MacBSの日常生活的日記

Atlas Cables Quadstar

東京出張のお土産というわけでもないのですが、偶然にもAtlas Cablesのインターコネクトケーブル「Quadstar」を見つけたので、「これは天命だ(違」とゲットしてみました。

Atlas Cablesというと最近では同軸デジタルケーブルのElement、その前はインターコネクトケーブルのEquator MKIIIをゲットして気に入ってるブランドです。
今回のQuadstarはそれよりもちょっと前の発売ということで、正直に言って知らなかったんですよね。
同社の製品ランクとしてはEquatorとHyperの中間くらいでしょうか。
アトラスは上に行くとグングン価格が上がるのもあり、国内価格は4万円近い高級ケーブルです。
Quadという名前のとおり、バランス伝送を意識した内容でXLRやDINケーブルのバージョンが有名っぽいですね。

スペックとしては5N-OFCでEquatorとそう変わらないですし、むしろ細いくらいですが、コットンを挟んであるみたいですね。
時代の違いのせいか、ランク違いからか、Integraプラグではなく、金メッキのプラグになっています。

ひとまずATOLL DAC100とLINN MAJIK-IL間に使っていたEquator MkIIIと入れ替えてみましたが、最近お気に入りのシフのフランス組曲がとても優しさを感じる耳辺りになりました。
だからといって音が鈍ったというわけではなく、Atlasの良さを残しつつ、CHORDのような音楽性を高める働きを兼ね備えた印象なのはコットンの影響かな。
高域はシルキー(中身はコットンだけど)に、低域は制動が効きつつ、土台がしっかりしました。

また、まるで映像が付いたようにピアノに実体感とライブ感が高まったと感じます。
今まではどうしても鍵盤や響板の音をマイクで拾っているだけといったダイレクトな雰囲気を感じるところがあったのですけど、先日替えたCHORD Epic Twinとの組み合わせも良かったのかな。

ただ、アトラスでありがちなんですけども、たしかに感動的なサウンドなんですが余裕のない時に聴いているとややイライラするようなこともあるんですよね。
そこで色々と試行錯誤した結果、LINN MAJIK-ILとLK140の間にQuadstar、ATOLLとMAJIK-IL間はEquator MKIIIと、アトラスでなるべく統一する形にしたところ、そうした印象がなくなりました。
スピード感、低域の充実感が強烈なのはこれまでのアトラスそのままに、ブリティッシュのポップスのような楽しい雰囲気を感じるサウンドに整いました。
それでいて女性ボーカルはしっとりと艶を保ち、ATOLLで使っていた段階で感じた高域のシルキーさが中域側までぐっと降りてきたようです。
これならソースを選ばず、オールマイティーに鳴らせるなというバランスになりましたね。

というわけで、現状は(OCB-1 SXも暫定的に入れて)以下の構成になっています。

[ デスクトップシステム ]
パソコン: Apple Mac mini
USB-DDC: JAVS X-DDC(電源:第一電波工業 GSV500)
DAC: ATOLL DAC-100
CDP: SONY CDP-557ESD
Pre Amp: LINN MAJIK-IL
Power Amp: LINN LK140(低域側), LINN MAJIK-IL(高域側)
Speaker: DALI Royal Menuet II
電源タップ: Oyaide OCB-1 SX, LOG AUDIO LD2000(プラグ:WF5018に交換)

USBケーブル: QED Performance Graphite USB
デジタルケーブル: Atlas Cables Element(DDC), CHORD Prodac Pro(CDP-ATOLL)
音声ケーブル: Atlas Cables Equator MkIII(ATOLL-pre), Atlas Cables Quadstar(pre-LK140), QED Reference Audio Evolution(LK140-MAJIK)
スピーカーケーブル: QED Signature Revelation(高域側),CHORD Epic Twin(低域側)
電源ケーブル: KRIPTON PC-HR500+HUBBELL(ATOLL), Wire World STRATUS Series 5-2(MAJIK-IL), Accuphase APL-1(LK140)

相変わらず機材とケーブルのバランスがおかしなことになってますが、趣味だからこれもアリでしょう。
さすがに、そろそろケーブルはもう上を目指せない感じにはなってきていますけどね。

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