MacBSの日常生活的日記

t.free

iPhoneの3G回線でテザリングができちゃうというサービス「t.free」というのがベータ公開されていたので、早速試してみました。

国内のiPhoneではテザリング機能が無効になっていて、それを実現するiPhoneアプリも申請時点で落とされるのが現状なわけですが、このサービスは特別なiPhoneアプリのインストールなしに実現しています。
実際に使うのは標準で入ってるSafariだけというのはスゴイですね。

ただし、テザリングを利用する側のパソコンはアプリのインストールが必要で、現状、Intel Mac用のみが提供されています。
また、期間限定のベータテスト中とのことで、現状は無料で利用できるようです。

MacBook Airにアプリをインストールして、早速接続しようとしてみると、アドホックモードのアクセスポイントが生成されます。
この辺りはiProxyに近い感じですが、SOCKやHTTPプロキシは使用しないですし、自分で設定する必要はなく、ただ接続を選ぶだけで自動でやってくれるので、使い勝手は上々です。

ここまでいけば、あとはiPhone側での操作だけですが、これが意外と手こずりました。
まず最初は上に貼ったiPhone側の手順が表示できず、一度Mac側のOS再起動をしたら出てきました。
あとは説明のとおりですが、さきほど出来たアドホックのアクセスポイントにiPhoneから接続し、Safariで以下のURLにアクセスするだけです。

http://tfree.jp/

ただ、このWebサイトも「接続中」のまま、先に進まないことが何度かあり、何度かチャレンジして「接続完了」の絵が出たら、テザリングが使えるようになりました。
このWebサイト上でどういう処理がされているのか不明ですが、この接続先の混み具合に影響されるのかもしれません。

なお、このページは開いたままにしておく必要があり、閉じるとテザリングも終了してしまいます。
iPhone自体もさきほどの手順では省きましたが、スリープになると同様にテザリングが途切れますから、スリープをオフにしておく必要があります。

iPhoneのバッテリーを考えると常用は厳しいと思いますが、非常用にはかなり役立つかと。
iProxyのようにプロキシによるものでないので、メールも受信可能ですし、速度も3Gなりのものではありますが、緊急用には十分使えるスピードでした。

あとはまだベータということもあってか、Mac側アプリのメニュープログラムの動作がやや不安定なのが気になるところかな。
接続がうまくいかないとアプリが固まったようになってしまうので、必要に応じてアクティビティモニタで終了してあげたりする工夫が必要なこともあります。
有料化モデルもどういった形になるのか、まだわからないところもありますし、WindowsやiPadなどへの対応拡大もわかりませんが、とりあえず試してみる価値はあるかと思います。

モバイルバージョンを終了