• 227月

    リサイクルショップで、何やら四角い箱のような正体不明の物体を
    見つけました。

    実画像サイズ 433 x 640 ( 70 kB )
    Exif 情報
    モデル名 DSLR-A700
    ISO 感度 / 露出補正値 1600 / 0.0
    露出時間/絞り 1/60 秒 / F 3.5
    露出補正値 0.0
    焦点距離 (35mm 換算) 50.0 mm (75 mm)
    全 Exif 情報表示…


    表が貼られていて、シャッタースピードと誤差範囲のようなものが
    書かれています。
    裏面に、操作のようなものも、ちらっと書かれていますが、
    イマイチ詳しくはわかりません。

    横には、ほんとにちっちゃなCdSのようなものが見えます。
    これらを総合すると、「これはどうやらシャッタースピード測定器
    なのではないかな?」と推察して、購入してきました。

    電池ボックスはなく、ネジを開けると、006Pをセットするように
    なっていて、回路もそれなりの感じで実装されてます。

    電池をゲットしてきて試すと、バッチリ、シャッタースピードが
    計測できました!
    というわけで、色んなカメラで試しては遊んでます。(笑)

    とりあえず、各社のカメラを調べてみると、こんな感じです。

    高速シャッターの計測精度は多少怪しい面もありますが、
    OHに出したカメラは、やっぱり精度が高かったりして、それなりに
    信憑性のある値を出してくれてるようです。

    とりわけ、Nikon F3の精度が目立ちます。


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    OH済みでゲットしたものなので、やっぱりオーバーホールは
    大事なのだなぁと感じました。

    ちなみに、シャッター幕のうしろのフィルムレールに、この機械を
    圧着させておき、前からライトを照らして計測する必要があるので、
    デジタルカメラでは使えませんので、あしからず。(^^;

    自作できるという強者の方は、下のサイトなどに回路図が結構
    流通してるので、参考にして作成されてみると良いかもしれません。
    http://www.geocities.jp/leitz_house/electronics/shutter_tester.html

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    Filed under: FilmPhoto
    2008/07/22 8:05 pm | 8 Comments

8 Responses

WP_Lime_Slice
  • SKY ONE Says:

    バルナックも使えないですね(笑)

    これって縦走りもだめなんですよね?

  • shigechan Says:

    お早うございます。
    非常に面白そうな機材ですね~。やっぱりメーカーがきちんとやる整備
    と言うのはたいしたもんですねって、当たり前ですよね。

    拙宅にあった初代LXは、サービスセンターでシャッター速度を実測して
    貰った事があります。その時は1/2000秒が少し遅めに調整してあると
    言う事でした。詳細はすっかり忘れましたが、他は十分に合っていたと
    記憶しています。

    それにしてもメカ物を精度よくコントロールするのは大変ですね。

  • MacBS Says:

    SKY ONEさん、コメントありがとうございます。

    バルナックでも、タナックは測れましたよ。(笑)

    縦走りは問題なく計測できます。
    レンズシャッターでも問題ありません。

    ただ、AE専用機は厳しいですし、
    実はNikon F3のようにフィルム蓋の開放状態を
    検知しちゃう機種も面倒です。

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    この機材、以前は駒村商会さんが取り扱ってた
    らしいです。

    ちなみに、表中ではCanon F-1前期のみ、自前で
    勘調整したものです。
    どうやら幕速が全般に遅いようですから、
    調整してあげようと思っています。

    1/2000秒が少し遅めにされてるのは、機械式の場合、
    温度差で差異が生じるので、幕が開かないよりは
    開いてオーバー気味になるほうが良いから、だったかと。

    機械式で精度を出すのは大変ですよね。
    メカニカルで完璧な精度が出せるのは1/1000秒が
    限度なのかもしれません。
    まぁ、この測定器の精度もそんなものでしょうけれど。

  • shigechan Says:

    今日は。

    高速側のメカシャッター調整の件は了解です。特にLXのメカシャッター
    は-30℃まで動作保証していましたからね。潤滑油の選択や各パーツの
    膨張率などを鑑み、調整していたんだろうと思います。

    その機材はなかなかのヒットではないでしょうか?

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    正直、シャッタースピードテスターは自作しようかと
    思っていたくらいだったので、大満足です。
    おまけにお値段も言えないくらい安かったですし。

    横走りで1/2000秒っていうのは、限界に違いものが
    あるのでしょうね。

    ちなみに、タナックなどは、さんざんな結果に
    なってました。
    バルナックなどは本機で使うなら、OHは必須でしょうね。

  • tonndenn Says:

    私は、このシャッターテスターを持っており、10年位前に35ミリカメラから大判レンズのシャッターまで測定したことがあります。このテスターの精度を確かめたくて、ニコンに知り合いがいたので、この人を通じてニコンのサービスセンターに持ち込み、サービスセンターで使用しているJIS規格のテスターと精度の比較をしました。非常に精度が高く、ほぼ同等の値がでました。ニコンのサービスセンターの技術の方(課長さんが実際に両方のテスターを操作)も非常に驚き、出張サービスの時は使いたい位だ、とのコメントを頂ました。
     なお、実際の測定に関しては、ただ適当に測定するのではなく、JISの規格があるので、それを参考にされたらと、思います。1/60以下のスローシャッターと1/125以上のハイスピードでは許容誤差範囲が違います。スローの方は1/3絞り分、ハイの方は1/2絞り分以内の誤差は許容範囲となっております。また、JIS規格では5回連続でシャッターを切った内の最大値と最小値を除外して、3回の平均値が測定値となります。私の場合は10回切った内の最大値と最小値を除外して、8回の平均としました。また、大判レンズの測定もしたので、メーターのケースに付いている換算表は-1絞り、1/2絞り、+1絞りでは不足なので、計算し直して、-1、1/3、1/2、2/3、+1絞りの表を作成した。これにより、シャッター速度による露出のバラつきが1/3絞り分の確認が出来る。
    更に、連続でシャッターを切った場合の最大値と最小値のバラつき、隣合わせの速度とのバラつき、例えば1/60秒と1/125秒の間が正しく1絞り分の露光量になっているのかも、大切な要素となります。JIS規格では、このような事も制定されています。因にフォーカルプレーンシャッターの測定では、JIS規格では、センサーの数は左右と中央の3個で測定することが規定されております。

  • MacBS Says:

    tonndennさん、コメントありがとうございます。

    テスター自体の精度があやしかったら、と思っておりましたが、
    かなり信頼できるようで安心しました。

    JIS規格、かなり細かく指定されているのですね。
    最大値と最小値を除外するのは、大学の頃の実験で良くやりました。


    同様の製品が出れば、今でも人気になると思うのですけどね。