• 115月

    キヤノンからEFマウントでエントリークラスの標準レンズ「EF50mm F1.8II」をリニューアルした「EF50mm F1.8 STM」が5月下旬に発売されるそうで。

    AFにステッピングモーターを採用したり、最短撮影距離が0.35mになったりしていますが、MTF特性は同じということですから、光学系はそのままということですね。
    金属マウントになった部分も大きな変化ですが、初代のEF 50mm F1.8もそうだったわけで、ある意味、路線変更とも言えるのかも。

    SONY DSC

    もちろん、絞り羽根が5枚から7枚の円形絞りになってたり、コーティングも最新のものになってるので、逆光や絞った場合の描写はMTFで語れない良さを生んでいるでしょう。
    ただ、それにしてもレンズ鏡胴の内部処理だけでもMTFは多少変わりそうなものですし、光学系を変えずに最短撮影距離が縮まるのもちょっと変な印象はありますけどね。

    ちなみに重さは初代が190g、2代目が130g、そして今回のSTMは160gと、ちょうど中間くらいです。
    お値段は初代が25,300円、2代目は発売当時で12,000円、今回は19,500円と、これも中間になってるのが面白いところです。
    いわゆる「撒き餌」レンズとしてはちょっと高めになりましたが、他社と比べてもお安いほうだとは思いますし、実売は16000円くらいみたいですから、まだ手に取りやすいレンズでしょう。
    それでもやっぱりレンズ構成も見なおして欲しかったような印象はありますが。

    初代と2代目ですら描写(や品質のバラつき)には結構な差がありましたから、STMも単にMTFだけでは語れない進化があるかもしれません。
    キヤノンユーザーにはぜひこの3本を比較してみてほしいですけど、初代はなかなか入手困難かな。

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    2015/05/11 7:00 pm | Canon EF50mm F1.8 STM はコメントを受け付けていません

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