• 101月

    iBasso DX90はエージングがされてなかったのか、どんどん音が変化していてちょっと困るくらいですが、その中でもイヤフォン直挿しだとどうも左右の位相が微妙にズレた感じがあって気になって困っていました。
    それで設定を色々変えてみると、どうもイコライザをOnにするとその症状が出ることがある(顕著でない時もある)ようです。

    それならばイコライザをOffにすれば解決なんですが、それはそれで音にクセが強くなるという問題があり、色々調べた結果、MOD Firmwareを導入してみることにしました。
    iBasso DX90 firmware modified by Lurker」というのがソレの配布先で、以下のような対処をしてあるそうです。
    すでに公式に取り込まれたものもあるようですけどね。

    1. Fonts replaced
    2. Unused services disabled
    3. CPU is always working at the highest performance
    4. Unregistered video codecs
    5. Image size reduced
    6. Gapless buffer
    7. ADB runs in USB Charge Only mode
    8. Custom built exFAT and NTFS drivers
    9. Ultimate cleanup
    10. MangoPlayer from DX50

    中を見る感じ、DX90もAndroidベースで機能を割愛して出来ていたんですね。
    他のモデルもAndroidが多いですが、開発スピードとしては良いのでしょうけど、音質的に有利に働くイメージはどうもあまりないのが…。
    まぁここまで割愛していくとlinuxベースと呼んだほうが良いわけで、そういう意味では余計なものを止める、というのは有効な手段でしょう。

    フォント違いでL2とL3の2つが配布されていて、L3はオリジナルと同一となっています。
    今回はせっかくですのでL2のほうを入れてみました。
    日本語対応が完全でないかも!?というのも見かけましたが、いわゆる中華フォントではありますけど、とりあえず一通りの表示は問題なかったです。
    フォントの視認性はどっちもどっちですが、文字が詰めてあるので解像度の低いスクリーンではL2のフォントのほうが向いてるかなと思います。

    機能面ではSACD ISOへの対応が追加されている程度で、それは試していません。
    あとはもう音の変化なわけですが、これが予想以上に大きく変化しました。
    カンタンに言ってしまうと、イヤフォン直挿しの音がFiiOみたいな感じになりました。
    低域の量感はやや減った程度ですが、余計な響きが載らず、左右の位相も以前の調子が良い時よりさらに正確になったイメージです。
    省電力の必要もあって処理がギリギリなところもあり、左右の処理に微妙な遅延が出ていたのでしょうか。

    iBasso DX90の音の特色を考えると、ちょっと硬いほうに振り過ぎかなと感じる方もいるかもしれませんが、これは導入してみる価値はあると、個人的には思います。
    LINE OUTのほうも試しましたが、方向性としてはPHONE OUTがこちらの方向性に近づいた感じですし、音の鮮度などの向上も見られます。

    問題点としては以前からたまに起きていた音飛び(特定の曲の最初のほうで起こりやすい)の頻度が上がったところでしょうか。
    「Custom built exFAT and NTFS drivers」が影響しているような気もしますが、起動し直すと起きづらくなったりしますし、気のせいかもしれませんが、音の厚みも発生時とそうでない時で違うような…。
    同じ曲でも起きないこともあるので、静電気の影響もあるのかなぁ。
    ちなみにギャップレス再生のOn/Offはあまり関係ないようなので、メモリカードを初期化してみようかと思っていますし、場合によってはFiiO X1にも曲を入れておきたいから、SanDiskのmicro SDXCカードを追加するのも良いのかも。

    まぁ戻したい時はまたいつでも好きなバージョンのものにできるのもDX90の良さですし、お持ちの方はぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
    ただし、トラブルも起こりがちなものですので、対処は自己責任にてお願いします。

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    2017/01/10 12:00 pm | No Comments
  • 091月

    マークレビンソンから初のレコードプレーヤー「No.515」を今年の夏に発売予定だそうで。

    以前にカートリッジは出していましたし、フォノイコライザーは原点のひとつみたいなものですから、レコードプレーヤーを出すのは別におかしいことではないかと。
    ただプレーヤーにはノウハウも必要なわけで、VPI Industriesとの協業だそうで、ある意味安心かも。
    これを出したからには優秀なフォノイコライザーも出していかないといけないですしね。

