MacBSの日常生活的日記

Accuphase C-280L、オーバーホール完了

オーバーホールに出していたAccuphaseのプリアンプ「C-280L」ですが、思ったより早く完了の連絡をいただき、4/26に到着しました。

依頼したのが4/5、4/7発送ですから4/9到着として2週間ちょっとというスピードでやっていただけた形です。
GW前に仕上げよう!とペースアップしてやってもらえたのもあるかもしれませんね。
ちなみに過去の修理ですとお盆休みが挟まったりした影響もありますが、ほぼ1ヶ月近く掛かりました。
代替機という仕組みがありませんから、出す場合はやっぱり余裕を持っておいたほうが安心ですね。

皆さん気になるであろう金額は往復の送料(空箱を送っていただいた分も含まれると思います)、税込みで約7万円ほど。
Webサイトに記載されている概算見積りは5〜6万となっていて、この範囲であれば着手前に連絡不要としていましたが、その上限の6万円(税別)いっぱいいっぱい、という感じですね。
部品としてはLED、カーボン抵抗器、ケミコンも多少交換されていますが、大量なのはリレー(32個)、プッシュスイッチ(11個)、磁器コンデンサ(計18個)といったところでしょうか。
ロータリースイッチやボリューム類も分解クリーニングされていますから、作業時間が修理基本料(3万円)の60分を大幅にオーバーしまして、全体で3時間半ほど要しています。
もちろんこれだけの作業を自分でやったとしたら1ヶ月掛かっても終わらないでしょう。

見た目も大幅にキレイになっていまして、ガラス窓の透明度も増していますし、ボリューム類やパネルの内側から背面までどこもピカピカです。
もちろん元々付いていた傷はそのまま残っていますが、貴重な補修部品を不用意に使わず、丁寧に分解クリーニングしてくださったのはもう感謝の言葉しか出てきません。

さて肝心のサウンドですが、基本的な回路部分に問題はなかったとのことで、そういう意味では別物になったような変化というのではなく、10年くらい若返ったような感じです。
もちろん、これまでそれなりに使い込んできたからこそ、細部では歪みが減っている点や高域に伸びがあってセパレーションも改善して音場の精度が大きく向上しているなど、明確に違いは分かります。
おそらくリレーやボリューム類のメンテで、レベル差が少なくなったことも関係しているとは思います。

変化としてはCDよりもAKURATE DSやフォノで顕著でして、フォノイコライザーのノイズが減ったようにも思いますし、それらのソースではまだまだ伸びしろがあったということなのかもしれません。
また、リレーの劣化が入力端子によって違いがあったということも考えられます。

留守中はC-200Lを使っていて、その躍動感も捨てがたいなと思っていましたが、やっぱりこうやって戻ってくると緻密さや圧倒的な低域の質感に感動します。
最初のうちはやや高域がキツめな印象があったので、あまり電気部品が交換されてないとはいえ、多少のエージングは必要なようです。
電源投入からしばらくしてからの方が良くなるようにも感じていて、クリーン電源を使っているからというのもありますが、これまではあまり暖機運転というのはやらなかったのですけども、オーバーホールで鮮度も上がった分、そうした変化もより分かりやすくなったのかもしれませんね。

セカンドユーザー登録もしてありましたから、今回の交換部分については2年間無償修理の対象となります。
これからも出来る限り長い間、オーディオライフを共に過ごしていけたら良いなと思っています。

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