• 135月

    Luminox Audioのイヤホンケーブル「Kilowatt Jet Black qdc-4.4mmL」を追加しました。

    最初に2.5mmの同ケーブルを入手して使っていたのですが、qdcが3SH SEとNEPTUNEの2台になったので4.4mmを追加してみたというわけです。
    ケーブルとしては全く同じですので、ひとまず以前の2.5mmをNEPTUNEに移動させて3SH SEで使うことにしました。

    違いは4.4mmのプラグのみですが、DAP側の端子も違ってくる影響もあるのか、低域が少しだけソリッドになりつつ厚みは増すという形となりました。
    2.5mmだと接触抵抗が大きいのか左右が不安定に感じることも多いのですが、その点では4.4mmのほうがやはり安心感があります。
    ケーブル自体は2.5mmとほぼ同じ音傾向で、純正よりは若干帯域が広まってリスニング寄りに聴かせてくれる方向性かなと思います。

    モールドのプラグは接触不良は少なそうで良いですし、安心して使えるリケーブルかなという印象を持っています。
    高級感という点ではもうちょっと上位のものも試してみたくなりますが、基本は固まった感じですし、あとはのんびり探していけば良いでしょう。

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    2024/05/13 12:00 pm | No Comments
  • 115月

    Unique Melodyのイヤーピース「Petal Ear Tips」をお試し導入してみました。

    Unique Melodyが独自開発した傘型のリキッドシリコン製イヤーチップだそうで、「Petal」(花びら)という名前のとおり、イヤーチップの縁が花びらのように波状になっていて密着性を高めるんだとか。
    ノズルがほぼなくてノズルと面一になるというのもだいぶ珍しいのでイヤホンの音導管の長さによる相性も結構ありそうなイヤーチップではあります。

    装着感はとても良くて耳にピタッとフィットする感じで、これまで使ってきた中でいちばんそこに強かったSpinFit W1よりさらに密着します。
    外す時は花びらが風に吹かれた傘みたいに裏返ることも多いですが、先端だけで留める工夫のおかげもあってイヤーチップが耳に残るということは今のところ一度もありません。

    ひとまず同じメーカーということでUnique Melody Maverick Tiに装着してみます。
    音は短い分、やはりダイレクトになってやや音場は狭めになりますが、ジャズは温度感が出て臨場感が上がって良くなりました。
    楽器の音色はやや薄めに感じるところもありますけど、低域はしっかりめに中高域は若干強めになって、なんとなくホーンスピーカーのような風合いが出るのはMaverick Tiのチタン筐体の影響が強まるからでしょうか。

    次はCampfire audio DORADOに装着してみますが、これは音が軽くなり過ぎてかなり相性が悪いようです。
    音導管が長めのイヤホンなので余計に相性が悪いのかもしれません。

    それは速攻で諦めてやはり同一メーカーのMacbeth Tiで。
    こちらは低域の緩さが少し解消してダイレクト感が強まって相性が良さそうです。
    やはりボーカルは近くなる傾向で、ここまで試した中ではいちばん自然な印象になっています。
    ノズルで無理に空間を広げることがないのでカスタムに少し近いような感覚になり、音色が自然になるのが良いポイントですね。
    どうしても普通のイヤーピースはどう工夫しても多少は素材の音が出てしまう傾向ですけど、Petal Ear Tipsはそれが最小限になるような気がします。

    さらにqdc 3SH SEにも装着してみますと、若干ナローな感じにはなりますが全体としては心地良い雰囲気にまとまっています。
    ボーカルが優しくなってベースも少しスローな感じで、アナログ風味になる感じといったところでしょうか。
    NEPTUNEもやはり温かみのある暖炉みたいなサウンドになってくれますが、3SH SEより元々がナローなのでそこがちょっと強まる部分はあるかも。

    そんなわけで現状はUnique Melody Macbeth Tiとqdc 3SH SEで使うことにしました。
    今も販売店が少ない傾向でMサイズが入手しづらいですが、他のイヤーピースがいまいちハマらないイヤホンがあれば試してみる価値はあるかと思います。

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    2024/05/11 12:00 pm | No Comments
  • 105月

    SONYのMCカートリッジ「XL44L」を追加しました。

    SONYのMCカートリッジはXL-MC3SH、XL55Proに続いて3つめですが、最近はすっかり気に入っていて他がお休み中になっているくらいですので、再び発売されることはほぼなさそうな状況としてはキープしておくべきかなと。
    発売時期としてはXL55Proのあとではありますが1980年頃とかなりの年代物ではあります。
    XL55Proはベリリウム/アルミニウム/炭素繊維を使用した3重構造カーボンクラッドカンチレバーを使っていますが、XL44Lのほうはわりとシンプルなアルミ合金のテーパータイプです。

