• 162月

    先日、みんぽすさんにお借りしたソニーのPCMレコーダー「PCM-M10
    ですが、今回はMacでの使用を中心にレビューしたいと思います。

    10432-604-155228

    PCM-M10自体は単体で録音できますし、microSDにも対応してますので
    Macでも、もちろん普通に使えます。
    USBケーブルでMacに接続すると、デジカメみたいにドライブとして
    認識され、ファイルのコピーも著作権保護などはなく、普通にコピー可能です。

    ただ、付属の編集ソフト「Sound Forge Audio Studio LE」は残念ながら
    Windowsのみです。
    この機種の特徴でもある24bit/96kHzの音声を編集するとなると、
    それなりの音声編集ソフトが必要ですからねぇ。
    そこでMacで使えるソフトを調べてみると「Audacity」が最適のようです。

    ファイル形式はMP3もしくはWAVですが、WAVは標準のままで読み書き
    できます。
    MP3はlameをインストールする必要がありました。
    設定画面からダウンロードしてインストールするだけですので、
    それほど難しいことはなく、MP3が扱えるようになるはずです。

    フェードインや音量の正規化など、基本的な機能はしっかり揃っていますし、
    動作も軽快なフリーソフトで、PCM-M10での録音・編集には必須かと。

    それだけでは面白くありませんから、Macとは直接関係ありませんが
    高音質プレーヤーとしての検証もしてみましょう。
    PCM-M10は録音機能もさることながら、MP3の再生もできます。

    また、ライン入力もありますから、SACDやCDプレーヤーをつないで、
    24bit/96kHzで取り込むということも可能なんです。
    そこで、CDプレーヤー「CDP-557ESD」と接続して録音してみます。
    録音レベルは手動、リミッターはオフにしました。

    ローパスフィルタはオンとオフを試しましたが、結果からいうと
    ライン入力ではオフが望ましいようです。
    ローパスフィルタを入れると、200Hzくらいから効くようで、
    サブソニックフィルタのようなイメージではないんですね。

    ローパスフィルタを切った状態だと、こんな感じで、しっかり低域から
    高域まで良い特性が見て取れます。

    ちなみにこのスペアナも前述のAudacityを用いて算出してあります。
    実際に試聴してみると、CDからの録音がなかなか健闘しているのが
    はっきりと感じ取れました。

    レベル調整が多少面倒ではありますが、MP3とは明らかに違う次元の
    サウンドがしっかり記録されています。
    パーカッションのかすかな高音や演奏時の空気感などがしっかり聞き取れます。

    余計なA/D変換が入る影響下、多少、音のハリが弱かったり、
    アタック音に付随するかすかなポップノイズっぽさはあるものの、
    上質のレコードを聴いている感覚ともいえそうな、アナログ的な味わいが
    楽しめました。
    これがSACDなら、さらに良い結果が得られるのではないかと。


    【在庫あり(15時注文迄当日出荷可能)】 SONY SCD-XE600 スーパーオーディオCD/CDプレーヤー S…

    ちなみにパソコン側でエンコードしたMP3も試聴しましたが、
    こちらは非可逆圧縮らしい音の欠けや多少の歪みはありますが、
    音自体の抜けはなかなかのもので、iPhoneあたりとは比較にならない
    音質でした。

    iPod Classicとくらべると、セパレーションやピアノのタッチの繊細さなどで
    一歩劣る部分も感じますが、それも一長一短あるなぁという程度で
    十分勝負になるクォリティーだと思います。

    ただ、断然オススメなのはやはり性能をフルに生かす24bit/96kHzでの
    収録ですね。
    MP3で7.5MBの楽曲でも180MBが必要になりますが、microSDにも
    対応していますから、カードをアルバム感覚で交換して持ち歩くのも
    良いかもしれません。

    私が初めてゲットした録音機材は「レコーディング・ウォークマン」を
    名乗っていた「WM-R2」という機種でした。
    1982年当時で37000円だったわけですから、それよりずっと安いお値段で
    これだけの録音機材が手に入るとは良い時代だなぁと感じました。

