• 067月

    Lotooのスティック型USB-DACアンプ「PAW S1」を導入してみました。

    先日もShanling UA2を導入したばかりですが、意外と出番が多く、聴く時間の長さを考えると据え置き機より長いくらいでもう少し注力してみても良いかなと。
    仕様はかなり似通っていますが、こちらは3.5mmアンバランスと4.4mmバランス(UA2は2.5mm)だったり、DACチップがAKM4377(UA2はES9038Q2M)と微妙に毛色が違います。
    あと本体に液晶があったり、DAC側で音量コントロールするところなどが異なります。

    まずはファームウェアをチェックすると1.0.0.8になっていたので最新の1.0.0.12にしておきました。
    更新にはMacも使えるのでわりと便利です。
    音傾向としては素直な印象で、数字よりもアンプが力強く感じられます。

    液晶表示もかなり便利で、サンプリング周波数もしっかり確認できるので「実はこのソフトはDSDネイティブ再生に対応してなかった」なんてのもすぐに分かります。
    すぐ消灯されるのでiPhoneのバッテリー消費もそこまで心配する必要はなさそうです。
    NAS経由でハイレゾ再生していると1時間くらいでiPhoneのバッテリーを14%くらい消費しましたが、純正のミュージックだと全くと言って良いほどバッテリー消費(せいぜい1時間で1〜2%ほど)しないので、普段使いとしては純正でいくのが良いのかも。

    Shanling UA2と比較してみると、UA2のほうがなんとなくナローレンジに感じる場面があります。
    むしろスッキリしてるとも言えるのですが低域が薄いのはどうやら確実に違いとしてあるようです。
    インピーダンスがやや高めの場合は特に差があるのはiPhoneのみだとUA2はゲイン選択ができないことにもよるかと思いますが。
    あと、やはりiPhone本体でのボリューム調整は細かい調整には不向きで、その点はPAW S1は微調整可能で便利です。
    動画をちょっと見る程度なら本体でコントロールできるメリットもないわけではないですけどね。

    全体としては聴き疲れせず長時間聴けるなぁというのがPAW S1の強い印象でして、相性の良いイヤホンやヘッドホンだとずっと聴いていたくなります。
    相性が良いのはSHURE AONIC 3やOriolus Finschi、ヘッドホンだとSENNHEISER HD598などで、穏やかさを保ちつつ、音楽の躍動感をしっかり出してくれてポータブルであることを一瞬忘れさせてくれるような場面もあります。
    多少欲張ってハイゲインで鳴らすほうが元気はあって好みでしょうか。

    やや高域が強めになったりナローに感じられてしまうイヤホンがあるのもまた事実でして、Campfire Audio NOVA CKやDORADOとはあまり相性が良くないように感じられました。
    なぜか少しこもったような抜けの悪さが出てしまうんですよね。
    もちろんバランス駆動とかイコライジング、イヤーチップやリケーブルなどで対処可能な範囲だとは思いますが。

    4.4mm駆動に関してもひとまず2.5mmからの変換プラグを導入して動作確認程度に使ってみました。
    たしかにセパレーションは良くなりますが、中抜け傾向はあるのは他のバランス接続でもありがちなことでしょう。
    現状だと本質的なクォリティに大きな差はないので、気軽な3.5mmが良いような気も…。
    もちろん変換プラグによる鮮度低下もあるでしょうから、将来的にリケーブルの選択肢が広がったと捉える程度にしておくことにします。

    最近はBluetoothヘッドホンやイヤホンで簡易的に済ますことが多かったのですが、UA2とPAW S1でワイヤードで聴く比率もずいぶん増えましたし、そもそもの満足感が段違いです。
    イヤホン端子がなくなって久しいiPhoneですが、今は手軽なDACアンプの品揃えもそこそこ充実していますし、ひとつ持っておくと便利かなと思います。

    Filed under: Audio
    2022/07/06 5:00 pm | No Comments

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