MacBSの日常生活的日記

SPENDOR S20の故障を調べる

片chのツィーターが鳴らないという症状で、弟から預かったSPENDORのスピーカー「S20」ですが、素人なりに故障の原因を調べてみることにしました。

話によると、地デジ音声の再生中にスパイクノイズみたいなものが発生して、その時から急に鳴らなくなったとのこと。
ツィーター自身が飛んでいる可能性も高いですが、それ以外に原因がある可能性も高いと考えて、ネットワークを見てみることにしました。
スパイクノイズが入ったからといって、パッシブネットワークを介している以上、ツィーターの許容入力を超えるような大音量が入るとはちょっと考えづらいところもありますし。

密閉型のスピーカーなので、ウーファーを外して前からアプローチしていくと、ネットワークにたどり着きました。
見ての通り、トランスが崩壊していますね。
固定金具(?)は途中で破断していますし、部品の一部は内部に転がっていました。
ひとまず部品は組み立ててみましたし、配線が切れてないことは確認しましたが、やはり音が出ません。

そこでツィーターだけを取り出し、小音量でアンプに繋いでみましたが、やっぱり音は出ませんでした。
少なくともツィーター自体は物理的に壊れているようです。
ちなみにツィーターはScanSpeakのD2010/851300ですので、購入は可能ですけど、結構なお値段なんですよねぇ。

それにこのネットワークの状況を見る限り、そもそもツィーターに不要な帯域まで入り込んでいて、その影響で壊れた可能性も高いのではないかと。
もしそうだとすると高価なツィーターを交換しても、また切れてしまう可能性も高いでしょう。

素人目にもわりと簡単な回路っぽいので、ネットワークごと自作しても良いのかもしれませんが、左右のバランスの問題もありますし…。
ひとまず、自分のスピーカーではないこともあり、これ以上深入りするのは危険と判断して、元に戻しておきました。
しっかり鳴れば、まだまだ素晴らしい音を奏でてくれるスピーカーですし、なんとかしてあげたいところではあるのですけどね。

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