    B002QUYP2Q SONY リニアPCMレコーダー M10 レッド PCM-M10/R
    ソニー 2009-10-21

    by G-Tools

    10432-604-155228
    Filed under: Mono Fellows
    2010/02/16 10:05 pm | PCM-M10をMacで使う はコメントを受け付けていません
  • 132月

    先日、みんぽすさんからお借りしたソニーのPCMレコーダ「PCM-M10
    にからんで、録音した音声をブログに貼る方法をいくつか模索してみました。

    10432-604-154876

    以前試した方法としてはYouTubeに音声だけをアップできるようにする
    MP3Tubeがあります。
    これだと曲の著作権の問題をYouTube側でクリアできる点は良いのですが、
    音質はやはりイマイチです。

    Sound Lanternも使っていましたが、今は閉鎖してしまったようです。
    そこで見つけてきたのは「VOON」です。


    [VOON] Treumerei

    MP3でのアップロードができ、音質もそのままで維持されるようです。
    著作権の問題はありますが、ケータイやPCでその場で録音できるなど
    なかなか便利そうです。
    また、簡単な編集ならアップロード後にWeb上でできるのも良いですね。

    ただ、まだベータサービスですし、せっかくレンタルサーバーの容量も
    増えたので、自前でのアップロードもできるようにしました。
    再生はプレーヤーが付いていた方がやりやすいので、いつものように
    WordPressのプラグインを探します。

    見つけたのは「Audio Player」というプラグインです。
    先日もこれで貼りつけましたね。

    [audio:https://www.sara-mac.com/wp-content/uploads/2010/02/848aab8363a0952cec5432f74ad058b5.mp3|titles=Träumerei]

    ただ、レンタルサーバーによっては動画や音声のアップロードが
    禁止されている場合もありますから、その点は注意が必要です。

    できれば、SONYさん自体でもアップロードできる場所を提供してもらえると
    うれしいところです。
    期間限定でも良いので、音声作品のコンテストを開催するなどしてみると
    盛り上がるのではないでしょうか。
    もちろん、著作権の問題もできるだけクリアしてもらえれば、なお良いですね。

    ちなみにアップロードしたのは先日に引き続き、届いてすぐに紗羅に
    電子ピアノで、さらっと弾いてもらった2曲目、トロイメライです。

    24bit/96kHzで録音しましたが、電子ピアノ自体、8kHzくらいまでしか
    伸びてないんですよねぇ。

    アップロードの簡便さなどを考えると、最初からMP3で録音するのが
    良いのかもしれません。

    そう考えるとMP3とWAVの関係って、デジカメでのJPEGとRAWに
    似ているかも。
    できたら、同時記録ができたりすると良いですね。
    それも内蔵メモリと外付けメモリーカードに分けて記録するとか。

    ちなみに、メモリカードはメモリースティック マイクロのほか、
    microSDも使用できます。

    内蔵メモリがいっぱいになったら、そのままmicroSDに移行するといった
    クロスメモリー機能もあるので、空き容量不足の心配は少ないです。
    まぁ、最高音質(24bit/96kHz)でも内蔵メモリ4GBだけで1時間55分も
    録音できるので、ノンストップでどしどし録音できます。

    なお、次回はレコーダーとしてではなく、ミュージックプレーヤー
    としての観点で、レビュー予定です。

    10432-604-154876
    Filed under: Mono Fellows
    2010/02/13 12:44 pm | 2 Comments
  • 122月

    みんぽすさんからお借りしたソニーのPCMレコーダ「PCM-M10」が
    届いたので、早速開封です。

    10432-604-154760

    色はレッドでしたが、意外と落ち着いていて良い感じです。
    大きさは写真の通り、iPhoneとほぼ同じくらいの大きさ。
    厚さは結構ありますが、そのほうがかえってグリップしやすいでしょう。