    ただしお値段は同社ですから、アームこそ付いてるものの、カートリッジ無しで1万ドルとのこと。
    下手に名前だけ冠したモデルよりは良いですが、もうちょっとマークレビンソンならではの特色が入ってると良かったかな。
    ヘッドアンプを内蔵するとか、アンプメーカーならではの仕掛けがあったら面白かったかも。
    ちなみに韓国に買収されたハーマンですけど、こちらはアメリカでの製造とのことです。
    MCカートリッジ同梱モデルも用意されるらしいですが、それはどこのカートリッジになるんでしょう?

    やや面白い取り組みとしては、トーンアームが3Dプリンタを使って製造されるところでしょうか。
    海外はストレートアームが多いですけど、3Dプリンタで作るならなおのこと、S字アームにしてほしかったところです。
    音質的にストレートアームが優位なところもあるのでしょうが、それよりも製造が難しいことがユニバーサルアームの少なさにつながってるのでしょうね。
    ブランドバリューもありますし、目にする機会も多そうなので一度聴いてみたいモデルではあります。

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    2017/01/09 12:00 pm | No Comments
  • 081月

    SHUREがCESで「リモート+マイクLightningアクセサリーケーブル」こと、「RMCE-LTG」を出展したそうで。

    要はイヤホン側がMMCX、DAP(?)側がLightningというリケーブルケーブルリケーブルですね。
    iPhone 7で聴くのが不便なのでなにか良い解消方法がないかなぁと思ってたんですが、これはベストかも。
    一応、SHUREとしてはSE215、SE315、SE425、SE535、SE846対応と謳っていますが、SHUREで使うのももちろん良いですし、Donguri-鐘 Re-Cableで使うなんてのもアリかも。
    見た感じ、耳の部分に針金は入ってそうなので、SHURE掛けのほうが良いのでしょうけど。

    発売は2017年春とのことですが、そうこうしてるうちに他社からも同じコンセプトのものは出てきそうです。
    ただこの手のケーブルの場合、重要なDACやアンプがケーブルの中にあるわけで、ある程度信頼できる性能のものが欲しいですね。
    その分、価格はどうしても高くなってしまいそうですが、そこが未定なのは戦略的なところもあるのかも。
    お値段も大事ですが、Apple付属の変換アダプタとは違うんだ、という格の違いも見せつけて(聴かせて)ほしいところです。

    ちなみにMMCXでBluetoothというケーブルはすでに結構世に出ていて、WestoneのWST-BLUETOOTHが2万円程度、SONYのMUC-M2BT1もちょい安めの19000円前後ですから、さすがにそれよりは安い設定になるでしょう。
    Bluetoothは個人的にどうもいまひとつ…という印象なので、それより当然高音質にしつつ、1万円を切る価格だとうれしいかな。

    脱線ついでに、Bluetoothのイヤホンが増えてくると、電車の中などでチャネル不足や干渉が起こったりはしないものでしょうか?
    Bluetooth自体は毎秒1600回もチャネル切り替えをしてるそうですし、「2.4GHzの広帯域(2402~2480MHz)の中に1MHzごと79個のチャネル」があって、しかも届く距離がそう長くないから大丈夫なのかな?
    ただこういう複雑な仕組みが通信には良いとしても、音質には地味に響いてくるのかなぁという気もしています。

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    2017/01/08 12:00 pm | No Comments
  • 071月

    茶楽音人さんとeイヤホンさんのコラボイヤフォン「Donguri-鐘 Re-Cable」ですが、ご厚意によりもう少しお借りしておけることになったので、先日追加したiBassoのDAP「DX90」を使って試聴してみることにしました。

    まずはDX90直挿しで使ってみますが、インピーダンスなどの鳴らしやすさという点では本体で十分すぎるほど駆動可能です。
    ただ、ちょっと面白いことに「耳の間にトンネルが通ったような」独特の定位が登場します。
    DX90のヘッドフォン出力に独特のクセというか味付けがあり、それがDonguriの音場と重なった結果だと思われます。
    ある種バイノーラルのような雰囲気ではありますが、やはりちょっと独特なのでソースによって良い具合に働くこともありますが、相性が悪いケースも出てきて、安定して使いたくなる組み合わせではないかも。