    お店の梱包がいまいちだったせいで底面のアルミパネルが外れていましたが、カンチレバーを横から挟むような配置なので接着するのはやめてスケルトン的に使うことにしました。
    おかげで8の字コイルもしっかり見えますし、ダンパーもいざとなれば軟化処理なども簡単にできそうです。
    砂鉄が入りこまないように注意は必要ですけども。

    早速ヘッドシェルに装着して聴いてみます。
    雰囲気としてはXL-MC3のほうにやや近い音色で、クリアさはやはり空芯らしさがしっかり出ていて開放感があります。
    XL55Proの凝ったマグネシウム合金ダイキャストシェルと比べるとややプラスチック筐体な雰囲気はなんとなくありますけど、カーボン系のシェルを使ったのもあってか、XL55Proより軽快でハイスピードな気がします。

    また取付時に感じたのですが、磁力がかなり強いのが印象的でした。
    針カバーがなくて恐る恐るだったのもあるのでしょうけど、他のカートリッジよりドライバの吸い寄せがかなり強めでした。
    ネジ止めの位置が発電系に近いせいもあるかもしれず、より非磁性なネジのほうが良いかもしれないなと思ってあとで交換しておきました。

    高域は緩やかにハイ上がり傾向ですが、空芯のおかげもあってかさほどキツさは出にくいです。
    針形状は超楕円なので内周歪みも極小とはいえないのかもですが、そこよりも私としては音色重視なので問題になるようなことはありません。
    全体としてはドライな感じですが意外とジャズに合うのは、これまでのSONYカートリッジと同傾向な気がします。
    楽器の音色が素直なのとハイスピードさからでしょうか。
    クラシックだとやや薄味傾向はありますが、もっさりした人工的な音になってしまって何の楽器が鳴っているのか分からなくなるよりはずっと良いでしょう。

    ひとことでまとめるなら「軽快」というのがこのカートリッジの特色でしょうか。
    高級カートリッジ然とした重厚感はありませんがスッキリ抜けが良いので気分良く聴ける気がしています。
    ヘッドアンプ「HA-55」とも方向性は似ていますし、しばらくSONYに偏ったアナログ再生の日々が続きそうです。

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    2024/05/10 12:00 pm | No Comments
  • 045月

    FURUTECHのiHP-35Sを改造してXLR 4pinケーブルにしたものを入手してみました。

    iHP-35SもいろいろありますがおそらくHD650用あたりをベースにしていると思われます。
    それをヘッドホン側にNOBUNAGA LABSの3.5mmで換装し、アンプ側はノイトリック銀メッキのXLR 4pinにしてあります。

    用途は当然ながらHIFIMAN ANANDAでして、動作確認用に入手したAmazonの中華系からの交換です。
    iHP-35S自体はメインがα-OCC、シールドが銀メッキα-OFCで、プラグもXLRのほうは銀メッキですが、高域のキツさはないようです。
    あまり欲張った感じがなく自然で、昔のSONYのOFCケーブルみたいな雰囲気を感じるのは見た目から来るものもあるかもしれません。

    全体的にスッキリして見通しが良くなっていて、低域はダンピングファクターが良くなった感じがあります。
    ボーカルが自然でやさしく聞き取りやすいので、ボリューム上げても耳に刺激が少なくて長時間のリスニングでも疲れにくいです。
    ケーブルがシールドも含めて完全に左右に分かれているので少し広がりが出て空間描写も精度が上がったようです。

    XLRプラグのほうは内部にアクセスできるので、絶縁を普通のビニールテープ巻きからチューコーフローに変更しておきました。
    将来的なベタつき予防のためにもそのほうが良いですし、音も安定感がしっかりして左右のクロストークも減ったように感じられます。
    チューコーフローに変更する前は以前のケーブルに比べて定位がやや不安定な場合もありましたが、変更後はすっかり解消しています。

    ここで一旦、下のケーブルに戻して違いを確認してみると、まず低音が少ないなと感じます。
    キツさは少なく残響成分が強めに感じられます。
    ケーブル部分でセパレーションが若干悪化している可能性もありそうだなと内部を確認してみると、左右の合計4本のリッツ線が別途絶縁体を介することなく撚ってありました。
    これだとアンプ側のプラグのすぐ先で左右分離ができてないわけで、せっかくバランス伝送にしても意味合いはだいぶ薄まりそうです。
    もちろん、それが程よいクロストークになっていると言えるケースもあるのでしょうけれど。

