• 286月

    みんぽすさんからお借りしている富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F550EXR」ですが、ファームウェアが1.13に更新されていたので、アップデートしてみました。

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    うちに届いた時点でも古かったので、1.10に上げてたんですよね。
    今回は1.13で、あまりファームウェア更新の多くないフジにしては頻繁な更新のほうかと。
    ファイルサイズも75.6MBと大きめで、GPSなど複雑な機能が多いカメラならでは、という感じです。

    なお、今回もGPS関連の更新はなく、以下のような、ちょっとしたアップデートといった感じです。

    ・シャッターボタン半押し時に、被写体の明るさや設定絞りによりモニター画像が暗くなる場合がある現象を改善
    ・防水プロテクターにカメラを収納した時、カメラのボタン類が反応しない場合がある現象を改善

    バッテリーをフル充電した後、アップデートしましたが、特に前後で変わった印象はありません。
    半押しでモニタが暗くなる現象も特にこれまで気になったことはなかったですね。
    更新後、時計や消音、ストロボモードなどの設定が初期化されるので、そこは注意が必要です。

    これだけではレビューにならないので、GPSの件もちょっと触れておきましょう。
    F550EXRはGPSが搭載されていますが、正直、全く使っていません。
    正確には「実質的に使えない」というほうが正しいかも。
    デフォルトでは測位がオフになってるので、これをオン(常時測位オン)にしてみますが、これがなかなかGPSアンテナを拾ってくれません。
    3分くらい電源を入れっぱなしで持ち歩いてみたりしましたが、結局位置を拾うことはできませんでした。
    上部のアンテナをちゃんと上に向けて、しばらく静止して待っていれば良いのかもしれませんが、そんな気長な方もそうそういらっしゃらないかと。

    また、常時測位オンにしてあると、バッテリーの消耗がかなり激しいです。
    私の感覚では100枚弱の撮影と合わせ、2〜3日くらいで電池がなくなる感じでした。
    それでちゃんと測位ができるのなら、予備のバッテリーを用意するなど、やる気にもなりますけどねぇ。

    iPhoneのように3G回線で補助できないという「理屈」は分かっていますが、それにしても使える機能になってないのでは搭載した意味がないかと。
    あえて言い切ってしまうと、GPSは搭載されてないと考えたほうが良いと思います。
    今後は郵便番号入力による補助、タッチパネルや音声による位置入力とか、iPhoneアプリからの測位情報転送など、見かけよりも実用性重視のGPS機能に仕上げていってほしいところです。

    ただ、実売価格はずいぶん下がってきていますし、RAWや高倍率ズームなど、欲張らずに欲しい機能を使いこなせば、コストパフォーマンスの高い機種だと感じています。

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    Filed under: Mono Fellows
    2011/06/28 10:45 pm | 2 Comments
  • 286月

    ふと思い立って、モノフェローズとして、みんぽすさんからこれまでにお借りしたものをリストアップしてみることにしました。

    実際にお借りしたのは以下の通りです。

    FinePix F550EXR
    FinePix Z900EXR
    SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
    Olasonic TW-D7WM(T) / SONY WALKMAN NW-S754
    FOSTEX PA-2
    Marantz NA7004
    PHIATON PS20NC / MS400
    CASIO EX-ZR10
    AQUOS ネットチューナー
    FinePix F300EXR
    CAV VAZIO T-2
    FinePix Z800EXR
    Olasonic TW-S7
    SONY VAIO Z
    SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
    FinePix Z700EXR
    KENWOOD K-521
    SIGMA 70mm F2.8 EX DG MACRO
    SONY PCM-M10
    LOGITEC LAN-W300N/DR
    SIGMA SD14 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
    MetroFi 220vi
    HITACHI UT32-HV700
    FinePix S100FS
    SONY DSC-W170

    いやぁ、それにしてもスゴイ量です。
    モノフェローズになって約3年ですが、25回もお借りしてるんですね。
    貸出期間は大体1ヶ月ですし、中には長めのものもありますから、いつもほぼなにかしら借りてることになるでしょうか。

    種類別ですと、カメラ関連が約5割ほどでいちばん多いようです。
    あとはオーディオが4割弱、パソコン、家電がそれぞれ1割弱です。
    ここのブログの傾向にも寄るのでしょうが、そもそもカメラの新製品が多いというのもあるのかも。

