• 173月

    たくさんのネットワークオーディオ対策品に併せ、ACOUSTIC REVIVEさんのクォーツレゾネーター「QR-8」を試用させていただくことになりました。

    クォーツレゾネーターが付属するショートピン「SIP-8Q」はすでに導入してあってその効果の高さは体感済みでしたので、今回は基本的にネットワークオーディオの強化のために投入することに。
    ご存じない方のためにご説明しますと、先日の天然クオーツインシュレーター「RIQ-5010」のスモークタイプをずっと小さくしたもので、極薄和紙ベースの粘着シールで貼り付けるタイプの製品です。
    大きさは直径φ10mm×厚み3mmで8個入っています。

    これを貼ることで振動を吸収できるというもので、個人的な印象としては見たり聞いて分かるような低周波の分かりやすい振動というよりは、もう少し高い周期での共振を吸収する働きをしてくれるものだと感じています。
    貼る場所によって効果の度合いや貢献度もマチマチですので、貼る場所をかなり慎重に選ぶ必要があります。
    当初はACOUSTIC REVIVEさんからのアドバイスも含め、以下の場所に貼ろうと考えていました。

    ・RAIDのHDD表面
    ・LANケーブルのプラグ
    ・NASのACアダプタ
    ・NASのDCプラグ
    ・XLR変換プラグ

    ただNASに関しては当初のBUFFALOのRAIDではなくSoundgenicになりましたので、まずはSoundgenicの底面に4つゴム足代わりに装着してみました。

    高さはわずかにゴム足よりも高いので、上手くこれを代替することができます。
    耳で聞いた場合の動作音としてはゴム足のほうがHDDの音が響きませんが、音質的にはゴム足でないほうが明らかに向上します。
    ゴム足では輪郭が鈍る印象が出てしまいますが、それがすっきりシャープなものに変化します。
    Soundgenicはパソコンデスク下部に配置してあり、リスニングポジションまでは1m強くらいですが、リスニング位置ではシーク音はQR-8でも全く聞こえません。

    前回も書いたようにクォーツインシュレーターと比較してしまうとやはり透明感に差はありますが、コスト面で考えればレゾネーターでも十分以上の効果があります。
    効果としてはインシュレーターに近い、というより下手なそれらより効果的で、雑味を減らし、静けさをもたらしてくれます。
    見た目に豪華だけれどプラスチックでできたものや、防音ゴムよりは音質面では優位に働いてくれるはずです。
    また現状は下にMDFボードを置いていますが、ここにもうちょっと良いボード(理想はクォーツアンダーボードかも)を置けば、さらなる向上も期待できるでしょう。

    Soundgenicの天面にもクォーツレゾネーターを配置してみましたが、残念ながらこれは大きさが不足しているようです。
    そうした場合は1ヶ所ではなく、四隅など複数個貼る方法もあるそうです。
    ちなみにRAID NASでやってるようにレコード用のスタビライザーを載せてみるのも試しましたが、低域に厚みは出るものの、かえって濁りが増えて抑圧的になってしまいました。
    そこで天面からは外し、背面パネルの空き部分に貼り付けてみたところ、こちらは底面ほどではないですが、HDDが動作している時と停止している時の音の差がやや小さくなったように感じます。
    クラシックなど、長めの曲の読み込み時は最初の間だけ微妙に音が不安定になる印象があるのが軽減されたようです。

    NASのACアダプタにも貼ってみましたが、正直こちらは効果を大きく体感することはできていません。

    ACアダプタ自体の質の問題もあるかもしれませんが、同じネットワーク系の電源タップにはRPC-1を投入してありますので、そちらの効果が高いのかもしれません。
    またDCプラグへの貼り付けはプラグの直径がそれほど大きくないのもあり、取れてしまいそうだったので現状は見送っています。
    なお、クォーツレゾネーターは貼り替えても効果は落ちず、粘着性が低下した場合には付属の貼り換え用の粘着シールを使うことができます。

    そしてこれは厳密にはネットワーク系ではないですが、AKURATE DSからプリアンプにつなぐ部分に使っている位相反転プラグにもクォーツレゾネーターを貼りました。
    ノイトリックのプラグは品質もかなり良く音質劣化は最小限だと思いますが、やはり少し金属的な響きが音に乗っている気がしていました。
    これも大きさから平坦な部分がないのでちょっと無理やりな感じですけども、XLRケーブル本来のシルキーなサウンドを保持することができるようになりました。
    ACOUSTIC REVIVEさんにご依頼すれば2番ホット-3番ホットにカスタマイズしていただくことも可能ですが、やはり色々と入れ替えてみたりしたくなる場面もありますし、そこに効果を発揮してくれるのはありがたいアイテムです。

    これで残りは4つですが、そちらはLANアイソレーターの端子付近に貼ることに。

    LANアイソレーターは非常に効果が高いアイテムですが、コネクタ部の振動を吸収することでキツさを出さずにメリットを強化することができたように思います。
    もちろん通常のLANケーブルでも良いと思いますし、場合によってはLAN端子周辺の筐体やハブ天面などのほうが効果が高い場合も考えられます。

    L2スイッチ天面にも貼っていますが、これも雰囲気としてはSoundgenic天面と同じで面積に対して量が少ないのかもしれず、最適配置とは言えなさそうです。
    あとはもう試行錯誤していくのがいちばんだと思いますが、全般的な印象としては機器の場合は背面パネルのほうが効果を体感しやすいようにも感じました。

    クォーツインシュレーターという圧倒的な存在のために適用しませんでしたが、最良の効果をもたらしてくれるのはやはりSoundgenic底面でしょう。
    全般にクォーツは浄らかなサウンドをもたらしてくれますし、心が落ち着くような穏やかさと包容力のある音楽を奏でてくれるようになると感じています。
    レゾネーターという価値観を受け入れがたい方もおそらくいらっしゃるだろうと思いますが、超小型のインシュレーターとしても非常に優秀なものです。
    QR-8単体での導入も比較的入手しやすいですし、SIP-8Qでショートピンといっしょに入手してみるのもオススメのアイテムです。

    Filed under: Audio
    2018/03/17 12:00 pm | ACOUSTIC REVIVE QR-8 レビュー ネットワークオーディオ編 はコメントを受け付けていません。

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