• 043月

    ペンタックスの新しいコンパクト「Optio H90」が店頭に並んでいたので、
    ちらっと触ってきました。

    I-10が人気な一方で、H90のほうはあまり注目されていない印象ですが、
    実際に触ってみると、なかなか良い感じでした。
    価格的にもかなり安いのですが、安っぽさは感じられず、ツートーン
    カラーもクールな感じで質感も良かったです。
    個人的には「銀 × 黒」がかっこいい感じでしたね。

    スクエアなデザインですが、グリップが効果的に配置されていますし、
    程よい厚さがあるので、持ちやすかったです。
    ただ、上面が平坦なせいか、電源ボタンはやや押しにくい感じでした。
    うっかりスイッチが入ってしまうよりは良いのかもしれませんが。

    レンズや撮像素子はおそらくI-10と同じだと思いますが、I-10ほどでは
    ないにしても、この大きさで5倍ズームというのはすごいなぁと思います。
    沈胴レンズの動作も軽快で、個体差かもしれませんが、I-10よりも
    なめらかに動いている気がしました。
    ボディのスペースに余裕がある分、機構にも余裕があるのかもしれません。
    ただ、手ぶれ補正が電子式のみなのは、価格的にも仕方がないところ
    でしょうか。

    画質については評価できるほど触っていませんが、マクロ域でのボケ味
    などはなかなか良さそうな印象でした。
    ただ、マクロの時に、合焦してないのにAFグリーンになる症状が
    何度かありました。
    PENTAXに限らず、どうも最近の機種はこれが多い気がしますねぇ。
    AF動作を高速化したための弊害なのか、それともOEM元が同じだったり
    するからなのでしょうか?

    とはいえ、液晶で十分確認可能ですし、あまり多機能にせず、シンプルに
    必要な機能が凝縮されているので、コストパフォーマンスが非常に高い
    良機ではないかと感じました。

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/03/04 5:08 pm | 8 Comments
  • 033月

    Panasonicのコンパクト「DMC-FX66」が店頭に並んでいたので、
    ちらっと触ってきました。


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    展示機がちょうどコスメティックモードになっていたのですが、
    この機種のひとつの特徴でもある機能でしょう。
    肌キレイ的な機能なわけですが、美肌、ナチュラル肌、褐色肌と
    肌の傾向を選べるのも新しい感じです。

    ただ、機能的に人種を限定しているようなふしもあるのですけど、
    そのあたりは大丈夫なのかなぁ?
    「はだ色」のクレヨンですら、うるさいご時世ですからねぇ。

    効果自体は店頭のポップでも十分確認できました。
    透明感の調整も3段階でできて、他社のメイクアップ効果以上に
    はっきりした効果が得られるような気がしました。

    カメラの操作系は相変わらず、アナログな要素を残したパナソニック独特の
    UIです。
    モード切り替えや電源などがアナログなスイッチになってるのは
    個人的にはわりと好きなほうですが、デジタルな操作に割り当てられている
    機能との差別はどこにあるの?というのが、そろそろ曖昧になって
    きている気もしました。
    さきほどの「コスメティックモード」はダイヤルですし、逆に昔は
    ダイヤルに割り当てられていたマクロはボタン操作になっていますし。

    ただ、全般的なメカや作りの精度の良さは、さすがだなという感じです。
    特に、薄型に仕上がった沈胴レンズの動きは非常になめらかで、
    これだと故障しづらいんじゃないかな?という信頼感を感じます。

    液晶割れ対策もしっかりされていますし、これまでジャンクになってしまった
    古い機種たちをたくさん見てきた身としては、ウィークポイントへの
    対策をしっかり取っている安心感が他ブランドより高い印象です。

    画質面は店頭ですからあまり細かくはわかりませんでしたが、
    画素数競争の弊害がまた高まっている印象はありますねぇ。
    レンズ性能も小絞りボケの観点からも、そこまで高画素化する意味は
    すでになくなってると思うのですけど、わかりやすいスペックという点で
    訴求しやすいのでしょう。

    そんな画素数のためというわけでもないでしょうが、SDXCに対応しています。
    ただ、MotionJPEGな動画は最大2GBまでという制限があります。
    こうした部分はちょっと中途半端かもしれませんね。

    ただ、これまでに少しずつ積み上げてきたいろんな機能は完成度を
    しっかり高めてあるように思います。
    その上でHD動画や超解像など、新たな試みにも挑戦しているという点では
    コンパクトなサイズでしっかり頑張っているモデルだと感じました。
    でも、このモデルにだけ言える話ではないのですが、そろそろガラパゴス的な
    展開からの脱却にも期待したいところかもしれません。

