MacBSの日常生活的日記

AF Nikkor ED 80-200mm F2.8

少しずつカメラのほうに趣味を戻していこうと内心思っているのですが、そんな折、久しぶりにジャンクレンズを見つけました。
ニコンの中望遠ズームレンズ「AF Nikkor ED 80-200mm F2.8」です。

その後のDタイプでもNewがあるくらいで、この直進ズームのレンズは1988年くらいの発売と思われ、30年くらい前のものです。
オーディオもそうですが、やっぱりレンズも古いものに手を出してしまいますね。
ジャンクというだけあって、カビ有り、絞り粘り有りとなかなか懐かしい響きの但し書きが書いてありました。

古いとはいえ、当然ながら35mmフルサイズ対応でF2.8通しの明るさが魅力的でしたから、久しぶりに軽く整備しました。
といってもカビの大半は真ん中や前玉でしたが、絞り粘りのほうが問題が大きいと判断し、後玉を下ろしました。
絞りが粘ってると絞り込んでの撮影時に所定位置まで絞りきれずに露出オーバー傾向があったためです。
絞り羽根を清掃して、バネ部分も調整しましたが、完璧とはいかないかも。
ニコンでもココの部分はレンズによって構造が違いまして、バネへの依存度が高い構造になってるタイプはなかなか治らないんですよねぇ。

前玉はイモネジを外せばヘリコイドごと外せるというのは調べましたが、そこまでカビの影響はないと判断し、とりあえず試し撮りするにあたってはこのままで良いでしょう。
フィルタ枠にやや打痕がある(他も結構ぶつけてあった)のでねじ込みフードを探す前にひとまず77mmのフィルタを装着してみましたが、これは問題なく装着できました。

試し撮り具合ですが、まずは後玉の清掃前のF2.8開放での描写が上のような感じで、多少は年代を感じるものの、なかなか使いやすいレンズです。
使いやすいと言っても重さは1270gらしいので、軽快に持ち歩けるとは言えませんけどね。

後玉以外のカビはひとまずそのままで庭で試し撮りしてみましたが、影響が大きいのはこの部分だと思うので、だいぶシャープになっていると思います。
絞り羽根は絞りプレビューで何度か動かしてあげれば問題ないレベルのようです。
また周辺減光も結構あるので、そっちによる測光の誤差で開放時は暗くなる傾向もある気がします。

先日もマイクロフォーサーズのレンズを足しましたが、一部の高級なものを除けば手を出しやすいレンズもまた目立ってきたような印象はあります。
写真を撮るのがまずは何よりですけども、出かけた折には撮影とレンズ探しを多少楽しみのひとつにしてみようかなと思います。

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