• 021月

    ちょっと間があいてしまいましたが、RATOCさんのモニターキャンペーンでいただいたUSB-DAC「RAL-2496HA1」をしばらく使ってみての感想をまとめておこうかと。

    その後、Stereo誌の付録「LXU-OT2」など、我が家ではD/Aコンバーターが増殖してるんですが、その中でもRATOCはコストパフォーマンスの高さをしっかり示してくれています。
    正直、ケースが付いていることやハイレゾ対応などを考えると、LXU-OT2よりもRAL-2496HA1を最初から手にするほうがお得かと思います。
    もちろん、音の好みや用途などにもよるわけですけど、完成度の高さはかなりのものです。

    全体的な方向性としてはRATOCらしい真面目なもので、まずは特性から品質向上を図ったという感じです。
    聴感上のノイズ対策や歪の少なさだけでいえば、かなりの上位モデルでも打ち負かしてしまうほどかも。
    ただやはりあと一歩の音の煮詰め方には不器用なところもあり、ジャンルやソースによっては音の落ち着きがやや不足したり、平面的になってしまい聴き流されてしまうようなところはあります。
    古くからのオーディオスタイルに毒された枯れた音が必ずしも良いわけではありませんが、その辺りの詰めが少し甘いのも事実かな。

    なお、再生ソフトもいろいろ試してみましたが、Audirvana PlusのDirect Modeがやはりいちばん性能を引き出せる感じです。
    Interger Modeともに動作しますし、音のキレも良くなります。
    RATOC自身が基本性能が高いですから、再生ソフトの変更のような、ちょっとした環境の変更も素直に音に現れやすいのだと思います。

    気軽なiTunesでもジャンルに関わらず聴きやすいバランスで、最近のiPod touchなどとも通じる真面目な音作りです。
    逆にいえば聴かせ方が素直すぎる感はありますが、入り口に近い機器は作りすぎた音より素直なものにして、スピーカーなどで好みに持っていくほうが扱いやすいですしね。

    また、全体的なコストバランスのしわ寄せがヘッドフォン出力に少し来ているのも気になるところです。
    DACであるAK4342に任せっきりなようですし、あくまでもRCA出力がメインでヘッドフォン出力はオマケくらいに思っておいたほうが良いかと。
    モデルチェンジがあるのであれば、無理に192kHzやDSDに対応するよりもヘッドフォン出力にコストを掛けたモデルを出して欲しいところです。

    ここで手持ちのiBassoのポタアン「D2+ Hj Boa」をヘッドフォンアンプにしてみたらどうだろう?と思い立って試してみました。
    エネルギー感はなかなかのものになりますが、やや荒削りでドンシャリな傾向も出てきます。
    ゲインをHiにすると純度は少し上がりましたが、RATOCの澄んだ方向性とはちょっと相性が良くないかも。
    この辺りは好みもあるかもしれませんが、ヘッドフォンアンプ部を強化するのはそれなりにコストも掛かるのだな、とも感じた次第です。

    今回のモニターでRATOCさんの上位モデルもかなり気になっています。
    ただ、うちにはかなり多数のDACがありますし、さすがにもう追加は厳しいかなぁ。
    以前も書きましたけど、できればUSB-DDC単体の機種も出してくれたら良いなぁと思っています。

    なお、RATOCさんのモニターキャンペーンはまた2月から新たな募集が始まります。
    「ブログをお持ちの方」というのが条件ですが、試してみたいという方は応募されてみてはいかがでしょうか。

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    Filed under: Audio
    2013/01/02 7:00 pm | RATOC RAL-2496HA1 レビュー まとめ編 はコメントを受け付けていません。

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