    メーカー別ですと富士フイルムがいちばん多くて、1/4くらいを占めます。
    続いてシグマさん、ソニーさんといった感じです。
    ニコンやキヤノンがまったくないというのはちょっと意外ですね。
    クチコミを広めたいメーカーというのはシェアが中堅どころに位置づけてるところが多いからかもしれません。

    これまででいちばん印象に残ってるのはやはりシグマのSD14でしょう。
    これはもう返したくない(笑)という感じでしたからね。
    当時はFOVEONも一部のマニアだけのものでしたが、最近は少しずつ広がってきているような気がします。

    また、ビックリしたという点ではOlasonicのTW-S7がトップかな。
    オーディオ好きとしては正直それほど期待してなかったんですが、パソコン周りで使うには十分すぎるくらい、純度の高い音を聴かせてくれました。
    その後のヒットも頷けるものがありますね。

    次にお借りするものも実はもう決まっています。
    みんぽすさんには感謝でありますが、その感謝は拙いながらもレビューでお返ししていきたいと思います。

    Filed under: Mono Fellows
    2011/06/28 3:00 pm | モノフェローズでお借りしたもの はコメントを受け付けていません
  • 246月

    みんぽすさんからお借りしている富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F550EXR」をその後もぼちぼち使ってみています。

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    だいぶ使い慣れてきましたし、自前のFinePix F60fdといっしょに持ち歩いて比較してみることにしました。
    F550EXRの設定はその後、ISO100固定、フィルムシミュレーションモードは「Velvia/ビビッド」、そして露出を-0.6EVとしてあります。
    F60fdのほうは以前からISO100固定で、FINEPIXカラーはスタンダードです。

    で、実際に撮り比べた写真を貼ってみましょう。
    まずはF550EXRです。

    カラーをビビッドにしたことで、だいぶ色乗りが良くなりました。
    これならJPEG撮って出しで使えそうです。
    もっと細かくパラメータ調整できれば良いのですけどね。

    そして、比較用のF60fdの写真です。

    こちらは色乗りは普通ですが、ノイズの量は同じISO100でもだいぶ違います。
    ただ、撮像素子の大きさがずいぶん違いますし、画素数も違うわけで、それにしてはなかなかF550EXRも頑張ってるなぁと感じます。
    ただ、動画やGPSなど、新たな付加価値の部分に魅力を感じなければ、買い替えを考えるほどではないというのが正直なところかも。
    EXRもだいぶ使いこなせてきたなぁと感じではあるので、今後のさらなる進化に期待というところでしょうか。

    あとひとつ、使っていて気になることが一点。
    それは文字表示のハガレです。

    なにぶん借り物ですから、かなり丁寧に扱っているつもりなんですが、カメラバッグの中で擦れたのでしょうか…。
    GPSの「S」の字はかなり消えてますし、電源の「ON/OFF」の部分もかすれ初めています。
    表面がちょっとツルッとした感触のものですから、それが災いしているのかも。
    私はあまり外観にはこだわらないのですけど、さすがにまだ半月ほどしか経ってない(おそらく2巡目なので、実際は2ヶ月くらい使用されてる可能性あり)こともあり、長期間使う上ではちょっと不安があるかもしれません。

    GPSに関してもなかなか衛星を捉えてくれなかったり、ストロボも相変わらず無条件にポップアップするなど、ハイエンドとして考えるとちょっと残念な部分も残ります。
    ただ、ストロボを指で戻すと非発光状態ならそのまま引っ込んだ状態が保持されるとか、微妙な改良(?)もされています。
    さきほども書きましたが、EXRの使い込みもだいぶ良くなってきましたし、そもそもお値段もかなり買いやすい価格になっています。
    実売価格を考慮すれば、機能豊富で遊べるコンデジに仕上がってるといえるかと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2011/06/24 7:27 pm | FinePix F550EXR レビュー 比較編 はコメントを受け付けていません
  • 126月

    富士フイルムの高機能コンデジ「FinePix F550EXR」をみんぽすさんにお借りしました。

    13616-604-224996

    このカメラに限りませんが、ファームウェアをチェックするのがクセになってるんですが、この機種も1.10になっていたので、まずはその更新から実施しました。
    なお、届いた時点では1.02でした。

