macOS Tahoeからボリューム操作のHUDが画面右上の通知センターともまた違う、控えめな表示に変わりました。
別にそれ自体は見づらいというほどでもないのですが、ミュートになった時もただの「ボリューム0」としての表示なので、ここはさすがにちょっと分かりづらいなと。
しかもボリュームを下げ続けた場合に以前の表示が残っていると完全に0になった表示が出ない時すらありますし…。
そこでちょっとSwiftの練習がてら、MuteHUDというユーティリティを作ってみることにしました。
せっかくならばLiqud Glass風味に…と思いましたが、実際にNSGlassEffectViewを使ってみるとすりガラスくらいの透明度で見た目がイマイチでした。
試行錯誤した結果、従来のNSVisualEffectViewを主体にした描画にしておきました。
表示よりもむしろ起動時やデバイス切り替え時、設定変更時などのイベント絡みの処理が若干大変でしたけど、Coding Intelligenceの手助けもあるので、思ったよりは順調にできた感じです。
少なくともFFTransよりは断然楽ですね。
それだけだとちょっと面白みがないですから、アイコンの種類を従来のボリューム形式に加えて、ヘッドホン、スピーカーから選べるようにしました。
表示位置も縦にオフセットできたり、大きさや表示時間(デフォルトはTahoeの表示と合わせて1.2秒)も変更可能にしています。
ボリュームも表示はできますが、Tahoe側の通知も出ますから重複して表示するのもなぁと思って、あくまでミュート通知ということに。
そっちはVolumeHUDという先駆者がありますが、あれはHomebrew経由ですから、ちょっと普通は扱いづらいでしょうね。
MuteHUDはメニューバーに入る形で、そっちのアイコンでもミュート状態が判別可能になっています。
これでApp Storeに申請しておきましたが、こっちのほうがむしろ大変なくらいです。
提出から32時間くらいは「審査待ち」が続いて、その後「審査中」が12時間くらい続いている状況です。
土日に入ったからおそらく週明けまでは動きがないかもしれないですね。
さすがに初回審査ですし、OS表示と類似した部分でもあるので、なにかダメ出しが出そうな気はしますが。
なお、TestFlightのほうは申請から数時間でOKが出て、ベータテストしていただける状態になっています。
https://testflight.apple.com/join/AVPk3C9W
ちなみにStore公開後は無料アプリとして提供予定です。
今後作ろうと思っているアプリの練習台としてはなかなか良い経験になったかなという気がしています。
できればApple Developer Programのコストくらいは回収したい気分ではありますけどね。
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