    それならばということで、LINE OUTから他のアンプに出すと、こちらはほぼ前回のレビューと同じ傾向が得られました。
    DX90では情報量がかなり増えてくれますから、これまでのFiiO X1より音が溢れてくる部分は大きな違いです。
    ライブ録音でこんな観衆の咳払いや鼻をすする音まで入ってたのか!と驚いたものもありました。
    ジャンルとしては音場が広がる分、ジャズトリオや小編成のクラシックなどはステージが見えるような雰囲気になりますし、やはりDAP向上の効果は大きいと感じましたし、Donguri-鐘 Re-Cableの高さが伺えます。

    DX90はLINE OUTでもまだ多少、音像が頭の両端よりも広がるような広大さを表現するところがあると感じていて、それとの相性が良いケースとそうでもないものは見受けられました。
    ピアノもスタジオ録音や、ややデッド気味の自然な録音だと残響が程よく演色されていて心地よいサウンドが奏でられますが、無理に残響を強調してあったりすると過多になるケースも出てきます。
    音質では断然DX90ですが、Donguri-鐘 Re-Cableの相性としてはFiiOなど、あっさりしたモニター系サウンドのDAPのほうが相性が良いかもしれません。

    アンプに関しては、手持ちの中ではやはりDigiFi No.22付録アンプが相性が良いです。
    据え置き機と繋いだ時と比べるとやはり出音の腰の座り具合が違っていて、あの迫力は捨てがたいですが、ハイレゾでの繊細な音の溢れ方などはDX90もなかなか魅力的です。

    それにしても、こうやっていろんな組み合わせを聴いていくと、どうもDonguri-鐘 Re-Cableのレビューというよりも、DX90のクセをチェックしてるような感じになってきます。
    それだけDonguri-鐘 Re-Cableのポテンシャルの高さが分かるというものです。
    ただ、DX90もヘッドフォンでは全般的に好印象な結果を出してくるので、Donguriのクセが減ったとはいえ、最初のほうに書いたとおり、音場表現が被ってしまうところがあるのかもしれません。
    私が知る限りでは、やはりFiiO X5 2ndあたりと組み合わせてあげるのがベストマッチなのかなと感じたレビューでした。

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    2017/01/07 12:00 pm | No Comments
  • 061月

    ちょうど熱で倒れてる時に玄関ポーチの電球が切れているのが発覚し、少し復調したところでカバーを外したところ、60Wの電球が取り付けられていて切れてました。
    E26口金のタイプはほぼLED電球に替えてあったつもりでしたが、まだ残ってたんですね。

    とりあえず最近の流れでyodobashi.comでチェックしたところ、意外と高めのものが多くなっていてちょっとビックリ。
    出始めの頃こそ高かったですが、その後は価格競争が進んでいたイメージがあったので意外でした。
    需要が一巡したのと、寿命や演色性、省エネなど性能面が求められるようになったのかな?

    あまりお値段が違わないなら近くの家電量販店で…と思いましたが、こちらはもっと高額なようで仕方なくヨドバシに注文しました。
    Panasonicの中でお安かった「LDA4D-H/E/W」なので、いつも送料無料で申し訳ないなと思い、一応2個にしておきました。
    それでもまだまだ…なので、なにか他に買うものがあれば良かったのですが、今回は思いつきませんでした。

    ちなみに切れた玄関ポーチにはひとまず、撮影用ライトに付けてあったものを移設しておきました。
    届いたほうを撮影用ライトに付けてみますが、色合いが悪ければ入れ替えるかも。
    あと、E17口金の電球はまだLEDになってないのもあるので、今度はそちらも入れ替えたほうが良いかな?
    よく考えたらそれもいっしょに注文すれば良かったかもしれませんね。