    再度FURUTECHに戻してみると、高域が明らかに伸びていて透明感があります。
    ちなみにHIFIMAN EF400のNOS/OS設定はこのケーブルにしてからはNOSよりOSのほうが相性が良いようで、それはおそらく高域が伸びた影響なのでしょう。

    セパレーションも明らかに良くて、そのぶん、装着位置で左右差が出たり臨場感の再現に差が出やすい傾向は確かにあります。
    特にHIFIMAN EF400はボリュームに結構ギャングエラーがあるので、それにより敏感になるところもあります。
    それはケーブルというよりヘッドホンやアンプの課題ですし、ひとまずroonやMacのシステムボリューム側で少しボリュームを絞りめにすることでギャングエラーを減らすようにしています。

    もっと高級なケーブルは多数あるでしょうけども、素直な音傾向からしてもこれで十分満足できそうです。
    HD800のほうもほぼ類似の中華を使ってあるので、それもいずれ見直そうかなと思っています。

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    2024/05/04 12:00 pm | No Comments
  • 254月

    qdcのイヤホン「NEPTUNE」を入手しました。

    先日入手した3SH SEが思いのほか良くて過去の名機であるNEPTUNEも気になってきたという、いつものパターンです。
    現行だとSUPERIORくらいの感じなのかなと思いますし、そっちも考えたのですが最近のは2pinで形状もちょっと変わってきてるので、あの装着感を重視したいかなと。

    3SH SEはLowが1基、Mid/Highが2基の3BAに対して、NEPTUNEはシンプルな1BAモデルなので、さすがに低域は深くはないですけど、素直な音です。
    若干、中低域が緩めで厚いので軟調傾向かもしれませんが、そこは純正ケーブルによるところもあるのでしょう。

    そもそもが素直なので、そのあたりはイヤーピースやケーブルで調整できそうで、実際、イヤーピースはSednaEarFitに、ケーブルはLuminox Audio Kilowatt Jet Blackに現状していて、リケーブルで高域が伸び、イヤーピースで少し低域を強めつつ鮮度は上げて、3SH SEと同じく穏やかな気分になれる長所を残す感じにしています。
    ノーマル状態だとボーカルも含めて全体に近いですが、そこもイヤーピースでだいぶ調整可能でした。
    FIIO M15だとさらに良さが活きる印象で、クセがないので伸びしろも大きいのか、とにかく音色が自然なのが好みです。

    3SH SEと比較するとやっぱり3SH SEのほうが当たり前ですけどワイドレンジに感じられて広がりがあります。
    ただ音色は中高域にやや脚色が入る傾向が強まるので、そこは好み程度の差かな。
    ホール感は3SH SEのほうが多少出ますが、それも少し脚色気味な部分もあって3SH SEのほうがリスニング向け、NEPTUNEはややイヤモニ寄りという製品情報そのまんまの傾向が感じ取れました。
    NEPTUNEのすっぴん加減がリラックスには良さげな雰囲気です。

    ここまで好みにハマると現行モデルや上位機種も気になってくるところではありますが、音の良さよりも一日のリフレッシュにくつろぎたい気分にハマるイヤホンだと個人的には感じているのであまり肩肘張らずに使えるNEPTUNEが重宝しそうかなと思っています。

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    2024/04/25 12:00 pm | No Comments
  • 234月

    Luminox Audioの2pinケーブル「LNA Reflection 2pin 4.4mm」を入手しました。

    2pinケーブルはもうすでに結構持っているのですが、2.5mm主体でやっぱり4.4mmのほうが安定している感じがしてぼちぼち移行していこうかなと。
    世の中のDAPも今後はおそらく4.4mmでしょうし。

    ただ2pinはUnique Melody Maverickなど使用箇所が限定されるので、まずはfinal A4000で動作確認的に使ってみました。
    それまではACOUSTUNE ARC22を使っていて、それよりは若干音圧が下がったような感じもしますが、それだけボリュームを上げてもうるさくなくなったということだろうと思われます。
    FIIO M15で聴くと高域が若干伸びましたが、A4000はむしろ低域が少なくなりがちな傾向だと思うので、それだけ考えるとACOUSTUNE ARC22が良い部分もあったかも。

    Unique Melody MaverickはLuminox Audio Day for Nightの2.5mmを現状使ってるので、グレード的にはfinal A4000かな。
    ただイヤホンケーブルは消耗品的な部分もあるので徐々に見直しつつ最適な組み合わせを探していければ良いかなと思います。

    Filed under: Audio
    2024/04/23 12:00 pm | No Comments