MacBSの日常生活的日記

ACOUSTIC REVIVE REC-130SH-R レビュー 到着編

ACOUSTIC REVIVEさんからSHURE SEシリーズのリケーブル用MMCXケーブル「REC-130SH-R」をお借りしました。

この「REC-130SH-R」と「REC-130SH-S」は完実電気とアコースティックリヴァイブの共同企画であるものの、完実電気の専売商品となっています。
ですのでアコリバのWebサイトにも同製品は掲載されていないんですが、無理を言って開発時の試作品をお借りした次第です。
ちなみに完実電気はSHUREの代理店でもあります。

「REC-130SH-R」と「REC-130SH-S」はどちらも2芯構造を採用しており、ホットとコールドが同一導体になっているのが特徴です。
プラグこそ通常のステレオミニプラグですが、プラグぎりぎりまで「バランス」対応になっていますし、通常の同軸構造と違ってホットとコールドが全くの同一待遇というわけですね。
両モデルの違いですが、今回お借りしたREC-130SH-Rは絶縁材にポリエチレン・テレフタレートを採用していて、REC-130SH-Sのほうはポリエチレンという部分です。

うちはSHURE SEシリーズでもいちばん弟分のSE215ですが、これを純正ケーブルからREC-130SH-Rに交換してみます。
エージングはまだまだなので音質についてはまた次回詳しく書きたいと思いますが、予想以上の音の変化にビックリします。
バランス化したわけでもなく、ただケーブルが変わっただけですけれどもこれだけ違うものだな、というのが素直な感想です。

いちばんの違いは情報量で、純正ケーブルではずいぶんマスクされていたのだな、というのはエージング前の現状でも明確です。
オーディオ的なクォリティーは大きく進化しており、iPhoneでの再生開始時に出る微妙なノイズまで明瞭に聴こえてくるほどです。

音質についてはそのくらいにして装着感ですが、ケーブルのタッチノイズは若干ある印象で、SHURE掛けするので耳元に近い部分ではあまり気になりません。
そのSHURE掛け部分は純正ケーブル同様、ワイヤーが入っていて耳の形にフィットするよう、自由に変形させることが可能です。
ここの形状記憶ワイヤーには非磁性体の銅素材を使われているそうですが、そうした音質への配慮もさることながら、SHURE代理店でもある完実電気が開発に関わっていることもあって、曲げの感触が純正ケーブルに近いのはリケーブル時に違和感なく移行できるという点でもメリットかと感じました。

もう少しエージングを進めて、落ち着いてきたところで音質について別途書かせてもらいますが、思わず本体をグレードアップしたくなるくらいのリケーブルだというのは間違いないかと思います。

モバイルバージョンを終了