    Filed under: Electronics
    2017/01/06 12:00 pm | No Comments
  • 051月

    正月も終わるかな?というタイミングで、深夜、急に歯がガタガタと音を立て始め、動悸もスゴい状態に。
    何が起こったのか分からなかったのですが、とりあえず体温を測ってみると39℃でした。
    昔からちょっと大げさに熱が出るので驚くほどではありませんが、喉の痛みや鼻水もなく、これほど急な発熱は初めてかも。

    これはインフルエンザかな?と思いましたけど、葛根湯で38℃台、37℃と下がっていったので、おそらく違うのではないかなと。
    検査に行けば良かったんですが、4日はまだ当番医しか開いてなかったので…。
    その後も夜になるとまた不調になったりしてますが、パブロンを飲めば良くなる程度ですから、少し休養と思えば良いかなと。

    ということで、ブログも久しぶりにちょっと休養モードにさせていただきます。
    ホントはiBasso DX90で茶楽音人さんのDonguri-鐘 Re-Cableを試してレビュー記事を書いたりしたいところですが、体調が悪いと音楽も楽しくないし、しっかりしたレビューも書けないですからねぇ。
    予定では明日くらいからぼちぼち平常運転に戻していくつもりですので、今後ともぜひご覧いただければ幸いです。

    Filed under: 日記
    2017/01/05 7:00 pm | No Comments
  • 041月

    iBasso DX90がだいぶエージングできてきて、ALO Audio Rx MkIIとHD598を組み合わせると予想以上に良い感じになってきました。
    中古も良いところだったのでエージングは冗談半分だったのですが、よっぽど使ってなかったんでしょうかねぇ。

    それにDigiFi No.22付録アンプもケースに入れましたし、できれば密閉型で、それでいて開放感のある感じのヘッドフォンを足してみても良いかなぁと思い始めました。
    beyerdynamicやULTRASONEも以前から何度か試聴していて気にはなっていますが、好みなのはどうもゼンハイザーっぽいんですよね。
    そこから順当に考えるとHD630VBが候補に…と思っていたところ、HD598CSという密閉型があるのを見つけました。
    お値段もHD598より安いくらいで、並行輸入品だとかなりお買い得な感じなんですが、この業界、ニセモノも多いのがなぁ。
    それに同じHD598の2バージョンを持っても面白みに欠けるのが難点かも。

    B&WのP7も気になりますが、ちょっと前にP3 S2とP5 S2を試聴した感じでは好みとはやや違う気も…。
    P7 WirelessにしてiPhoneでも扱いやすくする、というのはアリかなと感じますが、用途に対して価格が釣り合わないかも。
    他も色々見てみましたが、HD650がやっぱり気になってしまったり、どうも本来の目的からそれていって定まりません。
    現状でもHD598とHD25-1 IIがありますし、慌てる必要はないわけで、ぼちぼち探していけば良いかな。
    紗羅が使うことも想定してるので、できれば一緒に試聴できると良いのですけど、そうなるとヨドバシに行ってみるのが良いのかもしれません。

    Filed under: Audio
    2017/01/04 12:00 pm | No Comments
  • 031月

    先日、ACOUSTIC REVIVEさんからフォノケーブル「PHONO-1.2TripleC-FM」をお借りしましたが、SNSなどでいただいた反応などをフィードバックさせてもらったところ、エントリーモデルの試作品を作ってみましょう、というお話になりました。
    そして早速、送っていただいたのが今回の「ANALOG-1.2tripleC-FM」です。

    さすがにまだ箱には入ってませんでしたが、「販売決定の最終試作品」という位置づけだそうです。
    お値段は予価ではありますが、48,000円(税別)で、L型、バランス仕様も同価格とのこと。
    この価格だと替えてみたいとお考えの方もかなり多いのではないでしょうか。

    ケーブルはご覧のように大枠では「LINE-1.0R-TripleC-FM」をベースにした感じですが、DINコネクタは現状だと「PHONO-1.2TripleC-FM」と同等ですから、うちのSAEC WE-4-7/23にもピッタリです。
    さらに注目すべき点はDINコネクタの出口からすぐにL/R、アース線がすぐに分かれているところです。(左がANALOG-1.2tripleC-FM、右がPHONO-1.2TripleC-FM)