    画面はモノクロ液晶で、以前使っていた同じソニーのポータブルDAT
    「TCD-D8」を思い出します。

    B0033KS5MY SONY TCD-D8 DATウォークマン (premium vintage)
    ソニー

    by G-Tools

    今でも父親のところで稼働していますが、電池の持ちはあまり良くないですね。
    あれは単3電池4本駆動でしたが、こちらのM10は単3電池2本です。
    それで約46時間も録音可能らしいですから、モーターなどの駆動部が
    ないのが功を奏しているようです。

    とりあえず最高音質の24bit/96kHzに設定して、うちにある電子ピアノ
    KORG C-700に接続して速攻で録音してみました。

    掲載の都合もありますので、これをMP3にして載せてみますが、
    やっぱり専用のオーディオ機器だけに安定した音です。

    下の再生ボタンを押すと、再生されます。

    [audio:https://www.sara-mac.com/wp-content/uploads/2010/02/chopin_waltz.mp3|titles=chopin_waltz]

    編集ソフトやMacでの取り扱いについては、また後日のレポートということで
    まずはかなり好印象のスタートです。
    これからいろんなものを録音してみたいと思います。

    B002QUYP2G SONY リニアPCMレコーダー M10 ブラック PCM-M10/B
    ソニー 2009-10-21

    by G-Tools

    10432-604-154760
    Filed under: Mono Fellows
    2010/02/12 9:08 pm | PCM-M10、到着 はコメントを受け付けていません
  • 024月

    以前少しだけやっていたピアノの自宅録音ですが、久しぶりにまたやってみようかと。
    といっても自宅には今、電子ピアノしかないので、今度はスタジオを借りてなんですけどね。

    以前は自宅だったこともあり、PCにONKYOのSE-U55Xを繋いでという形でしたが、今度はポータブルレコーダーが必要でしょう。
    とりあえず手持ちの録音機材としてはKENWOODのMGR-A7がありますけど、あれは16bit/44.1kHzまでなんですよね。
    ハイレゾでなければというわけでもないのですが、16bitだとどうしてもクリップしやすいというのもあって24bitなどの機材が良いなぁと。
    そこで再度、機材を再検討してみることにしたという次第です。

    まずは有力候補なのがKORGの「MR-2」です。
    これはDSD録音ができるというのが唯一無二という感じでして、2.8MHz@1bitでの記録が可能です。
    またPCMでも録音にもちゃんと対応していて、こちらも24bit/192kHzまでいけるのが良いですね。
    マイクがややイマイチらしいですけど、いざとなれば外部入力もありますし、AudioGateがTwitterアカウント無しで使えるというのもメリットの一つかな。

    もう少し安めのだと、やっぱりTEACあたりが狙い目でしょうか。
    DR-05でも悪くなさそうですけど、DR-07mkIIあたりにしておくのが無難なのかな。
    何度か購入候補になったこともあるんですが、見た目が結構安っぽいのがねぇ。

    あと、SONYのPCM-M10も以前から気になってますけども、24bit/96kHzまでなんですよね。
    TEACもそれは同じことですし、カタログスペックを重視しても仕方ないのでしょうけど、やっぱり多少気になるところです。
    同じ96kHzまでの対応でも、PCM-D50くらいになると昔のデンスケみたいな安心感があって惹かれるんですけどね。
    そういえば以前使ってたTCD-D8をまだ父親が持ってたなぁ。

    ということでやっぱりKORGが有力候補かなぁという感じですが、まずは一度、KENWOODで試し録音してみたほうが良いかも。
    あとは出張時などにもう一度、MR-2を見てこようかなと思ってるところです。

    Filed under: Audio
    2013/04/02 12:00 pm | 2 Comments
  • 031月

    父親がアナログレコードにハマってるというのは以前も書きましたが、これを録音する機材のことが気になってるようです。
    現状の手持ち機材だとDATデッキが有力なんですが、最近はテープの入手性もかなり悪くなっていて、アナログレコードよりもむしろ先に再生できなくなってしまう可能性がありますからねぇ。
    あと、私にちょっと聴かせてみたいというのもあるようですから、そうなると手頃に扱えるメディアのものが良いかと。

