• 0812月

    みんぽすさんにベンチャークラフトのiPhone 4/4S専用ヘッドフォンアンプ「Go-Dap Unit 4.0」をお借りしました。

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    最近はポータブルヘッドフォンアンプ(ポタアンと略される場合多し)が密かな(?)ブームですが、外付けのものが多い中、これはiPhoneのケースのように一体化してしまう形状になっています。
    単純に一体化するだけでなく、iPhoneのDock端子からデジタル伝送されるようで、音の純度を保って外部に持っていく工夫がされています。
    もうひとつのトレンドでもあるUSB-DACはiPhoneの制限からか、iPhoneで使うことはできない(iPadは可能な場合あり)ので、ほぼ唯一無二(FOSTEX HP-P1もあるけれど)のデジタル伝送のポタアンといえるでしょう。
    なお、届いたのはバーブラウンのOPA2134を使ったモデルです。
    同じデザインながら、新日本無線のMUSES8820Eを使ったものもあります。

    音質についてはまだエージング段階ということもあって、今回は詳細なレビューを避け、まずは使い勝手の面を中心に、気づいた点を挙げていこうと思います。
    まずはiPhoneを本体と合体させる必要がありますが、本体の上面はゴムっぽい材質になっていて、まさにケースのような雰囲気です。
    ただ、Dockのオスの端子が中に出ていますから、斜めからDockに挿し込みつつ、ケースに入れる必要があります。
    端子にまっすぐ挿せないわけで、ちょっとiPhoneの端子に負担がかかりそうな感じです。
    なお、外す時は説明書では、カメラ部分を押して取り外せ、と書いてあります。
    カメラのところは撮影が可能なようにえぐってありますから、たしかにこれで取り外せるのですが、ここでもDock端子は斜めになるわけですし、もうすこしスマートな取り外しができたほうがうれしいかも。
    このあたりは、他のケースなどを参考にして改善してほしいところです。

    装着してしまうと、まさに最初からこういう製品だったかのように一体化、といいますか、iPhoneが埋まってしまいます。
    iPhoneの電源ボタンやボリュームなどはゴム越しに押す形になりますが、操作性はほぼ損なわず、使い勝手は良好です。
    ただ、最初にも書いたように、上半分がゴムっぽい素材で、ほかにも間の赤い部分がまさにプラスティックな感じだったりと、質感は写真で想像していたのとはだいぶ違っていました。
    結構なお値段ということもあり、もう少しデザイン的な改善はされたほうが良いかも。

    また、使い勝手の面でも、ボリュームに基準位置の表示がないので、現在のボリュームの状態がわからないというのが結構困りました。
    下げたつもりで、そこからさらに上げてしまうと、大きな音にビックリなんてことも起こりそうです。
    ただ、かなり太いストラップでも大丈夫そうなストラップホールがあるのは落下防止にとても良いと思います。

    充電は底面のミニUSB端子につないでおこないます。
    iPhoneのDock端子は完全に本体内に埋もれて使用中ですから、iPhoneもこれで充電する形になります。
    充電の順番はアンプの電源が入ってる場合はまずアンプ、そちらがフルになったらiPhoneです。
    電源が入っていない場合はiPhoneのみの充電と、なかなかややこしい感じになっています。
    ただし、Go-Dap Unit 4.0自体がiPhoneの外部バッテリーとしても機能しますから、アンプに電池が残っていれば、アンプを使いながらiPhone側に給電することも可能です。

    しかし、充電に関してはもうひとつ困ったことがあって、それはアンプを充電中はアンプを使用できない、という点です。
    届いた時点ではユニットのバッテリーはほとんど空でしたから、充電がある程度進むまでは「ながら聴き」はできないんですよねぇ。
    充電完了には約5時間くらいかかりますし、上の充電の仕掛けと相まって、iPhoneをACで充電しながら聴くとか、自宅でアンプにAC給電しつつ音楽を…といった使い方は残念ながらできないことになります。

    これはきっと、同期用のUSBを充電で兼用しているのが、面倒な仕様の原因なんですよね。
    上手いこと、ひとつで済ませたいという思いはわかるのですが、これでは結局、iPhoneを取り外して…といったことが多くなるように感じます。
    実際、私も充電に際してはiPhoneを外して個別にやっています。

    できれば同時に充電できるよう、充電専用端子を設けたほうが良いのではないでしょうか。
    さらにいえば、ミニUSBではなく、マイクロUSBかDock端子のほうがケーブルが統一できて便利に感じます。
    そもそもiPhoneを完全に埋め込むのではなく、3GS版の3.0くらいの感じのほうが扱いやすいのかもしれません。

    使い勝手の面で出鼻をくじかれた感がありましたが、実は音質の面でもちょっと期待通りにはいかなかった部分があります。
    音そのものはエージングもまだ進んでいませんし、調整の余地もまだまだ残されているので、次回以降に。
    ただ一点、残留ノイズがかなり多いという点は、エージングによる変化はないでしょう。
    素のiPhoneよりも明らかに多く、ノイズキャンセリングイヤホンくらいの感じです。

    あと、デジタル伝送ということもあってか、ボリュームもアナログ的なものではなく、デジタルボリュームっぽい感じです。
    小音量だと段階的に上がる感じがあり、この際に量子化ノイズっぽいガリオームともまた違った雑音が小さく交じることもあるように感じました。

    今のところだと、正直、一体化してデジタル伝送としたメリットを感じることがあまりできていません。
    むしろ、iPhone自体の自由度を奪っているとさえ、感じてしまいます。
    もちろん、それらを補って余りあるほどの音質改善が望めれば良いのですが…。
    そのあたりは慎重にエージングとセッティングを実施して、次のレビューとしたいと思います。

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    関連エントリー:

    Filed under: Mono Fellows
    2011/12/08 9:04 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • SKY ONE Says:

    Go-Dap欲しいと言っておきながら、既に心はiBasso Audio D12 Hjに行ってたり
    でも、端子が両面なので、D5 Hjで良いか的な(笑)

    補助バッテリーの意味もあってGo-Dap考えてたんですけどね

  • MacBS Says:

    SKY ONEさん、コメントありがとうございます。

    補助バッテリーであれば、普通にeneloopなどに専業させたほうが良いというのが正直な感想です。
    3GSモデルのように大きめのDockみたいな感覚で使えるほうが便利かも。
    Dockの延長ケーブルでGD-03が使えれば、それも面白いかなぁと思ってみたり…。
    使える保証はどこにもないんですけどね。

    個人的にはiBasso A01を購入候補に考えていましたが、まだ悩ましいところがありますねぇ。
    全く別の選択肢も含めて、もう少し検討してみたいところです。