• 035月

    PCオーディオに関する記事はブログや雑誌などで多く見かけるようになりましたが、こうしたところにほとんど書かれてないものの、私自身が結構気になってるのが音の遅れです。
    音楽だけを楽しんでる場合には全くといってよいほど気にならないんですけど、せっかくの高音質を映画やライブ映像などで楽しもうとすると「あれ?音が遅れてる」と気づくことがあります。

    いわゆるリップシンクがずれている状態ですが、これはUSB-DACなどでの処理時間による遅れ、いわゆるレイテンシによるものです。
    USB転送時のバッファやUSB-DAC側の処理速度によるものだと思いますけど、機器や環境によって結構マチマチなんですよね。
    文献によるとリップシンクのずれの検知限は音遅れで約125ms,許容限は音遅れで約185msだそうです。
    逆にパソコン側のオーディオ・インターフェースのレイテンシについてはWindows標準だと50〜100msらしいですが、ASIOやCoreAudioでは10ms以下の場合がほとんどらしく、これからすると検知限界以下ということになります。

    また、DAWソフトのStudio Oneでは出力デバイスのレイテンシを簡易的に(だと思う)表示できる機能がありますが、これによると以下のような数値が表示されます。

    内蔵オーディオ:23.88ms
    JAVS X-DDC:25.26ms
    RATOC REX-Link2EX:24.72ms
    hiFace:23.22ms
    AirPlay:2023.22ms

    ただこれは単純にサンプル数から算出した値だと思われて、実際にUStreamや通常の動画を見てみると内蔵オーディオに比べてUSB-DACでは明らかに音が遅れて聴こえることがあるんですよねぇ。
    とりわけバースト転送を使っているhiFaceでは顕著で、動画用途にはほぼ使えないといったほうが良いくらいです。
    逆にアシンクロナス転送になった最近の機器だと言われなければギリギリ気づかないくらいなので、聴感上で判断すると100ms前後でしょうか。

    ただいずれにしてもAirPlayを使った時のような遅れは出ませんから、アシンクロナス転送の機器を使う限りにおいては、細かいことを気にしなければ大丈夫な範囲だとは思います。
    逆にここを非常に重視する用途においてはオーディオ用機材よりもレイテンシを重視していると思われるDAW機材のほうが良いかも。
    中間的な位置づけのBabyfaceとかは両方の良さを兼ね備えていて良さそうだなぁと思います。

    できればループバックなどを使ってもう少し詳細な実測値を測ってみたかったのですが、どうも上手いやり方が見つからず一般論になってしまいましたが、なにか良い方法を思いついたらまた検証してみたいと思っています。

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    2013/05/03 12:00 pm | USB-DACとレイテンシ はコメントを受け付けていません。

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