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/03/03 7:58 pm | DMC-FX66、触ってきました はコメントを受け付けていません
  • 023月

    少し前から話題になっていたマイクロフォーサーズ用のMFレンズ
    NOKTOR 50mm F0.95」がほんとに登場するようで。

    公式サイトではプレオーダーが始まってるようで、お値段は750ドルだとか。
    ベースがCマウントのレンズっぽいので、お値段的には良心的な感じです。


    八雲(YAKUMO)大口径F0.95単焦点レンズ(C-mount) YMV5095

    なお、最短撮影距離がちょっと変わってるようですし、少し改良されている
    可能性もありそうです。

    おなじCマウントでは25mmや17mmの0.95もあったはずですが、あれは
    イメージサークルが足りないのでしょうね。
    マウントアダプタだけでも結構なお値段ですから、描写が良ければ結構
    人気が出るかもしれませんね。

    0.95はさすがに使ったことがありませんが、FDやNikkorなどのF1.2でも
    極薄の被写界深度ですからねぇ。
    個人的にはFDのマウントアダプタあたりで遊んでみたいと思ってるんですが、
    APSサイズのミラーレスも気になるし、あとはマイクロフォーサーズの中古価格の
    動向次第かなぁという感じです。


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    Filed under: DigitalPhoto
    2010/03/02 2:46 pm | NOKTOR 50mm F0.95 はコメントを受け付けていません
  • 013月

    先日、カメラ店の店頭にニコンのコンパクト「COOLPIX S8000」が並んでいたので、
    ちょっと触ってきました。

    B0036MDFLA Nikon デジタルカメラ COOLPIX (クールピクス) S8000 ノーブルブラック S8000BK
    ニコン 2010-02-19

    by G-Tools

    レンズ周りのなめらかな盛り上がり方が特徴的だなぁというのが第一印象です。
    全体的にクールな質感で、RICOHのCXシリーズと似た雰囲気かと。
    レンズも10倍ズームということで、多少似てくる部分もあるのかもしれませんね。
    そんなCX同様、液晶の解像度が高く、きれいなのも印象的でした。

    で、電源を入れて撮り始めてみると、望遠端や暗いシーンでも手ぶれ補正の
    効きが良いなぁと感じます。
    これは効きが弱めなことで有名なリコーとはだいぶ違いますね。
    これなら10倍ズームも日常的に活用できるのではないかと思います。

    ただ、AFの精度にやや不満を感じました。
    全然ピントが合ってないのに、ピピっと合焦サインが出ることが多々ありました。
    わりと近接したシーンで多発していた印象ですし、個体差もあるかもしれませんが、
    ここはできればファームウェアで改善されると良いかなぁと。

    あと、レンズを格納する時に、二段階に引っ込む感じがありました。
    スピード的にはそんなに遅くありませんが、高倍率ズームですし、レンズの収納も
    トリッキーになってるのかもしれませんね。

    店頭で触っただけなので写りまではわかりませんでしたが、コンパクトに
    仕上がりつつも持ちやすさも犠牲になっておらず、使いやすいカメラになっていると
    感じました。
    裏面照射になってほしい面とか、画素数多すぎという気もしないではないですが、
    気軽に10倍ズームを持ち歩くのには良いのではないでしょうか。

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/03/01 1:25 pm | COOLPIX S8000、触ってきました はコメントを受け付けていません
  • 272月

    先日、Life-Xのキャンペーンでもらったクーポンの期限が今月末までに
    迫っていたのに気づいたので、慌ててPhotobackでフォトブックを
    注文しちゃいました。

    Photobackで作るのは初めてでしたが、専用ソフトのインストールなどは
    不要で、Webで全部出来るのは良いのですけど、このツールの出来が
    正直ちょっと古臭い感じなんですよねぇ。

    Flashベースなんですが、編集がかなりやりづらいです。
    フォトブックに使う写真をまずアップロードするんですが、実際に
    フォトブックに使う写真+予備10枚弱しかアップできません。
    事前にチョイスしておけ、ということなんでしょうねぇ。

    そして、写真を各ページに割り当てていくんですが、この写真を
    入れ替えるのに融通が効かないんです。
    2枚を入れ替えようとしたら、2枚とも一旦解除して自分で再配置しなくちゃ
    いけませんし、見開きごと入れ替えるとなると、さらに面倒です。

