• 236月

    シグマの一眼レフデジカメに採用されている
    Foveonイメージセンサーに新製品、「Foveon F19」が登場したそうで。
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/22/news021.html

    F19は1/1.8インチで、450万画素相当のCMOSタイプのセンサーです。
    これだけ見ると、「大したことない」って印象ですが、
    Foveonは1ピクセルでRGBを全てキャプチャできるので、
    シャープで鮮やかな色を実現できるんですよね。

    これは、方式的に偽色が発生しにくいことによるところが大きいかと。
    CCDでは、RGB の各色がモザイク状に配列されていて、
    ここから1ピクセル相当を算出する補間処理が施されます。
    ここで、どうしても少なからず偽色が発生してしまうんですよね。

    また、偽色をなるべく減らすために、CCD の前面に置くローパスフィルタが
    設置されているケースがほとんどです。
    これにより、画像の解像感が損なわれてしまうんです。

    Foveonでは、補間処理もローパスフィルタも不要なので、
    シャープで偽色のない鮮やかな色が実現できるというわけです。
    詳しくは、シグマの解説ページをご覧になると、よりわかりやすいかと。
    http://www.sigma-photo.co.jp/sd10/quality/index.htm

    このF19を使ったデジカメがPolaroidから発売されるようです。
    「Polaroid x530」という機種で、RAW撮影にも対応とのこと。
    価格も399ドルと、お手軽みたい。
    日本でもこのセンサを使った商品を、どこか発売してくれないかなぁ。

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    Filed under: Photo
    2004/06/23 9:59 pm | Foveon F19 はコメントを受け付けていません

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