    更新方法はUSBでカメラをパソコンに接続して更新アプリ(Windows/Mac)を使う方法と、メモリカードにファイルをコピーしてカメラ本体で実施する二通りが用意されています。
    今回は後者の本体でのアップデートで実施しました。
    1.10では以下の2点が改善されているそうです。

    ・電池消耗が早い場合がある現象の改善
    ・PCとUSB接続した場合、USB画面に遷移するまでに数秒かかる場合がある現象を改善

    電池消耗はGPS絡みというのもあるのかもしれません。
    他のカメラよりもアップデートにかかる時間が長めでしたが、そこはやはりGPSなど、機能が多彩だからこそ、なのでしょう。

    さて、アップデートも終わりましたし、早速、持ち歩いてみました。
    まずは肩慣らしですが、RAWに対応しているという点が非常に気になっていたので、即効でRAW+JPEG記録に切り替えます。
    RAWを記録するかどうかは画像サイズなどを変更できる「Fモード」ではなく、セットアップからのみ設定可能です。
    RAWファイルは1枚25MBほどあり、JPEGと合わせるとかなりのサイズになりますから、できればボタン一発、あるいはせめてFモードから変更できると楽なんですけどね。

    そういった操作感などはまた使い込んでからまたレポートするとして、まずは近所でちらっと試し撮りしてきました。
    まずはJPEGから。

    24mm相当から15倍という高倍率ズームですから仕方ない面もありますが、収差はかなり残っています。
    特にマクロ撮影ではそれが顕著に出る印象です。
    そして、それはRAWで撮るとさらにはっきりと出てきます。

    RAWはレンズ補正前のほぼそのままのデータが入ってるようで、樽型の歪曲収差がかなり激しいのがわかります。
    周辺部の倍率色収差もかなり目立ちます。

    今回はLightroomで現像したのですが、F550EXRには先日対応したものの、歪曲収差や周辺減光などは自動補正してくれないんですよね。
    手動ながら色収差だけでも補正をしてあげると、かなり良い感じになってくれました。

    手動による補正でしっかり追い込んでいけば確かにずいぶん改善されるのですが、常用するにはちょっと大変。
    ここはやはり純正の「RAW FILE CONVERTER EX」を使うのが良いのでしょう。
    この付属ソフト、どうやらSILKYPIXベースらしいので、今度はそちらでリベンジしてみようかと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2011/06/12 8:00 pm | FinePix F550EXR レビュー 到着&RAWお試し編 はコメントを受け付けていません
  • 145月

    みんぽすさんにお借りしている富士フイルムのコンパクト「FinePix Z900EXR」ですが、そろそろ返却の時期が近づいています。
    そこで、約1ヶ月使ってみての感想をまとめてみたいと思います。

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    まずは前回も書いた液晶画面のアイコンのきれいさについて。

    Z700EXRと液晶の大きさや画素数は仕様上同じなんですが、フォントやアイコンをキレイにしたようで、見栄えはずいぶん違っています。
    下のZ700EXRの表示と見比べていただければ、すぐにわかっていただけるかと。

    見た目だけでなく、タッチパネルの反応やUIも洗練されてきていて、完成度は確実に上がってきているようです。
    価格的にもずいぶん廉価でありつつも頑張ってるなぁという印象ですね。

    なお、今回からは裏面照射になったということで、高感度の画質も試してみました。

    小さな撮像素子で1600万画素というのはかなり無理があるかなぁと想像してましたが、ISO1600でこれくらいの画質を確保できるのは頑張ってるなぁと、こちらも感じました。
    Z700EXRはあいにく撮影時に持ってなかったので、同じ裏面照射のWX1で撮ってみました。

    露出も違いますし、こちらはISO400止まりで撮れていて、しかもレンズが明るいのもありますが、Z900EXRは1/4秒、WX1は1/6秒になっています。
    手ぶれ補正の性能としてはWX1より歩留まりは良い感じでしたから、ゆっくり動く手ブレにも強くなったというZ900EXRの「新・手ブレ補正」は効いてるのだなぁと感じました。
    高感度ノイズもISO400で画素数も少ないWX1となかなか良い勝負をしていますしね。

