Technicsのレコードプレーヤー「SL-1000」を入手してSAEC WE-308Nを手に入れましたので次はキャビネットを導入です。
初代SP10用としては当時有名すぎるほどだったLEAD-CONSOLEのLWB-ICです。
積層合板と鉛を組み合わせた構造で、重さは約15kgほどあります。
SL-1000のキャビネットもバネをしっかり使った良いものでしたが、WE-308Nを取り付けるには穴の位置が合わないですし、それはそれで現状維持で残しておきたいですからね。
このキャビネット自体、DENON DP-80やDP-75などにも対応していて、要は穴の開け方はそれぞれなわけです。
今回入手したものは見事に初代SP10用で、しかも穴の大きさ、位置ともにWE-308Nにピッタリ適合しますから、この出物を逃すわけにはいかないなと。
ちなみにSP10 mk2以降は穴の位置が異なっていて、初代だけが互換がない形です。
噂に聞いていたとおりSP10の固定ネジは異常なほど合わせにくい、締めにくいですが、そこ以外はわりとあっさり仕上がりました。
脚はちょっと大きめのゴム脚程度のものですけど高さ調整機構はあるので水平は出しやすかったです。
なお脚の下にはRKI-5005を敷いてあります。
ダストカバーはアクリルが上等ですが、やっぱり取り外しが簡単にできる構造になってないのでいずれはヒンジを外さないとです。
思っていた以上に鉛がふんだんに使ってあるからか、とにかく低域がすごいことになりました。
外付けのアームベースの出音とはまるで異なるので、やっぱりターンテーブルとトーンアームは同相で一体となって動くのが良いのかなと個人的には再認識した次第です。
SP10になってからはSTAXのイヤースピーカーでレコードを聴く機会も増えて、S/Nの良さも高まったような気がします。
音質的にはもう安定感があって不満なしといった感じですが、今となってはもう買えるものでもないですし、オススメしたって仕方ないのが残念ですね。