:00 pm | シルクを大量導入 はコメントを受け付けていません

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