    PHONO-1.2TripleC-FMも他のケーブルと比べて左右の分離タイミングが早いおかげか、セパレーションや音の純度が高い印象でしたが、今回はさらに徹底された感じです。
    またRCAプラグ部分にもチューブ処理がしてあるなど、細かい改善が重ねられていて、その影響もあってか、ハウリングマージンはANALOG-1.2tripleC-FMのほうがむしろ高いくらいです。

    なにせ、できたてホヤホヤの試作品でしたので、数時間のエージングが必要でしたが、最初の時点から「楽器の分離が良いな」というのが印象的でした。
    エージングが進むにつれ、キレがさらに良くなり、当初ややナロー気味だった帯域もだいぶ広がりつつ、ソリッドかつ締まった良さはキープされて、高域も伸びてきました。

    物量の違いもありますから、重低音の量感こそ、やはりPHONO-1.2TripleC-FMは圧巻の部分がありますが、レコードでの超低域は盤の反りや偏心など「余分な」ところも多いわけで、それが混変調といいますか、濁りにつながることも多く、かえって扱いづらい面もあると思います。
    実際にスペアナで計測してみますと、うちのスピーカーサイズなら全く変わらないくらい低域は伸びていますし、前述のように楽器の分離や音像の明瞭さなど、ディスクによってはANALOG-1.2tripleC-FMのほうがリアル!と感じることも多々ありました。

    音楽ジャンルに関しても、ジャズやフュージョンは特に良さが際立っていますし、ポップスや小編成のクラシックまで、オールマイティにこなしてくれます。
    大編成なシンフォニーであったり、そもそもシステムが超弩級であればやっぱり上位ケーブルのメリットはあるものの、後発で溜まったノウハウを活かしたメリットもあるのか、ケーブルの取り回しによるノイズなどはANALOG-1.2tripleC-FMのほうが少ないようで、ノイズやハウリング対策に悩まされがちなレコードプレーヤー周りとしては、ANALOG-1.2tripleC-FMのほうが扱いやすさもあるかと感じました。
    これはあくまでも推測ですが、左右の分離タイミングが早い点と、ケーブル径に対して、相対的にシールドやファインメットの効きが大きいのかもしれません。

    楽器に耳をやってみますと、ハイハットのキレの良さが際立ちます。
    ただキレが良いだけでなく、繊細なリズムさばきなどが細やかに表現され、パルシヴな部分での反応の良さが秀逸です。
    ギターも同様の傾向が感じられました。
    スッキリとした印象はLINE1.0シリーズに共通した感触で、これらのケーブルを愛用されている方には文句なしにオススメできるでしょう。

    ここで「PHONO-1.2TripleC-FM」に戻して比較してみました。
    XLRの1.4×1.8導体の時もそうでしたが、それに通じる圧倒的な低域のエネルギー感は、やはりさすがです。
    デリケートにケーブルの引き回しもしっかりやって、ビシっと決まった時のシンフォニーは恐るべきものがあり、地面が揺れるような空気感まで再現されます。

    ただ、そうしたサウンドに持っていくには、機材の選定やアース線の引き回しなど、それなりに扱いが難しい部分も出てくると思います。
    その限界まで引き出すか、それともウェルバランスで楽曲の良さを活かすか、という観点も必要でしょう。
    「ANALOG-1.2tripleC-FM」はソリッドな音の質感で楽器を引き立てることも得意ですし、ハイスピードで現代的な部分も持っていますし、音が濁らないという点では上位ケーブルを打ち負かす実力を持っていると思います。
    音の厚みよりも鮮度や透明感を求める場合には、古いケーブルからの交換の効果はとても大きいと思われます。

    発売時期や若干の仕様変更がある可能性はありますが、いまひとつ選択肢が少ないフォノケーブルに待望の新製品が登場することになりそうです。
    レコードがブームとはいえ、単体トーンアームをお使いの方はそう多くないと思いますが、付属ケーブルからのグレードアップに向けて、ぜひ注目していただければと思います。

    Filed under: Audio
    2017/01/03 12:00 pm | No Comments