    真っ先に思いついたのはKORGのDSD関連の機材です。
    最近はハイレゾ対応のPCMレコーダーが格安ですが、アナログの良さをしっかり残す上ではDSDというのは面白いかなぁと。
    ポータブルのMR-2はだいぶ安くなってますが、MR-2000Sあたりだと本格的なオーディオ機器としても使えそうです。
    ただし、MR-2000SはHDDに録音する形ですし、パソコンを介さないとデータが取り出せないのが難点かな。

    通常のPCMレコーダーだと、TASCAMのDR-05や以前お借りしたこともあるSONYのPCM-M10あたりがお値段も手頃な感じです。
    私もすでにKENWOODのMGR-A7を持ってますから、お試しくらいならこれでも十分かな。

    ただ、どれもパソコンとの親和性は高いのですが、父親くらいの世代になるともうちょっとシンプルでオールドスタイルなデッキ風のほうが馴染みやすいんですよねぇ。
    メディアはSDカードで良いと思うので、MR-2000Sのような感じでオーディオ機器に組み入れやすい機種があると良いのになぁと思います。

    Filed under: Audio
    2013/01/03 9:00 am | 2 Comments
  • 286月

    ふと思い立って、モノフェローズとして、みんぽすさんからこれまでにお借りしたものをリストアップしてみることにしました。

    実際にお借りしたのは以下の通りです。

    FinePix F550EXR
    FinePix Z900EXR
    SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
    Olasonic TW-D7WM(T) / SONY WALKMAN NW-S754
    FOSTEX PA-2
    Marantz NA7004
    PHIATON PS20NC / MS400
    CASIO EX-ZR10
    AQUOS ネットチューナー
    FinePix F300EXR
    CAV VAZIO T-2
    FinePix Z800EXR
    Olasonic TW-S7
    SONY VAIO Z
    SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
    FinePix Z700EXR
    KENWOOD K-521
    SIGMA 70mm F2.8 EX DG MACRO
    SONY PCM-M10
    LOGITEC LAN-W300N/DR
    SIGMA SD14 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
    MetroFi 220vi
    HITACHI UT32-HV700
    FinePix S100FS
    SONY DSC-W170

    いやぁ、それにしてもスゴイ量です。
    モノフェローズになって約3年ですが、25回もお借りしてるんですね。
    貸出期間は大体1ヶ月ですし、中には長めのものもありますから、いつもほぼなにかしら借りてることになるでしょうか。

    種類別ですと、カメラ関連が約5割ほどでいちばん多いようです。
    あとはオーディオが4割弱、パソコン、家電がそれぞれ1割弱です。
    ここのブログの傾向にも寄るのでしょうが、そもそもカメラの新製品が多いというのもあるのかも。

    メーカー別ですと富士フイルムがいちばん多くて、1/4くらいを占めます。
    続いてシグマさん、ソニーさんといった感じです。
    ニコンやキヤノンがまったくないというのはちょっと意外ですね。
    クチコミを広めたいメーカーというのはシェアが中堅どころに位置づけてるところが多いからかもしれません。

    これまででいちばん印象に残ってるのはやはりシグマのSD14でしょう。
    これはもう返したくない(笑)という感じでしたからね。
    当時はFOVEONも一部のマニアだけのものでしたが、最近は少しずつ広がってきているような気がします。

    また、ビックリしたという点ではOlasonicのTW-S7がトップかな。
    オーディオ好きとしては正直それほど期待してなかったんですが、パソコン周りで使うには十分すぎるくらい、純度の高い音を聴かせてくれました。
    その後のヒットも頷けるものがありますね。

    次にお借りするものも実はもう決まっています。
    みんぽすさんには感謝でありますが、その感謝は拙いながらもレビューでお返ししていきたいと思います。

    Filed under: Mono Fellows
    2011/06/28 3:00 pm | モノフェローズでお借りしたもの はコメントを受け付けていません