• 297月

    先日、「フィルム生産激減で遺跡発掘写真が大ピンチ」という記事を
    見つけたのですが、最初はちょっと内容がわかりませんでした。

    「フィルムはあと数十枚分しかない」とか書かれていたんですが、いくら
    フィルムが減っているとはいえ、普通のフィルムは、さすがにそこまで
    ひどくはないですからね。

    で、よく読んでみると、赤外線フィルムのことなんですね。
    そういえば、赤外線フィルムはすっかりなくなってしまいました。

    なんとか一般用途のフィルムは価格上昇くらいで持続していますが、
    ポラロイドフィルムとか、そういう周辺から危機を迎えているんですね。

    デジタルでも赤外線撮影は可能ですが、やはり保存性の問題があるようです。
    記事の中では「データの破損を防ぐため2台のハードディスクで保存」なんて
    書いてありましたが、HDDなんて安全とはとても言えないですよねぇ。

    以前いた会社では、書類はマイクロフィルムに焼き込んで保存していました。
    これは場所も取らないし、かなり便利でした。
    ただ、これに使うフィルムあたりも、今後が危険かも。(^^;

    普段の写真についても、長期間の保存を考えるなら、モノクロフィルムで
    撮るのがベストですよね。

    愛犬やお子さんの写真など、今しか残せない写真は、ぜひモノクロで
    印画紙に焼いて、大切に残してあげてほしいなぁと思います。

    Filed under: FilmPhoto
    2009/07/29 11:58 am | 2 Comments
  • 287月

    ジャンク箱からのご紹介は何回目か忘れましたが、まだまだたくさんあるので、
    ぼちぼちと。
    今回はキヤノンのデジタルカメラ「PowerShot S10」です。

    PowerShot S10
    PowerShot S10 posted by (C)MacBS

    1999年ですから、かなり初期の機種です。
    とはいえ、202万画素ですし、十分すぎるくらいの実用性です。

    ちなみに、Canon最初のデジタルカメラは「RC-701」という機種で、1986年の
    発売だとか。
    ここからの進化はすごいものがあったのでしょうね。

    ただ、このS10もそうですが、全力で製品に取り組んでいた感じが伝わってくる
    部分があります。
    もちろん、今も手抜きしているわけではないのでしょうが、コストダウンよりも
    性能向上に注力していた、良き時代の製品といえるかも。

    ジャンク箱に入っていたとはいえ、予備バッテリーも付いていたし、充電器に
    コンパクトフラッシュまで付いていて、これもまたびっくりします。

    どんな写真を撮ってくれるのか、ちょっと楽しみです。

    Filed under: OurCamera
    2009/07/28 4:22 pm | PowerShot S10 はコメントを受け付けていません
  • 267月

    何やら外でお祭りっぽい音がしているなぁと思い、ちらっと外に出てみました。
    すると、山車を見つけました。

    慌ててカメラを手に追いかけますが、山車は高速で去っていきます。(笑)
    どうやら人力ではなく、エンジンが装備されてるようです。

    なんとか追いついて撮ったのが、下の写真です。

    近所のお祭り
    近所のお祭り posted by (C)MacBS

    いやぁ、こんなに逃げ足の速い山車は初めてでした。
    外はすごい湿気だったので、レンズもファインダも曇って大変だったですし。

    ちょうどTwitterでフォローしている方もファインダが曇って困ったんだとか。
    確かに最近は湿気がすごいですからねぇ。

    考えてみたら、アンティフォグファインダーアイピースを持ってました。

    試してみると、息を吹きかけても全然曇らなくて、さすが、という感じです。
    ただ、丸型なので、変換しないと付かないんですよねぇ。

    それにレンズの曇りも問題ですから、フィルタにもアンティフォグの機能が
    あると良いかも。
    あと、マグニファイヤーも兼ねたアイピースなら最高ですね。

    それはともかく、高速機動の山車ではありましたが、ちらっと夏祭りの気分を
    味わえたのは良かったです。

    今度は事前に調べておいて、装備万全で撮ってみたいかも。
    夏祭りも良いけど、個人的には送り火が荘厳で好きなんですが、こちらでも
    どこかでやってるかなぁ?

    Filed under: DailyPhoto
    2009/07/26 9:25 pm | 2 Comments
  • 267月

    以前、会社の講習を受けたときに、フィルムには「DIRカプラー」というものが
    存在することを知りました。

    「なんじゃそりゃ?」というのが、ほぼ大多数の方のご意見かと。
    カプラーというのは光や色に反応するものでして、DIRというのはその中でも
    「現像抑制剤放出型」と呼ばれるものです。

    さらに分からなくなったかもしれませんが、実際の役目は色の境目を
    はっきりさせたり、純色に近いもので色の濁りを抑える働きをしてくれます。

    ご存じの通り、デジタルでもフィルムでも色は三原色に分けて検出される
    わけですが、たとえば真っ赤な花を写した時には、できるだけのその赤さを
    強調してほしいですよね。

    いわゆる「記憶色」ってものですが、実際には少しだけ青が混じっていたり、
    緑色っぽかったりとかするわけです。

    そこで赤が強く感光したら、このDIRカプラーの出番です。
    「ここは赤だからね!」というわけで、他の青や緑の成分が発色しないように
    押さえ込んでしまうんです。

    あの薄いフィルムの中で、こんな細かいテクニックが働いているとは、
    ちょっと知らなかった世界な感じでしょ?

