MacBSの日常生活的日記

THORENS MM-001

突如故障してしまったONKYOのプリアンプ「P-308」ですが、フォノイコライザーを急遽調達ということで色々悩んだ結果に選んだものがやって来ました。
トーレンスの「MM-001」です。

オンキヨーとは違う方向性で新品というのが条件でしたので、予算内で見つかったのがこれだったと。
届いてみると先日QEDのHDMIケーブルをお借りしたイースタンサウンドファクトリーさんからの直送だったので、ちょっとビックリ。
よく考えて見れば同社がトーレンスの代理店ですから当たり前なんですけどね。
現行モデルだとMCにも対応したMM-008がオンラインショップにもあったわけですが、お値段的にだいぶ安いというのもあって、MM-001のほうが今回の緊急調達には良いでしょう。

そういうわけでMM-001はMM専用のシンプルなモデルですが、廉価なわりに評判は良いようです。
ACアダプター使用ですけど、これはDC出力ではなくAC16Vで本体に入れる形です。
説明書の類は全くないですが、海外製品には珍しく接続用ケーブルも付いて親切なほうかな。

本体は付録アンプの筐体みたいな雰囲気ですが、実際に聴いてみると、さすがトーレンス、レコードの扱いに慣れているなと。
まず感じるのがノイズが気にならないという点です。
耳障りになりやすい部分を少し抑えめにしてあるのかもしれませんが、それがごく自然なバランスなので、聴き心地が非常に宜しいです。
低域の量感はやや少なめに感じる場面もありますが、バッサリないわけではなく緩やかに自然に伸びています。

プリアンプとの接続ケーブルにはMark LevinsonやBlack Rhodiumも候補に挙がりましたが、聴き比べた結果、ジャンルを選ばないQED Qunex 4Sとしました。
マークレビンソンはまさにレビンソン色の音になり過ぎでしたが、ブラックロジウムは微妙に捨てがたいケレン味があったんですけどね。

また、今回もなぜか左chが鳴らないトラブルが。
どうやらレコードプレーヤーから直接出ているRCAケーブルのコールド側が接触不良だったようです。
そうなると、もしかしてオンキヨーのプリアンプは壊れてなかったのでは?という可能性もちょっと出てきましたが、あれは電源の入れ直しで治ったり再発したりしていましたし別問題かなぁ。
念のため、再試験してみようとは思いますが、音の好みとしてはもうトーレンスから戻したいとは思わないです。
単純に特性だけでいえば、P-308のほうがMC対応も含めて優秀なのかもしれませんけど、音楽としてのバランスの整え方はやっぱりずいぶん違うなと思い知らされた部分が強かったですからね。

当面はMMカートリッジだけで聴く形になりますが、幸い取り替えて楽しむのには困らない状況になってきつつあったりしますので、そこはまた追々と。
MCカートリッジのほうもMC昇圧トランスあるいはヘッドアンプで対応させようかなと画策しています。

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