• 137月

    木村工房BLOGさんより。

    実売1万円を切る高音質PCMレコーダー「ZOOM H1」が8月下旬に発売されるそうで。

    ZOOM ハンディレコーダー H1 Handy Recorder

    ZOOM ハンディレコーダー H1 Handy Recorder

    価格:9,975円(税込、送料別)

    私も少し前にみんぽすさんからソニーの「PCM-M10」をお借りしたわけですが、かなり楽しいんですよね。
    最近はすっかりご無沙汰気味ですが、紗羅のピアノを録音するのもまた再開したいですし。

    ソニーも実売2万円ちょっとと、かなり安いと感じましたが、さらに半額以下というのはすごいですね。
    それでいて、24bit/96kHzのWAV録音ができるんですから、すごいものです。

    ZOOMは知名度こそ高くはありませんが、以前から特徴的なX-Yマイクを装備したPCMレコーダーで定評がありますし、十分期待できそうです。
    記録メディアはmicroSD使用で、最大32GBまで使用できるようです。
    CD音質であれば50時間も収録できちゃう容量ですから、十分でしょう。

    バッテリーの方は単3アルカリ電池1本で約10時間だそうですが、これも予備が用意しやすくて便利ですね。
    廉価になっていることでマイクの音質あたりがやや不安ですが、必要なら外部マイクも使用できますし、動画機能が強化されているデジカメと組み合わせて使うのも良さそうです。

    あとは以前も書いたように高音質で音声を共有できるサービスがあれば良いんですけどねぇ。
    とりあえずは以前も使ったVOONあたりが有望ですが、もっと競争相手が出てほしいところです。

    Filed under: Audio
    2010/07/13 10:10 pm | 4 Comments
  • 033月

    みんぽすさんからお借りしたケンウッドのミニコンポ「K-521」ですが、
    かなり使い慣れてきたので、各音源で音質の比較をやってみました。

    10825-604-158385

    いろんな曲で試しましたが、リファレンスとしては奥華子さんの「恋手紙」から
    「三度目の冬」を使用しました。

    恋手紙 恋手紙
    奥華子

    by G-Tools

    まずは内蔵のCDからですが、セッティング当初にくらべると音の粒立ちが
    安定してきました。
    ドライブのエージングが少し進んだのかもしれません。
    高域の解像感が高く、情報量が多いのは、やはり非圧縮音源の良さを感じます。

    ただ、その分、録音の質に左右される面があり、ロックぽい曲ではブーミーに
    なったり、うるさく感じることもありました。
    CDに限った話ではありませんが、ピアノやバイオリンなど、アコースティックな
    音源に向いている傾向があるような気がします。

    次にわが家でのK-521での使用頻度がいちばん多いiPodです。
    CDとくらべると、情報量はやはり減ります。
    特に高域については、高音のトゲだけが残った感じがあります。

    そのあたりで、Supreme EXの効き方がCDとはちょっと異なる印象なのは
    音源自体の情報量の問題なのか、それともiPodに合わせて個別チューニング
    されているからなのかはちょっとわかりませんが、外部デジタル入力よりも
    CDに近い雰囲気になっている印象でした。
    特に、残響や付随音など、圧縮によって欠落しがちな部分もしっかり表現されて
    いるのは、このあたりのチューニングの良さなのかもしれません。

    USBメモリにSONYのPCM-M10を接続するのも試してみました。
    基本的にはiPodと同じ傾向ですが、音のリアルタイム感がiPodよりちょっとだけ
    良いかもしれません。
    ただ、フォーマットがMP3/WMA/AACなど、非可逆圧縮形式に限定されるので、
    せっかくのPCM-M10の良さは生かせない部分があります。
    できれば、FLACやWAV,AIFFにも対応してほしいところです。

    そして、iMacに接続したUSBオーディオからは光デジタルでつないでいます。
    iTunesからの再生では、音が少し整理された感じで、良くも悪くもiTunesの音に
    なっています。
    同じUSBオーディオでもCDやFLACなどだと、格段に音質が向上します。
    これなら、K-521の内蔵CDを軽く超えている印象です。
    低音のしっかりした伸びが透明感につながっていますし、ボーカルが少し鼻に
    かかっているところなど、細かいところまでしっかり聴き取れました。

    これらを総合すると、気軽さならiPod、音質を追求するなら外部入力でCDや
    USBオーディオといったところだと思います。
    音質と気軽さを両立させるには、ぜひともWAV/AIFF対応を期待したいですね。

    なお、参考までにピンクノイズをUSBオーディオ経由でK-521で再生し、
    それをマイクで拾って、Mac用のスペクトラムアナライザ「iSpectrum」で
    表示させてみた結果を掲載しておきます。

    ホワイトノイズではないので、高域に向かってまっすぐ下がっているのは
    そもそもの特性です。
    極端なディップやピークもなく、非常に素直な特性でビックリしました。
    イコライジングは先日載せた設定のままですが、これも有効に働いているのかも
    しれませんが、特性的に見てもなかなか優秀だと確認できました。

    BASS : -2 / 100Hz
    MID : +2 / 2kHz
    TREBLE : +1 / 10kHz
    D-BASS : Off
    CONEQ : MODE 1
    Supreme EX : On

    正直、それほど大きな期待はしていなかったのですが、実際に使ってみると
    素直に音楽を楽しめる素晴らしいコンポです。
    このコンポがやって来てから音楽を聴く時間がぐっと増えたというのが、
    どんなレビューよりもこの製品の魅力を象徴しているといえるのかもしれません。


    【送料無料】代引き手数料無料♪コンパクトHi-Fiシステムケンウッド(KENWOOD) K-521-B (ブラッ…

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    Filed under: Mono Fellows
    2010/03/03 3:51 pm | KENWOOD K-521 音源比較編 はコメントを受け付けていません
  • 132月

    ずいぶん前からの懸案事項だったTIMEDOMAINスピーカーのケーブル
    ですが、やっと思い立って交換作業をやってみました。

    このスピーカーの入力はヘッドホンのミニジャックがスピーカーから
    直接生えていて、ライン入力する場合、変換ケーブルが必要になります。
    ただ、ミニジャックメス-RCAオスというのは、なかなかないんですよねぇ。
    そこでこのケーブルごと、交換しちゃおうというわけです。

    最初はそれでもまだ若干躊躇していて、変換ケーブルのほうを自作しようと
    していたんですが、スピーカーを分解してみると、意外と簡単に
    できそうなので、久々のハンダ付けとなりました。

    ハンダ付けは下手なので、そこの写真は割愛です。(^^;
    ケーブルはとりあえず実験なので、超安物にしましたが、音は驚くほど
    変わりました。
    そりゃまあ、これまではONKYO SE-U55Xのヘッドホン端子につないで
    いましたからね。
    それにしても、高音が伸びるし、透明感や立体感も格段の違いになるなら、
    もっと早くやればよかったなぁ。

    なお、タイムドメインの内部構造も初めて見ました。
    アンプはTOSHIBAのTA8207KというパワーICを使ってありました。

    カーオーディオ用途の石らしいですが、シンプルな回路のわりには
    なかなかかな。
    ただ、一度見ちゃうとボリュームもガリが出てきているし、いろいろと
    改造したくなってきちゃいます。
    久々にオーディオの楽しさを感じてきたなぁ。
    それもこれも、PCM-M10を借りたからかもしれません。

    これでまだまだiMac用のPCスピーカーとして頑張ってもらえそうです。
    むしろ、CDやエンコードの差がはっきりわかるようになって
    困るくらいですしね。

    Filed under: Audio
    2010/02/13 5:55 pm | 6 Comments