    ざっくり配置するのに、サムネイルの状態でざっと並べかえできると
    良いんですけどねぇ。
    せめてiPhoneのアイコン並び替えくらいのことはできてほしいところです。
    あれだって、あまり出きの良いほうじゃないわけですからね。

    結局、配置を決めてタイトルやコメントを付けるだけで1時間くらい
    かかりました。
    そしてさらに、最終レイアウトを確認するにはプレビューを作成する
    必要があります。

    これが出来上がるまでに、15分くらい待つ必要があります。
    そのわりには拡大したりすることもできませんし…。
    パスワード付きとか印刷制限があっても良いから、PDFで出してくれるなら
    多少待たされても良いんですが…。

    まぁ、今回は無料クーポンでしたし、実際に届いてみたら出来上がりに
    感動しそうな気もしますが、今はフォトブックも身近になってきたので、
    出来次第では今度は別のところで作ってみようかなぁ。


    【フォトブック35P】画面で簡単注文、部分拡大OKフォトブック スクエア 35P   写真現像

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/02/27 10:47 pm | フォトブック注文 はコメントを受け付けていません
  • 262月

    キヤノンのタッチパネル搭載コンパクト「IXY 10S」が店頭に並んでいたので、
    ちらっと触ってきました。

    B0037NX65S Canon デジタルカメラ IXY 10S ピンク IXY10S(PK)
    キヤノン 2010-02-19

    by G-Tools

    まず目を惹くのは背面全体を占めるタッチパネルです。
    背面には一切ボタンがなく、物理的なボタンは上面に配置されています。
    ちなみに、物理的なボタンは電源、再生切替、シャッター、ズームといった
    感じです。

    画面上には、かなり大きなアイコンが表示されていますが、ワイド液晶に
    なっているので、プレビュー画面を大きく妨げることはありません。
    ただ、かなり大きいわりにはシンプルな一色のデザインで、
    見栄えの点ではどうかなぁ。
    視認性は高いのですが、なんとなく「かんたんケータイ」みたいな
    印象を個人的には受けました。

    タッチへの反応もiPhoneとくらべると、ややモッサりした感じです。
    これは愛志せずちょっとだけ触れてしまうようなケースを認識しないように
    するためかと思いますが。
    ただ、アイコン表示のアニメーションもややモッサりしてますし、
    アイコンの多色化も含め、処理系の速度の問題も多少あるのかもしれません。

    タッチパネルでの操作自体は大きなアイコンのおかげで、片手でも
    ほぼ確実におこなえました。
    ただ、再生切替に物理ボタンが用意されている関係からか、再生モードへは
    タッチパネルから移行出来ません。
    上面の再生ボタンはかなり小さいですし、撮った写真をパッと見たい
    というニーズが多い機種だと思うので、これはファームウェアの更新などで
    対応できないかなぁ。

    あと、ボタンの配置については、上面だけでなく、側面や前面も積極的に
    活かしても良いのではないかなぁと。
    再生時にカメラの左右を軽く叩くと画像が切り替わるギミックを搭載
    してありますが、側面にボタンを設けた方が確実な操作ができる気もしますし。
    ただ、逆に撮影時なら、叩く動作のほうが便利かもしれませんね。
    ここにカスタムで機能を割り当てられたら良いなぁと感じました。

    現時点では「とりあえずタッチパネルにしてみました」という印象で、
    それを活用する部分がまだ弱い気がします。
    まだまだタッチパネルのI/Fがようやく整ってきたという段階なのかも。

    今後はこれをもっと積極的に活用する部分がほしいところです。
    やはりそれにはレタッチ機能じゃないかなぁと。
    このカメラに装備されているジオラマのようなフィルタも、撮影後に
    タッチパネルで適用範囲や強さなどを編集できれば、パソコンなしでの
    加工ができるわけで、大きな液晶とあいまって積極的に活かせるのでは
    ないかと思います。

    それと、これはいつも書いてしまいますが、これだけ高機能になってくると
    そろそろデジカメにもOSという存在が必要になってくるのではないかと。

    今のiPhoneはカメラ性能の面で所詮はオマケ程度のものですから、
    直接の対決相手にはなりませんが、タッチパネルの生かし方や
    豊富なアプリでの編集機能を考えると、将来、Appleからこれを活かした
    新しいタイプのデジカメやデジカメ機能付きiPod touchがもし現れたら、
    実質、OSのないカメラたちは機能面のアピールでは苦戦する立場に
    追いやられるのではないか、という気がしています。

    iPhoneカメラライフ iPhoneカメラライフ

    by G-Tools

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/02/26 11:20 am | IXY 10S、触ってきました はコメントを受け付けていません