SEIKOのクロノグラフ「7T92-0BA0」の故障品がお安くなっていたのでゲットしてみました。
故障のポイントはクロノグラフのリセットボタンが効かない、というものでした。
ちょっと固着してる程度だろうと思ったのですが、これがかなり曲者で、修理にはかなり手間取りました。
引っ込んだ状態で固まって全く動かなかったので、とりあえずは先細ペンチでグリグリやって、多少動くようにしてから、ほんの微量な界面活性剤をティッシュにしみこませてそれでボタンを包んで押したり拭いたりする感じで、動くようになりました。
結果的にはスタート/ストップボタンより軽くなったくらいです。
ただ、そもそも元の所有者さんが防水をかなり過信して使っていたようで、内部にも錆が出始めていました。
このモデル、おそらく逆輸入モデルで、裏ぶたもねじ込み式ではないですし、リューズもねじ込みではありませんから、過度な防水性能を期待するのは危険です。
実際、リューズの部分がいちばん傷んでましたが、なんとかキャリバーそのものにまでは到達してなかったので、そこは良かったかなと。
見かけはかなりカッコいい感じですけど、国内モデルで言うといわゆるWIREDやALBAランクのモデルでしょう。
機能的には1\20秒クロノもあって使い勝手は良好なんですが、ベルトも巻きベルトですし、ちゃらちゃらと軽くて、手軽に荒く使ってしまうのも分からなくはないかも。
一応、パッキンも無事ではありますが、一度開けていますし、錆も完全には落としきれませんから、今後は生活防水もないくらいの気分で使ってあげようかと思います。
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