MacBSの日常生活的日記

Accuphase C-47

Accuphaseからフォノイコライザー「C-47」が発表されたようで。
まだイベントでの出展のみですが、お値段は660,000円(税込)で4月上旬発売予定だとか。

C-37が現行モデルですが、もう出てから5年経ったんですね。
アキュフェーズは最近定期的に新製品を出す傾向ですが、以前よりこれは完全に進化したな!と思えるものでなければ別に出さなくても良い気もするんですけどね。
補修部品の都合もあるのでしょうが、そういう機種ならmkIIみたいな扱いでも良いような…。

どうしてもネガティブな印象から入ってしまった理由は、MCのバランス入力が大きな売りとなっているせいもあるかも。
カートリッジ自体、4pinで出ているわけでその後に「バランス」にする意味合いがどうしても理解できません。
トーンアームをGNDに落としてシールドとした2芯シールド伝送という意味合いだとは思うのですが、シェルリードやアームの内部配線のほうも極めないといけないような気がしてしまうんですよね。
もっと言えばヘッドシェルにトランス入れたり、ヘッドアンプの初段を持ってきたり、光電式のような取り組みのほうが良い気もしてしまいます。
むしろ光電式カートリッジに対応するといったような抜本的な機能強化であって欲しいというのが本音です。

そうは言ってもXLRはオマケだと考えて4系統あるのは便利という風に割り切ったほうが良いのかもしれません。
ただそこもインプットセレクタがボリュームのようなアナログ切り替えでありながら、パネルの表示は小さめで、なぜかインピーダンスが7セグメントディスプレイに変更されている(インプットセレクタ自体はC-37も似た感じ)のも…。
どうも機能強化した部分を強調するような仕様になっている気がしてしまいます。

そのインピーダンスは200Ωが追加されたとのこと。
元々も100Ωと300Ωがあったわけですが、おそらくその中間ニーズが多かったのでしょう。
お値段はC-37が税込605,000円に対して1割ほどの値上げですが、フォノイコライザー自体がバランス駆動になっているのだとしたら仕方ないレベルかな。
ただそうだとすればアンバランス入力はバランス変換が必要になるわけで、そうはなっていないような予感もします。
薄めの筐体も高増幅率のフォノイコライザーには実は向いてない気もしますし、やっぱりネガティブな印象から抜け出せなかったです。
ただ、この時代にフォノイコライザーを投入するのは大変だろうと思いますから、出してくれるだけでもありがたく思わないといけないのかもしれません。

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