    撮影自体については28mm相当の広角からとなったことで、使い勝手は向上した印象です。
    ただ、広角化によって、マクロ撮影時に周囲が流れる傾向が見受けられるのと、レンズに指がかかりやすくなったのは一長一短といったところでしょうか。
    特に後者については、気づかぬうちにレンズに指紋が付いて、写りが全体的に曇ったというケースがあったので、十分気をつける必要がありそうです。

    ただ、この手のカメラは持ち運びの良さや大画面での再生がポイントかと。
    ライバルも他のコンデジよりむしろ、スマートフォンかもしれません。
    タッチパネルの操作性もどんどんスマートフォンに近づいてる印象ですし。
    画質は当然、スマートフォンとは比較にならないわけですが、iPhoneなどの豊富なカメラアプリは今度ライバルになってくる可能性は高そうです。
    その意味でも今後はデジカメにも本格的なOS機能やアプリケーションが必要になってくるのかもしれませんね。

    13906-604-220477
    Filed under: Mono Fellows
    2011/05/14 9:00 am | FinePix Z900EXR レビュー後編 はコメントを受け付けていません
  • 244月

    店頭でもちらっと試したフジのコンデジ「FinePix Z900EXR」をみんぽすさんからお借りしました。

    13906-604-217601

    手持ちのZ700EXRと並べてみますと、さらに薄くなっていますね。
    それでいて、レンズは28mm相当からと広角になってるんですから、すごいものです。

    微妙なレイアウト変更はありますが、Z700EXR、それから以前お借りしたZ800EXRとも変わらないUIで、慣れた身には使いやすいです。
    また、スライドカバーがやや薄くなっていますが、開きやすさはむしろ良くなってる気がします。
    本体の塗装がツルッとしたものから、多少の指掛かりがある感じに変わったからかな?
    あと、全体的にリジッドな印象で、作りがしっかりした印象があります。

    タッチパネルの液晶画面も表示がきれいになって、UIもだいぶ進化しています。
    なお、この点についてはまた後日、別途レビューしてみたいなぁと思っています。

    そして、以前から気になっていた二点を真っ先に比較してみました。
    ひとつめは起動時間。
    Z700EXRもZ800EXRも最近のカメラで屈曲系にしてはやや起動が遅いところがありました。
    Z700EXRを実測してみると3.5〜3.9秒です。
    これに比べ、Z900EXRでは3.7〜4.1秒と、意外なことに若干ながら遅くなっています。
    SDカードによっても若干スピードに変化があるのですが、最初のメーカーロゴが表示されるまでの時間に差がありますから、誤差と呼べないレベルでほんの少し遅くなってるように思います。
    ちなみにFinePix F60fdでは2.3〜2.8秒ですから、もう少し頑張ってほしいところです。

    もう一つはEXR(?)独特の色被りです。
    Z800EXRもそうでしたが、シーンによって紫っぽい色になってしまったり、微妙にホワイトバランスがずれたような絵になってしまうことがありました。
    ということで、実際に比較して撮ってみました。

    まずはZ700EXRの色カブリの例から。

    空のハイライトの部分が微妙に紫っぽい感じになってるのが分かっていただけるかと。
    そこで、Z900EXRでもほぼ同じシーンで撮ってみました。

    見事にそうした色味は出ず、非常に自然な色合いになっています。
    逆にAWBが効きすぎのような気もしないではないですが、扱いやすいのは明らかにZ900EXRのほうでしょう。
    撮像素子が裏面照射CMOSに変更になったことも一因なのかもしれませんね。

    どちらもオートで撮りましたが、EXIFを見てみるとZ900EXRのほうはISO400まで上がって、シャッタースピードも非常に上がっています。
    このあたりのプログラムがどうなってるのかも気になるところではありますが、絵としてはノイズも少なく非常に安定した画質になってるような気がしました。
    そのあたりは次回以降もじっくり試していこうと思います。

    というわけで、今回は到着編ではありましたが、全般的に薄型コンパクトらしい使い勝手の良いカメラに仕上がっているように思います。
    タッチAFも使いやすいですし、カメラに詳しくない方でも失敗の少ない機種としてかなりオススメできると感じました。

    13906-604-217601
    Filed under: Mono Fellows
    2011/04/24 7:44 pm | 2 Comments