MacBSの日常生活的日記

ATLAS EQUATOR MKIII

ケーブル病はどうも根深いようで、今度はATLASのインターコネクトケーブル「EQUATOR MKIII」をゲットしてみました。

これまで入手してきたQEDやCHORD、IXOS、それからBlack Rhodiumと同じく、イギリスのケーブルメーカーの製品です。
同じイギリスといっても今回のATLASはスコットランドですけどね。
かなり高額なケーブルを出していますが、今回のEQUATORは同社としてはエントリーモデルとなります。

独特のソルダーレスプラグが特徴的で、海外の公式サイトではIntegra Plugと呼ばれているようです。
無はんだで圧着する構造はCHORDのVEE3に似ていますね。

線材はケーブルには6Nと書かれていますが、ここも公式サイトを見る限りではシールドが6N、芯線は5N撚り線のようです。
国内代理店では一世代前のMKIIが載ってますが、価格的にはこっちのほうが高いみたいですね。

早速、ATOLL DAC100に繋いでみますと、それまで接続していたNordostとはだいぶ違うなぁと感じます。
これまでのインターコネクトケーブルの中ではかなり変化が大きいほうで、ある意味分かりやすい変化のあるケーブルです。
他のイギリス製ケーブルともまた違った個性なんですが「どこかで体感した変化だなぁ?」と思っていたら、LINNのアンプMAJIK-ILを導入した時の変化に似てたんですね。
音作りの傾向が似ているのは、やっぱり同じスコットランドのメーカーだからでしょうか。
ただ、LINNの純正ケーブルとはまた傾向がだいぶ違うわけですが。

QEDよりももう少しシルキーなタッチで、低域は量感控えめですが弾む感じです。
最低域はやや整理されていますが、音楽として出すべきところはしっかり出ているところもMAJIKを彷彿とさせるものです。
中低域より上は音階が明確で付帯的な色付けがないため、その分、ボーカルや弦のビブラートなどの表現がしっかり浮き立って、音楽をしっかり楽しめます。
その点ではCHORD COMPANYのケーブルがいちばん似ているでしょうか。

その上でザラザラした感じがなく、聴感上の歪みやSNが高いところは現代的なケーブルの印象です。
ややすっきり整理された傾向はありますが、その分、音像や定位が明瞭で、さすがWhat Hi-Fiで5つ星を取っただけのことはあるな、と思います。
相性的にもATOLLとは合ってるようですし、これもどうやらここが定位置になりそうですね。
国内ではやや入手性が良くないですが、変化が分かりやすいケーブルでもありますし、オススメできる製品だと思います。

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