• 207月

    みんぽすさんからお借りしているTokinaの超広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」ですが、その後もぼちぼち持ち歩いてなんとか少し枚数を撮って慣れてきたので、2回めのレビューをしてみようかと。

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    これは別にレンズのせいではないのですけど、とにかく今年は暑くてなかなか枚数が増えてませんし、単焦点との比較もまだ出来てない状態です。
    主にはNikon D300本体が大きくて重いので本格的に「今日は撮りに行くぞ」と身構えないと持ち出せないというのもありますが、この超広角の場合もレンズもなかなか立派なサイズですし、なによりこれ一本で用が足りるというわけではないのも大きいかも。
    都会の建造物などが主体の街撮りなら42mm相当もあれば十分なんですが、散歩がてらだともう少し寄りたいと思うことも多いです。

    前回も最短撮影距離が0.25mだと数値以上にもうちょっと寄れれば…と感じるシーンも多いと書きましたが、描写も近接よりも遠景向きに調整されている印象があり、近接だと諸々の収差が目立つような印象です。
    もちろんそこそこ絞れば問題なくなるんですけど、広角では元々少ないボケがさらに減ってしまって構図も含めて面白い絵にまとめるのは難易度が高くなってきますね。
    そこはどちらかというと慣れのほうが大きいのだと思いますけど。

    逆に遠景寄りの撮影になると、超広角でありつつズームが使えるというメリットが非常に伸びてきます。
    ズームに頼らずに自分が動くほうが良いと思っていますが、それでもどうしても場所的な制約で入れたくないものも出てきますからね。
    そういうケースでズームが使えるメリットは非常に大きいと感じます。

    18mm相当という広さも持て余すかと思いきや、いざとなればズームできるという安心感が良いのか、使い勝手は良好です。
    微妙に構図調整するという使い方をするにはズームリングがやや固めのチューニングかなという印象はありますけど、全長が伸びるようなことはないですから勝手に動いてしまうようなことはないですし、その辺りは慣れと使いこなしというレベルかと。

    前回も書いたように逆光にはやや弱めで、ゴーストや黒浮きが見受けられる傾向はあって、正直に言って非の打ち所がないような優等生タイプのレンズではありませんが、クセを活かして使いこなせば手に馴染んでくる玄人受けしそうなレンズだと感じます。
    手持ちのTokina 17mmも似た印象のレンズで長く愛用してますし、暑さを避けつつ、返却までには比較に持ち出したいと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2013/07/20 7:00 pm | Tokina AT-X 12-28 PRO DX レビュー 散歩編 はコメントを受け付けていません

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