• 2911月

    体験版もあることだし、試してみようと思っていたApple純正の
    RAW現像ソフト「Aperture」ですが、これだけ趣味で写真をやってる
    ことですし、思いきって購入しちゃいました。


    Apple Aperture 1.5 (日本語版) [MA715J/A]

    インストールして起動すると、でっかい画面が広がります。
    iTunesなどの一般向けアプリと違って、やはりプロ向けなのだなと
    感じました。

    で、とりあえず手持ちのRAWデータをMacに入れて使ってみますが、
    どうもソフトの「作法」が最初は馴染めません。
    「プロジェクト」とか「ライトテーブル」、「バージョン」など、何を差すのか
    最初は理解しづらかったですね。

    極端な話、RAWを編集してJPEGに書き出すのでさえ、最初は分かりません
    でしたからねぇ。
    普通なら、「ファイル」メニューから「保存」とかやるのかなぁと思いますが、
    Appleのサイトを見ても

    Apertureのファイルメニューを開いても、保存コマンドはありません。
    Saveがないのは、必要ないからです。

    なんて風に書いてあります。(^^;
    まぁ、説明書とかヘルプを見れば良いんですけどね。
    ちなみに、実際には「書き出し」の中から「バージョンの書き出し」を
    選べば、JPEGに保存することができます。

    ただ、迷うのはソフトの「流儀」に慣れるまでの短い時間だけの話で、
    慣れてくると、便利さのほうが際だってきます。

    ホワイトバランスを取る場合も、ホワイトポイントピッカーを使う時も
    ルーペとRGB数値がカーソルに付随して表示されて、とても使いやすいです。

    また、レベルをルミナンスで4分割編集することで、写真のトーンを
    コントロールすることがとてもやりやすく、慣れるとトーンカーブよりも
    こっちのほうが便利に感じてきます。

    で、実際にNikon D70のRAW画像を現像したものを貼ってみます。
    左半分がPhotoshop CS2で現像したもの、右がApertureで現像したものです。


    800 x 602 (83 kB)


    もちろん、Photoshopでも右の画像まで追い込むことは可能だとは
    思います。
    ただ、Apertureのほうが手早く、しかも、いくつかの試案(これをバージョンと
    呼びます)を比較表示したりできるので、追い込みやすいです。

    大量のRAWを現像するのに向いているとはいえない面もありますが、
    「本気」の写真こそ、Apertureの出番だな、という気がしました。

    さらに、RAWだけでなく、JPEGもRAWと全く同レベルで編集ができます。
    SILKYPIXのRAW Bridgeのような機能が装備されてるんです。

    これがあれば、ホワイトバランスが崩れてしまったコンパクトデジカメの
    写真とか、銀塩フィルムのスキャンに納得がいかない場合の補正などに
    とても重宝しそうです。

    で、実際に銀塩コンパクト「BiG mini」の写真を補正してみた結果を
    貼ってみましょう。
    左がスキャンしたままの画像、右がApertureで補正した画像です。


    800 x 600 (80 kB)


    こんな具合に色相とかトーンなどを微妙に調整できますし、書き出し時に
    まとめて最終的な処理が実行されるので、レタッチソフトのような
    画質劣化も最小限に抑えられます。

    世間の評判では、もっと重くて完成度の低いソフトかと思っていましたが、
    全くそんなことはなく、ちょっとくせはあるけど、慣れれば快適な良作
    だと感じました。

    関連エントリー:

    Filed under: Start Mac
    2006/11/29 8:33 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • 羊パパ Says:

    35番の羊パパです。

    世間の評判は7割が嫉みです(笑)。
    ま、冗談はさておき、私の友人のカメラマンは早くからApertureを導入していたのですが、現行バージョンになって動作が劇的に軽くなったそうです。
    前バージョンは私もいじったことがありますが、ソフトの推奨環境がかなり特定されているだけあって、さすがに重さを感じたんですけど、現行バージョンはCoreDuoのMac Book Pro2.16でも充分に軽く使えます。
    インターフェイスはかなり独特ですが、仰る通り慣れるまでにそう時間はかかりませんしね。
    何といってもこれで34,000円というのが素晴らしい(笑)。

  • MacBS Says:

    羊パパさん、コメントありがとうございます。

    現行バージョンでスピードアップしたのですね。
    正直、1.0の頃は日本語化もされてなかったですし、
    完成度が高いとはいえない、という評判を耳にしていたので…。

    ライバル視されるAdobeのLightroomも試しましたが、
    正直、あれだと機能的に不足を感じました。

    ただ、LightroomもApertureも銀塩写真のワークフローを
    意識し過ぎている感があって、その点は少しだけ不満です。

    一応、似たような画像処理ソフトを作るのが、お仕事なものですから、
    その辺りは、ついつい厳しい評価になってしまうので、
    あえてレビューでは触れませんでしたが。(^^;

    とはいえ、カメラメーカー製のソフトよりは断然出来が良いですし、
    ライバルといったら、SILKYPIXくらいでしょうか。
    今後もますます完成度を高めていってほしいですね。