ファインダーが優秀なカメラ

15年前

撮っていて、なぜか枚数が進むカメラってありますよね。
操作性が良いとか、持ち運びしやすいとか、色んな要素があるかと思いますが、
ファインダーの見えが良いというのも、結構重要なポイントになるように
私は感じています。

そんなファインダーの優秀さでいえば、まずこのカメラを挙げずにはいられないのが
ライカM3でしょう。

レンジファインダーはピントが直感的に確認できないというイメージも
あるかもしれませんが、二重像を合わせるというのも、撮影のリズムには
程良い感じなんですよね。

また、風景を切り取るという、あの爽快な感じは、何者にも代え難い体験に
なります。

一眼レフのファインダーや液晶画面に慣れた方でも、あの体験をしちゃうと
少し考え方が変わるのではないかなぁと。

もちろん、一眼レフもまた別の魅力があります。
ちょっと誇張されたほどのボケを体感し、あのフォーカスが合っていく瞬間は
「切り取る」楽しみというよりも、「打ち抜く」ようなゲット感かも。

銀塩時代のフラグシップなら、かなり安く、ファインダーの良いカメラを
入手できます。

ちなみに私が持っている中では、「PENTAX LX」が一番、ファインダーを
見ていて美しく感じるカメラかな。

もうすぐペンタックスから新しいデジタル一眼が発表されるようですが、
これもかなりファインダーには、こだわった製品のようです。

カメラはやはり「光学機器」ですし、人間との接点として一番近い位置にある
ファインダーは、これまで以上に重要視して、製品を生み出してほしいなぁと
思ってみたりしています。