MacBSの日常生活的日記

CHORD Cobra Plus

CHORDのインターコネクトケーブル「Cobra Plus」をゲットしてみました。

もういいかげんケーブルは良いかなと思ってたんですが、CHORDのはもうちょっと試してみたかったんですよね。
フォノ周りでケーブルが必要になったというのもありますし。

ただ実際には使う場所を色々と試行錯誤することになります。
まずはレコードプレーヤーに繋いでみたんですが、なんとハムが発生してしまいます。
MR-611のプラグが非常にキツいので、ちゃんと刺さりきれていないのかもしれませんし、ホントにVEEプラグが壊れるかというくらいの固さで焦りました。

次はフォノイコライザーからプリアンプまでに使用しますが、こちらではハムやノイズは皆無です。
これまで使っていたAtlas Equator MKIIIと比べると誇張感がなく、素直な音の抜け方です。
おとなしく上品な表現ですが、高域のスクラッチノイズは強めに感じるので、高域は伸びていると思われます。

ただどうもおとなしすぎるというか、頼りない音になったのが気になります。
電源周りも見直したばかりなので、ケーシングの電圧だけで決めていたフォノイコライザーの電源極性を逆にしてみると、低域は一聴して増え、ナローレンジ感もぐっと減りました。
弦の艶が増すものの、やや歪みが増える印象はありますが、全般的にはこっちのほうが良さそうです。
ついでにプレーヤーの電源極性も逆にしてみると定位が良くなる分、音の広がりが減るという変化が。
しかし、低域の歪みが少なく安定感が増すようなので、こちらも逆(といっても電源タップ変更前に戻った)にしました。
どうやらこうした細かな差がCHORD Cobra Plusのほうが分かりやすいから、というのもありそうです。

しかしまだ適材適所と言い切れないように感じて、ハムノイズの件でノイズへの強さが分かったQEDでレコードプレーヤー周りを固めてみることに。
これまでのQunex SSはそのままで、イコライザーからアンプまでをReference Audio Evolutionにしました。
そしてこれまでそれを使っていたパワーアンプ高域側にCobra Plusを移動です。

するとこれが正解だったようで、Cobra Plusの高域の応答性の良さが活き、ハイスピードなサウンドが飛び出してきます。
ハイハットのキレが良いですし、押しはあるもののうるさくない絶妙なバランスです。
なんとなく霧が晴れたような印象もありますし、安定感もちゃんとあります。
なにより無用な固さがないのは低域側がChameleon Silver Plusなので、低域とのバランスが良いのもあるでしょう。

もちろん入れ替えた先のレコードの方もチェックしてみます。
こちらはQEDらしいリジッドさがあり、繊細さもあるもので、当初感じていた物足りなさは解消できました。
レコード周りはどうやらケーブルの物性をしっかり重視するQEDのほうが相性が良さそうです。
ということで、マニアックなシステム構成は以下のとおりとなりました。

[ デスクトップシステム ]
パソコン: Apple Mac mini
USB-DDC: JAVS X-DDC(電源:第一電波工業 GSV500)
DAC: ATOLL DAC-100
CDP: SONY CDP-557ESD
Record Player: MICRO MR-611
Cartrdge: SUMIKO Pearl,GRACE F-8L etc
Phono Eq: THORENS MM-001
Pre Amp: LINN MAJIK-IL
Power Amp: LINN LK140(低域側), LINN MAJIK-IL(高域側)
Speaker: DALI Royal Menuet II
電源タップ: Shelter, ORB DP-4i GOLD

USBケーブル: ACOUSTIC REVIVE USB-1.0PLS
デジタルケーブル: CHORD Prodac Pro(DDC), CHORD Signature Digital(CDP-ATOLL)
音声ケーブル: QED Qunex SS(ADP-EQ), QED Reference Audio Evolution(EQ-pre), ACOUSTIC REVIVE LINE-1.0R-tripleC-FM(DAC-pre), CHORD Chameleon Silver Plus(pre-LK140), CHORD Cobra Plus(LK140-MAJIK)
スピーカーケーブル: QED Signature Revelation(高域側),CHORD Epic Twin(低域側)
電源ケーブル: ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM(Shelter), WIREWORLD aurora3(ORB), WIREWORLD electra3(ATOLL), ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM(MAJIK-IL), Accuphase APL-1(LK140)

さすがにそろそろケーブルは卒業で、機材を…と思いますけど、こちらもATOLLの端子接触不良以外は特に不満がないんですよね。
その端子の接触不良が結構な致命的な問題になり得るので、場合によっては開腹して原因究明してみるべきかなぁとも思ってるところです。

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