    フィルムの発色がデジタルとなんとなく違うのは、こうした長年の技術の
    積み重ねによる部分も大きいのかも。

    ただ、デジタルこそ、むしろこうした画像処理はやりやすいはず。
    単純に彩度を上げるだけではちょっと違うので、一番近い感じのものが
    何かないかなぁと探してみたら、Photoshopの「特定色域の選択」が
    かなり近い処理ですね。

    例えば下の写真、少し黄色の発色が良くありません。

    特定色域の選択で修正前
    特定色域の選択で修正前 posted by (C)MacBS

    これを「特定色域の選択」で修正した結果が、これです。

    特定色域の選択で修正後
    特定色域の選択で修正後 posted by (C)MacBS

    だいぶ記憶に近い発色になっているかと。
    彩度を上げただけとは、だいぶ違う結果なのではないかと思います。

    フィルムの場合は、これを手作業でなく、全自動でやってくれるわけです。
    やっぱりそこもすごいですよね。

    ただ、さきほども書いたように、デジタルで類似、あるいはより高度な
    画像処理は可能なはず。
    ぜひカメラに実装してほしいですし、私も気軽に使えるフィルタアプリでも
    作ってみようかなぁと思った次第です。

    Filed under: Photo
    2009/07/26 12:52 pm | DIRカプラーをデジタルでも はコメントを受け付けていません
  • 237月

    以前から参考出品されていた世界初の3Dデジカメ「FinePix REAL 3D W1」が
    とうとう8月に発売されるそうで。


    ◎15,000円以上で送料無料!SDカード2GBと液晶保護フィルムが付いたお得なセット!FUJIFILM Fin…

    CCDが二つ付いているのを見ると、なんだかKodakの「Kodak EasyShare V570」を
    思い出しますが、あれは画角が違うだけでした。

    こちらは正真正銘の3Dを実現してくれて、液晶表示も対応しています。
    撮影も楽しいけど、液晶を眺めているだけでも楽しめそうですね。

    もちろん、動画にも対応していますが、問題は再生側だなぁ。
    せっかくの3DもWebに公開するのは無理がありますからねぇ。

    一応、フォトフレーム形状のビューアは出るようですが、ディスプレイメーカーや
    パソコンメーカーと共同して、パソコンに標準装備されるようになったら良いなぁ。


    ◎15,000円以上で送料無料!SDカード2GBが付いたお得なセット!FUJIFILM FinePix REAL 3D V1+SD…

    同時に2枚の写真を撮ることも可能ですが、ステレオ写真は想定されて
    いない印象です。
    望遠と広角、カラーとモノクロなどの同時記録はできるみたいですから、
    ぜひステレオ写真も対応してほしいなぁ。

    あと、3Dプリントも受け付けるそうですが、1枚525円かぁ。
    かなり凝ったものなので仕方ないけれど、ぜひ普及して値下がりして
    いってほしいところです。

    とはいえ、P-E1もそうですが、単純な価格競争やモデルチェンジ合戦でなく、
    こういう独創的な製品が登場してくれると、ワクワクして楽しいなぁと思います。

    Filed under: DigitalPhoto
    2009/07/23 11:27 pm | 2 Comments
  • 187月

    昨日作ったばかりの自作ピンホールレンズですが、その後、少し補修
    してみました。

    といっても、ピンホールを開けたレンズキャップの厚みが結構あったので、
    穴の後ろの部分を少し薄くしただけですけど。

    他のレンズと比べてみたところ、やはり50mmよりちょっと広いくらいの画角でした。
    絞りはやっぱりF256くらいですね。

    花の集い
    花の集い posted by (C)MacBS

    前日のものより周辺減光が少なくなった気がします。
    ISO400固定で撮りましたが、晴れた昼間なら手持ちでも結構いけます。

    夏の堀
    夏の堀 posted by (C)MacBS

    相変わらずCCDのゴミが目立つのが欠点かなぁ。
    ブロワーで軽く清掃はしたんですけど、それくらいではダメみたいです。
    やっぱりダストリダクションは完璧ではないですねぇ。

    露出に関しては絞り優先AEでは、なかなか思ったようにいきません。
    アンダーのほうが良いかなぁと思って撮りましたが、どちらかというと
    少しオーバー目くらいのほうがRAWで画質を整えやすい印象でした。

    太陽光線
    太陽光線 posted by (C)MacBS

    そして気になっていた太陽の撮影もしてみました。
    結果からいうと、十分撮影できますね。
    ISO400で1/200秒ですから、だいぶ余裕もあるかも。

    ただ、光彩が出るんです。
    これはピンホールでは仕方ないので、これを楽しむしかないですね。

    まだ撮影の工夫ができるところまでいっていませんが、モノクロ同様に
    光と影を楽しむ撮影でした。
    ピンホール写真を色々拝見して、もっと勉強してみようかなぁ。

     

    Filed under: DigitalPhoto
    2009/07/18 8:00 pm | 4 Comments